バックパッカーの必需品

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バックパッカーの持ちものは必需品しかない

必要最低限の荷物で長旅に出るバックパッカーにとって、持ちもののセレクトは旅の命運を左右するほど重要な作業です。荷物が多すぎても少なすぎても、旅先で不都合が出ることになります。

旅慣れたバックパッカーであれば、いつどういった状況でどのような持ちものが必要になってくるのかを経験則として理解しています。しかし初心者はついつい心配をしてたくさんのものをリュックに詰め込みがちです。「備えあれば憂いなし」とは言いますが、鎧が重すぎて戦えないのではなんにもなりません。
身軽かつ快適な旅を実現するためには、本当に必要なものを見極める目が大切です。

バックパッカーの荷造りの基本は、「持っていきたいもの」を持っていくのではなく、「持っていかなければ困るもの」だけを持っていくこと。
つまり、バックパッカーの荷物はすべて必需品だということになるわけです。

本当に必要? バックパッカーの必需品の条件

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本当に必要かどうかを見極めるポイントは、以下の3点です。

  1. 常に肌身離さず持っておきたいものか
  2. 旅の全行程において必要なものか
  3. 軽くかさばらないものであるか

反対にいえば、この3つの条件を満たさないものは再検討の必要があるという意味でもあります。

たとえば、旅行中のわずか数日間しか利用しないようなものであれば、それをわざわざ日本から持っていく必要はないわけです。現地で調達して、使い終わったらその場で売るなりほかのバックパッカーに譲るなりしましょう。
行く先々での物々交換も、バックパッカーの旅における醍醐味です。限りあるリソースを共有しあえば、みんなが幸せになれます。

そうして荷物の新陳代謝を繰り返すことで、身軽に旅を続けることが可能となるのです。

主要な必需品リスト

人によって必需品は変わってきますが、最低限これだけはあったほうがよいという品々をまとめてみました。

【お金】

何はなくともこれがなければはじまりません。いくら貧乏旅行を目指しているとはいえ、最低限のお金を使うことなしにはどこにも行くことはできないのです。
ただし、海外へ出ると日本円を扱ってくれている金融機関は思いのほか少ないものです。あらかじめドルかユーロに両替しておかなければ、快適にお金を使うことは難しいでしょう。

一方で、バックパッカーの旅には、常に紛失や盗難のリスクがつきものです。なるべくなら現金の所持は最低限にしておきたいものです。

そこで、セキュリティ面ではトラベラーズチェック、利便性の面では国際キャッシュカードやクレジットカードの活用が有効です。
特にクレジットカードは、いざというときに身分を保証してくれるものでもありますから、中身は少なくとも持っておくだけで役に立つこともあるかもしれません。

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【パスポート、ビザ】

海外へ行くならばパスポートは必須ですし、国によってはビザが必要なこともあります。事前によく入国条件を調べておくようにしましょう。

また、場合によってはパスポートに「見開き1ページの余白」がなければ入国させてもらえないということもあります。残りページが少なくなっている場合にはあらかじめ増補してから旅に出る必要があります。

縁もゆかりもない海外の地では、あなたの身分を証明してくれるものはこれだけです。万全の準備を怠らないようにしましょう。

【緊急連絡先の控え】

各国の大使館への連絡先は、何枚メモをとっておいても過剰ということはありません。

自由気ままに旅をするということは、それだけ想定外の事態が発生しやすいということでもあります。バックパッカーの旅において、トラブルはあって当然のものだと認識しておくとよいでしょう。
パスポートを紛失したりなど、自力ではどうにもできないトラブルに見舞われたときには、慌てず騒がず大使館とコンタクトをとるのが最善です。

【常備薬】

いざというときのために、風邪薬や解熱剤、鎮痛剤、胃薬、下痢止めといった薬は用意しておくようにしましょう。保険証のきかない海外で医者にかかると医療費が大変です。薬だけで症状が緩和するのであれば、それに越したことはありません。

もちろんどこの国にも市販の薬はあるでしょうが、上に示したような一般的な症状の場合には、薬も飲み慣れているもののほうが望ましいです。
「日本の薬は海外では効かない」という言葉もありますが、これはあくまでも、その土地特有の病気にかかってしまった場合の話です。

また、持病があって日常的に薬を服用している人の場合は、医師に相談して事前に薬を多めにもらっておくとよいでしょう。長期の旅行だと申告すれば、2か月から3か月分程度までは出してもらえることが多いです。
さらに、病状について詳しく英語の診断書を書いてもらっておくと、旅先で体調を崩したときも安心です。

【衣料品】

衣類は人間が社会生活をしていくうえでの基本です。しかしリュックに詰められる量には限度がありますから、よく厳選しなければいけません。

「バックパッカーの服装・リュック」のページを参考に、基本の服装から揃えていくのが望ましいでしょう。よほど寒い地域へ行くというのでないかぎりは、防寒具もパーカー1枚程度で問題ありません。

困ったら現地調達をすればよいのです。そもそも衣類は、現地で買うほうがその土地の気候に適したものを見つけやすいものです。

【タオル】

長旅では、タオルはさまざまな場面で活躍してくれます。
特に、長めで薄手のものが理想的です。

一般的なタオルとしての用途はもちろんのこと、長めのタオルは防寒具として効果的なのです。マフラーやストールのようにして使うこともできますし、安全ピンと組み合わせればレッグウォーマーにだってなります。

何より、薄手であれば濡れても乾きやすいというのもポイントです。必要最小限の装備で何日も動き回る旅では、荷物が水を含んだ際の重さは想像以上に疲労感を増幅させます。すぐに乾いてくれるものだけを持ち運ぶことは、旅の快適さに直結するわけです。

【安全ピン】

上にも登場しましたが、安全ピンは長旅においては非常に有能です。初心者にはなかなか思いつきづらい品ではありますが、リュックのなかに1ダースほど忍ばせておくと、なにかと役に立ってくれるはずです。

たとえば、足場が濡れているときにズボンの裾を上げておくことで、水を吸って重くなったズボンのまま歩くという事態を未然に防ぐことができます。衣類のボタンが取れてしまったときにも、応急処置として留めておくことができます。洗濯ばさみやホッチキスの代用として使うことも可能です。

安全ピンは、シンプルでありながら、アイディア次第でいくらでも便利に活用できる優れたツールなのです。場所をとらないというのもバックパッカーにとってはありがたいですね。

【爪切り・耳かき】

長期の旅となると、爪切りや耳かきもないと不便です。伸びすぎた爪は旅の邪魔にもなりますし、国境を越える際には身だしなみも大切です。きちんと手入れをしておきたいものです。

現地調達でよいのではないかと思う人もいるかもしれませんが、これらはともに、体のなかでもデリケートな部分に直接触れるものです。使いかたを誤ればケガをすることだってあるでしょう。日ごろから使い慣れた日本製のものを使うほうが余計なストレスを感じずに済むはずです。

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