どんなに楽しい海外旅行でも、旅が進むにつれて飽きてしまうもの。それが食でしょう。特にフランス料理は、一度食べるには最高ですが、何回も食べるには飽きてしまう、というのが一つ問題だと思います。
例え旅先に来ていても日本食が恋しくなってしまうことは誰しもあるもの。そこで今回は、フランス・パリで出会える日本食レストランの中で、いい意味でも悪い意味でも紹介しておきたいものを3つ紹介していきたいと思います。
1.ひぐまー☆☆
一言コメント:和食って中華じゃないよね…?
フランス→イタリアと旅行して、最後の目的地にはパリをチョイス。そろそろ日本食が恋しくなっていた私は、買い物ついでに日本食料理店を探すことに。ふと地図に「ヒグマ」というお店を見つけ、行ってみたのですが…
中に入ると出迎えてくれたのは超カタコトな「いらっしゃいませ」を駆使するアジア系らしきお兄さん。これは…と思っていると、店員さんたちが喋っている言葉は恐らく中国語じゃないでしょうか?
また、並んでいるメニューもチャーハンやラーメン(後で食べると日本のものとは全く違うタイプのラーメン)など、日本食料理店を疑うようなものばかり。味はまあまあでしたが、「和食」というより、大衆食堂のような雰囲気。
もう少し頑張って探してみればよかったなと思いました。
2.国虎屋ー☆☆☆☆
一言コメント:フランス人にも大人気のうどん屋
パリのうどん屋さんの中で、最近急速に人気を集めているのが、国虎屋です。同じくうどんを提供するさぬき屋に負けずとも劣らない人気を誇っています。脂っこい料理の食べ過ぎや疲れからか、お腹を壊していた私にとって、うどんが食べられる店はまるでオアシスでした。
日本で食べるものとそん色ないレベルのうどんは、日本で食べられる5.600円のうどんと比べれば、倍前後の値段がしますが、それでも疲れたお腹を癒すのには最高のお店となりました。
てんぷらや卵焼き、おでんなども用意されているので、きっとあなたの口に合うはずです。
3.野田岩ー☆☆☆
一言コメント:日本の老舗うなぎ屋は、ご飯にやや課題あり
日本人に合ううなぎの難しさ。
パリで出会える唯一のうなぎ屋さん。ジャンヌダルクの銅像の近く、ルーヴル美術館からも歩いて少しの距離にあるのが、日本の老舗うなぎ屋さんである「野田岩」。
私たちも知っている、かつ日本で入ったこともあるおお店だったため、フランス料理に飽きていた私は、迷わず入店を決断。
少々値段は張りましたが、うな重を注文。日本で食べるよりはやや安かったのが意外で、印象的でした。
実はヨーロッパでは、オランダやノルウェー産のうなぎの漁獲量が多く、日本の国産うなぎにも負けない味で楽しむことができます(ちなみに、日本のようなかば焼きスタイルで食べることはないので、やや生臭く、日本人の口に合わないとも言われています)。
店員さんは、フランス人と日本人の半々くらいだったはず。現地の方もカタコトの日本語が喋れました。
食べてみて思ったのは、うなぎは美味しいけど、ごはんが△ということ。ヨーロッパの人は白米を炊いて食べることはないため、柔らかめにして食べやすくしているんだとか。日本人に合ううなぎの難しさを感じるとともに、本来の味を100%再現しきれていなかったことに関しては、ちょっと残念でした。
2度目の野田岩
最初の旅行から3年後(つまり先日)パリを訪れ、また野田岩のうなぎを食べました。今回はうな丼。
結論から言うと、ご飯に改善が見られました。日本人にも馴染みやすく、かつそれほど硬くない歯応え。
日本人客からの要望があったのかもしれません。数年前までは、日本人からの口コミも良いものばかりではありませんでしたが、次第に評価が上がってきているようです。
日本以外でうなぎの蒲焼を食べれるなんて、なかなか珍しい機会でした。
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さいごに
いかがでしたか?フランスの日本食は、日本で食べられるものとかなりかけ離れている場合もあれば、日本に並ぶ美味しさを提供している店もあります。
皆さんもしっかりとリサーチしながら日本食レストランをまわってみましょう。きっと旅の疲れを癒してくれるはずです。