ポルトガルの世界遺産~トマールのキリスト修道院を訪れて

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ポルトガルの都市、トマール(Tomar)は人口約4万人ほどの小さな町だが、自然豊かでのどかに過ごすことができるとても良い町だ。

リスボンで出会ったトマール出身のネリアという女性に強く勧められたため、ポルトに行く前に少し立ち寄ってみることにした。

素晴らしい場所はたくさんあるのだが、その中での世界遺産に登録されているトマールのキリスト教修道院(Convrnto de Cristo em Tomar)は絶対に行った方が良いと言われたので訪れてみた。

始まりの歴史

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1160年テンプル騎士団によって建設されたこの土地はポルトガルのテンプル騎士団の本部として使われており、1983年に世界遺産に登録された。

テンプル騎士団とは中世ヨーロッパで活躍していた騎士修道会のことで構成員は修道士兼戦士であり、ポルトガルの初代国王アファンソ・エンリケスからトマール周辺の土地を与えられ、この地に建設したのというが始まりだ。

この騎士団の会員たちは規則に従い、白衣の修道服に赤い十字章を付けた恰好をしていた。

見事なアズレージョ

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ポルトガルに行けば町のどこでも見ることができるアズレージョは、ポルトガル文化の典型的要素のひとつといえる。

主にアズレージョに描かれているのはポルトガルの歴史であったり、文化を記録しているものが多く見られ、そのほとんどは青色となっていて大航海時代を築き上げたポルトガルの象徴だ。

ひとつひとつ丁寧に手作業で仕上げられたアズレージョは、何世紀も前に作られたものとは思えないほどとても美しく豪華絢爛であった。

このアズレージョはただの装飾品というわけではなく、湿気や雨などを防ぎ、建物を守る役目も果たしているため非常に重要な役割がある他、宗教的な絵が描かれているものは厄除けのお守りとしての意味があったりする場合もある。

一番の見どころ

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やはり一番の見どころは何といってもテンプル騎士団建設した中心部内の円堂だ。

この円堂は外部から見ると16角形をしているのだが、内部は8角形の構造をしており独自の様式で建てられており内装は16世紀に流行したマヌエル様式の建物となっている。

大航海時代に得た利益を知らしめるかのように、ポルトガル王マヌエル1世は過剰なまでの装飾を施させ存在をアピールしたという。

中央部にはキリストの生涯を描いたものが回廊の壁と天井に多く飾られているのだが、息をのむほど美しくいつまでも眺めていられるのだが、どこか儚くも感じた。

円堂内に入る際は購入チケットを見せなければいけないので、必ず捨てずに持っておくように。

この時期は観光客も少ないため、じっくりと全部を見てまわることができるので人込みを避けたい人はこういった時期を選んで訪れるのがいいだろう。

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トマールの町を一望できる

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ここからはトマールの街並みを一望することが出来るのだが、オレンジ屋根がたくさん立ち並び自然に溢れていることがよく分かる。

修道院に行く途中には少しだけれど、桜が咲いていた。

まさかこの地で桜を見ることができるとは思ってもいなかったため、何だか感慨深い気持ちにさせられたのと同時に、日本を離れ異国の地にいるんだと改めて思うことができた。

この時期ならではの特権ともいえるだろう。

そして修道院に訪れたとき、ちょうど地元の子供たちが歴史について学びに来ていたのだが、どの子供たちも一生懸命に話を聞いていたのが印象に残っている。

自分の国がどうやって始まり、先人たちがどのようにして築き上げたのかを知るということはとても重要なことだ。

教科書に書かれていることだけを学ぶのではなく、実際に足を運ぶことでより深く知ることができるし、当時の様子を肌で感じることで思うこともたくさんあることだろう。

キリスト教修道院までのアクセス

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ポルトガルの首都リスボンから行く場合、ポルトガル鉄道を利用することになるのだが、サンタアポローニア(Santa Apolania)駅からトマール(Thomar)行きの電車一本で行くことができる。

料金は大人1人9.95ユーロ時間は約2時間ほどなので、その間はリスボンからトマールまでの移り行く景色を楽しむこともできるので、寝るなんてもったいないことはせずに、外を眺めながら時間を過ごすのもいいだろう。

第二の都市ポルトから行く場合、カンパーニャ(Campanha)駅から電車に揺られること約3時間でエントロンカメント(Entroncamento)駅に着き、そこから電車を乗り換えトマールまで行くことになる。料金は大人1人18.30ユーロとなる。

駅に着くと修道院の上層部が見えているので、その方向に向かって歩いて10分から15分ほどで着くことができるが、途中から道は上り坂となっていて、道もデコボコしているので歩きやすい靴を履いて行くことをオススメする。

入場料は一人6ユーロ、営業時間は9:00~17:30まで

最後に

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リスボンからポルトに移動する間にトマールに寄るなんて思ってもいなかったし、名前を聞いたことがる程度でどんな所なのか全く知らなかったのが事実だ。

しかしリスボンでの新しい出会いのおかげで素晴らしい場所に行くことができたし、ゆっくりとした時間を過ごすことができた。

地球の反対側ほどの位置に存在するポルトガルの地で新しい出会いや友人ができるなんて今までの生活では到底考えるはできなかったが、実際にこうして出会いが生まれ、友人たちを作ることができた。

そしてこういった出会いは一人だからこそ生まれるものであり、複数の人数で行動していたりしたら決して出会うことはできない。

しかし勇気をもって話しかけ行動することでその可能性は一段と広がるし、生涯知ることもなく終わっていたかもしれない新たな発見をすることもできた。

そしてトマールのキリスト教修道院は訪れて本当に良かったと思うことができたし勧めてくれたことに感謝している。

トマールには他にも自然を使ったアクティビティが豊富でハイキングやカヌーをすることができるので、開館と同時に訪れてその後に自然と触れ合うのがいいだろう。

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神崎竜馬

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