ノンフィクションストーリーで知る、インドの病院事情

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場所は、Kolkata(コルカタ)。

マザーテレサの家で知られるマザーハウス等のイメージから、ボランティアや病院など「人を助ける」という印象が強いかと思います。

しかし、インドはインド。病院事情を知っておかないと痛い目に遭います。

これから書くストーリーは、事実と現地での経験に基づいて書かれたものです。

もしも自分や大切な人の命を守りたい場合は、ぜひご一読いただきたく思います。

インド側の関係人物は、アダム(街で出会ったインド人1・偽名)とバブ(街で出会ったインド人2・偽名)、ポリス、病院の医者の4機関

第1章:事の始まり

2018年10月29日、ミャンマーから飛行機でインド・コルカタINした私たち。

クラクションの鳴り響く音や殺気、明らかな身分社会など、これまで旅してきたタイやミャンマーとは違う空気感に身を引き締めながら、空港を後にし、メイン通りであるサダルストリートへやってきた。

朝食を取っているあたりから、私たちのメンバーの一人、Kちゃんが体調に異変を感じ始めた。

その後、1日経っても熱がなかなか引かなかったため、病院に連れて行くことを決断。

ホテルのフロントで尋ねたところ、

「歩いて3分のところに病院がある」

らしい。

その子を元自衛官のSくんがおぶってその病院まで案内してもらうも、

「外国人は入れない、インド人専用の病院」

だった。

お昼にサダルストリート(別名、バックパッカーストリート)で出会った日本語の喋れるインド人アダムと”偶然” 再会。

他の病院を色々と教えてくれることになった。

しかし、いく先々で、「外国人である」ことや「宗教上の理由」で診療を断られ、やっとの事で受け入れてくれる病院を見つけ宿に戻ってきたのは深夜1時。

ヘトヘトになっている彼らを見て、ホテルで待っていた私たちは、

「インドでは、病院を探すだけで大変な苦労が必要になる」

ことをその表情や疲労感から悟った。

第2章:事態の急展開

翌日、メンバーの一人RさんがKちゃんの容態を見に病院へ。そこで医者から言われたことは、

「彼女の肺に黒いものが見える」

とのこと。

けれど、その原因が何だかはまだわからないらしい。

そのことを帰ってきたRさんから聞き、何か重い病気や感染症じゃないかとみんな心配になっていた。

話し合った結果、夕方にひとまずみんなでお見舞いに行こう、そこで様子を見てまた考えよう、ということになった。

 

お昼過ぎ、昨日病院探しを手伝ってくれた日本語の喋れるインド人バブ&アダムと合流。

昼ご飯を共にしながらも、彼らの目やペースの持っていき方に徐々に不信を感じ始めた・・。

病院まで彼らが送って行ってくれるということになるも、何か焦っている感じが拭えず、どんどん歩いて進んでいく彼ら。

Yさんを始めとした何人かが、「何かおかしい」と感じる。

彼らにペースを持って行かれないようにしつつ、私たちは病院へ着き、Kちゃんとも面会することができた。

しかし、入院してから1日が経つも、ちゃんと診察をしてもらっておらずカルテなどを何ももっていない。

結局、口伝えで、

「肺に黒いものが見える」

と聞いただけ。カルテはなく、病名もわからないままだった。

数時間後、医者がやってきた。

病名は何なのか、と尋ねたところ、

「Sepsis (敗血病)」

と言われる。

「レポートは?」

「まだない。」

この病気について、メンバーみんなで色々調べてみると、死にいたることもある重大な病気だということ。

そんな重大な病気なのに、何の治療もしていない状態。

一刻も早くちゃんとしたところで診てもらいたいと願う私たちは、この病院から明日にでも出るようにすることを交渉するも、

答えはNO。

今出すと「命の危険を伴う」から数日間ここにいるようにと医師から言われる。

そこへボブ(インド人2)が入ってきて、

「メディカルビザを取りに警察へ行こう」

「メディカルビザなしで診てもらっていて違法だから警察にはいかない方がいい。」

「それを隠すために医者にお金を払う必要がある。」

など、ちぐはぐなことを次々と言い出していた。

医者とボブと3人で話している状況の中で、終いには医者がボブに

「”Money”のことを後で電話しよう」

とだけ言い残していく始末。

わたしには、

「お金をいくら払えば出せるかは、明日フライトチケットを見てから判断する」

とだけ言い残し、医者はその場を去った。

「あれ、せっかく病院来たなら、患者の容態とか見に行かないの?」

「この医者は本当に患者を救う気があるの?」

と殴りたくなるも、我慢。

結局、この病院では何も解決しないし、病名すらわからない・・・。

その晩、みんなで会議をし、

「明日の朝、Kちゃんを連れ出して他の大きな病院で診てもらえるようにしよう」

ということになった。

 

第3章:事態の収束

Kちゃんを病院で診てもらうために梯子した夜から3日目の朝。

私たちは「病院を移る」ことを希望した。それを病院側に伝えるのだが、

今出すと、命の危険を伴うから数日間ここにいるようにと、昨日と同じように引き留められる。

何を信じればいいのか、、、

とにかく、

「医者の対応の悪さなどを見ても、やはりこの病院はおかしい」

と判断し、

「大きい病院に移動させるべきだ」

という結論で一致。

私たちは改めて、病院を変更することを希望した。

そして午前11時、無事医者と交渉し彼女を病院から連れ出すことに成功。

Sさんが調べてくれた外国人OKと日本語でも説明されている病院へ彼女を運んだ。

タクシーを呼んで、車で30分程度で病院に到着。

その大きな病院 Apollo Gleneagles Hospital は、すごく大きな施設の中にあった。

とりあえず、Kちゃんの診断とメディカルカルテをもらうまでは落ち着けない。

ここの病院の救急で事態を説明。

そこでKちゃんの症状を説明すると、ここへ行くようにと車椅子と場所を渡される。

Gastric(”胃”の専門用語)と書かれた別の建物へ移動し、そこで医者に診察してもらえた。

もう一度症状を説明し、聴診器で検査してもらったところ、緊急性は認められなかった。

Kちゃんの診療時、ここの病院の診察ではインド人医師の下に白人秘書か見習いがいて、症状や必要なことを書き留めていた。

患者の症状にとにかく耳を傾けており、日本と同じクオリティーが期待できそうだと感じた。

必要な薬と検査などの紙を渡してもらい、その場を去った。

↑診察結果の記録用紙

紙に書かれていた検査の項目には、血液検査とX-ray(レントゲン)などがあったけれど、両方ともやはり、Medical Visaがないとダメらしい。

「誰が病気かかる前からMedical Visaなんて取ってインドくるんだい」って言いたくなるけど、

そういうことらしい。

薬は処方してもらえるようだったので、吐き気止めと痛み止めの薬をもらった。

そしてもう一度、救急へ行き、まだ拭えていないSepsis(敗血病)という病気ではないかというのを、拙い英語で救急のドクターに伝える。

すると、「違う違う、そんなに元気でいられない。」と言われ、

「緊急の患者ってこういう人のことを言うんだよ」と、

周りのベッドで寝ていた酸素マスクをつけた人たちや管がたくさん体に刺さった人たちを指し示される。

ううん・・・そうかもしれないけれど。

一つ目のローカル病院が大変な病気って言ってたから、私たちも心配で・・・。

医師にそう言われてしまったので、薬だけとりあえずもらい、二つ目の病院を後にした。

 

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第4章:結末

結論を話すと、二つ目の病院は、大きな略奪ネットワークに組み込まれていない機関だったってこと。

で、まだ私は知らないけど、インドでは、下手に変なところに行くと、警察も病院も街で普段は親切に案内しながらフラフラしているインド人たちも全員がグルで動いていて、お金を基準にして駆け引きしながら生きている。

その世界はゼロサムゲームで、誰かが得をすれば誰かが損をする。

今の社会で目指されている「WinWinの関係」のビジネスとは程遠い。

そういうお金の流れ方をしている。

今回の場合は、ローカル病院に必要以上に少し多額なお金を払うだけで済んだけれど、これがインド人二人やポリスまで加わり出すと、その額は2倍、4倍・・・ と指数関数的に膨れ上がる。

そして何より、人の命の価値などは見向きもしていない。

一つ目の病院のトップの対応を見ても、患者を救う気など全くないことが窺われる。

なので、覚えておいてほしい。

もしそんな危険な目に遭いたくなかったら、何もない常時であれば、ローカルと付き合ってもいい(現地を知るためには安全な国では本来、これは楽しむべきこと)

だけど、何か緊急の場合や命が関わることの場合は、

そこらへんで知り合ったインド人とは絶対に、つるまない。信用しないで、自力で解決する。

この社会は「お金」でできています。

人の命や愛、優しさなどは期待しない方がいいでしょう。

善良な人たちをカモにして、インドで必要とされる100倍、1000倍のお金を騙し取り、彼らの原資にしていきます。

人の命<お金

そんな世界に、私たちは迷い込んでしまいました。

お金でできているインド社会の裏側。

嫌な経験だし、命が関わることでこんなことがあっては絶対に良くないと思う。

だから、少しでもこの経験を生かし善良な日本人の旅人の皆さまのお役に立てれば、と思いこの経験をストーリーにしました。

+

日本社会でも、過労死の問題だったり労働絡みの事件で、人の心や命、家族よりも組織の利益を優先し、命が軽視されている場面は少なからずあります。善良そうに見えて冷徹な人が日本にも、いないわけではありません。

逆に、インドにも、心ある人がもしかしたら田舎に行けばいるんじゃないか・・・

インド一ヶ月滞在中に、そんな優しさのある目をしたインド人に巡り会えることを祈っています。

 

★補足

インド・コルカタの病院について、2つめに行ったApollo Gleneagles Hospitalは安全な病院でした。

費用も日本の保険適用の場合の金額かそれ以下しかかかりません。

また、Medical Visaとは、インド政府が発行するもので、取得までに2日程度必要とします。これがあれば、血液検査やレントゲンなどを病院でやってくれます。

ただし、『緊急の必要性がある』と医者が判断した場合のみ、このビザなしでも治療をしてくれることになっています。

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