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フランスローヌ=アルプ地方のワインの産地コート・ド・ローヌ。
緩やかな傾斜地をワイン畑が覆うように広がっているローヌ渓谷。その中のクローズエルミタージュという小さな村でぶどうの収穫(ヴァンダンジュ)をさせて頂く機会がありました。
収穫の準備
早朝、1つのワイン農家に次々と車、トラック、トラクターが集まってきます。友人、親戚、近くのワイン農家・・ヴァンダンジュは地域の村人が集まって協力して行われます。子供から老人まで年齢も職業も様々。
皆で朝ごはんを食べながらゆっくりと準備をして、大きなトラックに乗り込み収穫する畑に向かいます。
今回収穫したのは「シラー」という品種。この地区の約8割がこの品種で、主に赤ワインの原料として使われます。長期熟成型の力強いワインが造られます。1房の粒の量に驚きました。
役割を決めて収穫スタート
1列に1人ぶどうを摘む人、詰んだぶどうを入れる小さなカゴがいっぱいになったら新しいカゴと交換する人、大きなトラックに積み込む人と役割を決め、収穫を始めていきます。
1房がとても大きく小さなカゴは次々にいっぱいになっていきました。
始めのうちは貴重な体験をできている嬉しさと楽しさを感じていましたが、緩やかな傾斜と柔らかい土の上で中腰での作業とあって終盤はかなりきつかったです。1列を1時間弱の作業でした。
休憩はたっぷりと
1列終え、昨年収穫したワインを皆でいただきます。久しぶりに再会しお酒も入り、話が弾みます。ヴァンダンジュを通して人々が集まり、コミュニケーションが生まれる大切な行事だということがわかりました。その光景は日本の田舎の稲の収穫と似ているような気がしました。フランス人らしく40分ほどたっぷりと休憩をし、ほろ酔いの中次の列の収穫に向かいます。
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1日掛かりの作業終了
昼食にバーベキュー2時間を挟み計4セット収穫をしました。その都度お酒を飲みながらの作業でとてもいい気分。すべてのぶどうを大きなトラックに積みこ、やっと終わったと思いきや・・
すぐに工場へ運び、コンベアに乗せて樽の中へ入れていきます。体積を小さくするために1部は足で潰して圧縮して入れていきます。この日はこの1樽のみ。
自然派のワイン
今回体験させていただいた作り手の方は、自然派のワイン(ビオワイン)の作り手の方でした。化学物質や酸化防止剤を使わないビオワインはその土地の特徴を吸い込み、この土地でしか出せない味わいを引き出します。自然酵母もワインの中に残るため独特の複雑味を生み出します。また自然派のワインは開栓してからの日持ちが良いのが特長です。数日間生き生きとしたワインの味が持続します。
人々を繋ぐヴァンダンジュ
ぶどうの収穫は機械ではではできません。特にクローズエルミタージュという地区は傾斜地を畑として利用しているため人力での仕事が多くなります。ぶどうの枯れている部分はその都度切り落とさなくてはならず、一つ一つを目で見ながらの作業になります。故に多くの人が必要になります。自分の仕事を休んで参加する人もいます。それでも皆ワインが大好きで、そしてこの時期に皆で集まるのを楽しみにしていました。昔ながらの光景が今でも残るヴァンダンジュ。機械化が進む農業の世界では効率的ではない仕事かもしれませんが、そこで作業している人々はとても幸せそうに作業をしていました。とても貴重な体験をさせていただきました。
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