フランス・パリのセーヌ河岸を散歩してみた。見どころ紹介

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フランスの歴史と文化の縮図 パリのセーヌ河岸

パリのセーヌ河岸(Paris, Banks of the Seine)は、フランスの首都パリにあるユネスコの世界遺産です。1991年に文化遺産として登録されました。

パリを代表する河川であるセーヌ川の河岸のうち、シュリー橋からイエナ橋までのおよそ8キロメートルの範囲が世界遺産としての登録対象となっています。また、中洲であるシテ島およびサン・ルイ島もこの範囲に含まれます。
これはまさしくパリ市街の中心部で、フランスの歴史と芸術とが凝縮された地区です。近現代の有名な建築物もたくさんこの範囲には存在します。

いわば、フランスという文化そのものが世界遺産になっているのだと考えることもできるでしょう。

パリは小規模な都市ですので、世界遺産に登録されている範囲は、半日程度で見て回ることができます。

セーヌ右岸のみどころ

セーヌ川の右岸(北側)には、伝統ある建造物や広場が並んでいます。

【ルーヴル宮殿】

ルーヴル宮殿(Palais du Louvre)は、16世紀半ばから建設がはじめられた、フランスの宮殿です。その計画は宮殿に相応しく壮大で、3世紀をまたいで建設が続けられました。
そのため、さまざまな時代の流行りの建築様式がそれぞれ顔を覗かせているのが特徴です。

関わった建築家や芸術家としては、レスコー、ルメルシエ、ベルニーニ、ル・ブラン、ペロー、ヴィスコンティといった錚々たるメンツを挙げることができます。

フランソワ1世以来、代々のフランス王が王宮として利用してきましたが、ルイ14世がヴェルサイユ宮殿を建ててからは、美術品の収蔵場所としての側面が強くなりました。
現在では、ルーヴル宮殿はルーヴル美術館として利用されています。

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【ルーヴル美術館】

ルーヴル美術館(Musee du Louvre)は、フランスの国立美術館であり、世界最大規模の美術館でもあります。60,000平方メートルを超す展示場には、35,000点にもおよぶ美術品が展示されています。
代表的な展示品としては、『サモトラケのニケ』や『ミロのヴィーナス』、ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』やドラクロワの『民衆を導く自由の女神』などがあり、誰もが知る有名美術品の数々が収蔵されています。

前述のとおり、もともとは王宮でしたので、美術館そのものも価値ある美術品となっています。すべてが見どころとなっている美術館なのだといえるでしょう。

【シャンゼリゼ通り】

シャンゼリゼ通り(L’Avenue des Champs-Elysees)はパリ市内北西部に位置する大通りで、フランス国内では「世界で最も美しい通り」との呼び声も高い中心的な道です。
1970年代に流行歌『オー・シャンゼリゼ』がヒットしてからは、パリ市街を象徴する通りとして日本でも有名です。

約3キロメートルにおよぶ通りは、コンコルド広場からシャルル・ド・ゴール広場まで続いており、この通りを歩くだけでもパリの主要観光スポットの数々を見て回ることができます。また、歴史的重要性の高い建造物も多いため、シャンゼリゼ通りとその延長上の直線は「パリの歴史軸」とも呼ばれています。
毎年7月14日に開催されるパリ祭りでは軍隊による大規模パレードが開かれることでもお馴染みです。

【コンコルド広場】

コンコルド広場(Place de la Concorde)は、パリの中心部にある広場です。18世紀半ばに作られた当初はルイ15世の騎馬像が設置されていたため、「ルイ15世広場」の名で親しまれていました。現在の名称で呼ばれるようになったのは1795年からのことです(1830年からは公式名称)。

歴史的には、ルイ16世やマリー・アントワネットの処刑が執行された場所としても有名です。

【グラン・パレ】

グラン・パレ(Grand Palais)は、1900年のパリ万国博覧会のために建てられた大規模な展示会場です。有名な4人の建築家によって設計された石造りの建物は建造物としての美しさも魅力です。

現在では、グラン・パレ・ナショナル・ギャラリー(Galeries Nationales du Grand Palais)および科学技術博物館:発見の殿堂(Palais de la Decouverte)として利用されているほか、ファッションショーなども開かれています。

セーヌ左岸のみどころ

セーヌ川の左岸(南側)には、エッフェル塔やオルセー美術館など、比較的新しい観光スポットが並んでいます。

【オルセー美術館】

オルセー美術館(Musee d’Orsay)は、印象派画家の作品に特化した美術館として有名です。
もともとは1900年のパリ万国博覧会に合わせて作られた建物で、当初の用途は鉄道駅舎でした。万博後には駅機能は大幅に縮小され、一時期は取り壊しの話も出ていましたが、美術館として生まれ変わることで現在に至ります。

19世紀の美術品を対象としているのが特徴で、代表的な所蔵作品にはミレーの『落穂拾い』やマネの『草上の昼食』、ゴッホの『自画像』といったものが挙げられます。

【ブルボン宮殿】

ブルボン宮殿(Palais Bourbon)は、18世紀前半に建てられた宮殿です。古典様式の外観に歴史を感じさせます。
現在は、日本でいう国会議事堂の役割を果たしており、歴史と文化を大切にするパリらしさを感じることができます。
また、コンコルド広場ともセーヌ川のちょうど対岸にあたり、コンコルド橋で繋がっています。

【エッフェル塔】

パリのシンボルであるエッフェル塔(La tour Eiffel)も、セーヌ左岸に位置しています。高さは324メートルで、完成当時は世界一高い建造物としても知られていました。なお、当時は312メートルで、のちに放送用アンテナが設置されたことで現在の高さとなっています。

もともとはフランス革命100周年を記念して建造が計画されたもので、1889年のパリ万国博覧会に合わせてオープンしました。わずか2年2か月という速さで作られたにもかかわらず、1人の死者も出さなかったことで有名です。

当初の予定では、万博終了後の1909年には解体される予定でしたが、電波塔としての役割を担うようになったことで残され、以後100年以上にわたってパリの定番観光スポットでありつづけています。

【シャン・ド・マルス公園】

シャン・ド・マルス公園(Parc du Champ-de-Mars)は、パリ有数の大きな緑地です。19世紀から20世紀初頭にかけて何度も開催された万国博覧会では、この公園がたびたび主要な会場となり、大規模なパビリオンが林立していました。

その他の見どころ

【ノートルダム大聖堂】

ノートルダム大聖堂(Cathedrale Notre-Dame de Paris)は、ローマ・カトリック教会の代表的な聖堂で、セーヌ川の中洲であるシテ島に位置します。
ゴシック建築の粋を結したその建物は200年近い歳月を経て作られたもので、かのジークムント・フロイトが美しさに感動して何度も登ったことは有名です。

パリのセーヌ河岸へのアクセス

パリは言わずと知れた大都市であり、世界遺産への登録範囲も街の中心部ですので、アクセスは容易です。

フランス国内へは、シャルル・ド・ゴール国際空港(Charles de Gaulle International Airport)を利用して入国するのが一般的でしょう。
各国の主要都市から直行便が出ています。

空港からパリ市内までは、シャトルバスまたはタクシーで1~2時間程度です。料金は、バスであれば10~15ユーロほど、タクシーであれば40~60ユーロ前後となるでしょう。

最も速く市内まで到達することができるのは電車です。パリ中心部まで一本で行くことができるので、電車に乗ってしまえば迷うこともありません。
30~45分程度で到着でき、料金も9.5ユーロと安いです。
ただし、運行ダイヤが乱れることも多々ありますので、日本の電車の感覚でいるとストレスが溜まるかもしれません。

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