マンモス・ケーブ国立公園がスゴイ理由。観光してみた感想と写真

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マンモス級の地下洞窟をレンジャーと一緒に探検~マンモス・ケーブ国立公園(Mammoth Cave National Park)/アメリカ・ケンタッキー州

アメリカのど真ん中。丘陵地帯に広がる森林や大規模農場の地下には、マンモスが住んでいたとしてもおかしくないマンモス級の規模を持つ洞窟がびっしりと詰まっている。

アメリカの自然は思わず「さすが」と言いたくなるサイズを持つものが多いが、この「マンモス・ケーブ」もその一つ。世界一の長さと広さを誇る洞窟ワールドだ。

また、あまり知られていないものの、車で数時間以内の位置にバーボントレイルと呼ばれるバーボンの蒸留所群があり、合わせて訪れたい。

マンモス・ケーブの位置

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アメリカ合衆国ケンタッキー州のエドモンソン郡に、国立公園の敷地の大部分が、ハート郡とバーレン郡に一部が位置している。

ケンタッキー州の州都はフランクフォート市だが、実質的な中心はルイビル市だ。マンモス・ケーブはルイビルから車で1時間というアクセスの良さもあり、年間200万人が訪れる観光地となっている。

マンモス・ケーブがスゴイ理由

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世界一の広さを誇る「マンモス・ケーブ」。1本の大きな洞窟があるのではなく、大小さまざまな洞窟が奥の方でつながり合っているという探検心を多いにくすぐる構造となっている。

通行可能な洞窟の長さは600km近い。現在も奥へ脇へと新たな洞窟の探検作業が続いているが、専門家しか入ることができない。しかし、今後の調査によって、さらに洞窟の全長も観光用に開放されるスペースも増えていくことは確かだろう。

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ビジターセンターで情報収集

広大な国立公園の長い洞窟だが、自由に出入りすることはできない。全てが国立公園管理機関であるナショナルパークサービスのコントロール下に置かれている。

ビジターセンターでは、国立公園が主催する洞窟ツアーの詳細な情報を集めたり、申し込みをすることができる。しかし、ツアーは回数も人数も制限があって、ハイシーズンにはすぐにいっぱいになってしまうので、あらかじめネット予約をしておくと確実だ。

ビジターセンター内にはレストランがあるので、探検ツアー前の腹ごしらえを、ツアーが始まると自然の欲求に襲われてもトイレがないので、トイレの用事もここで済ませておこう。

国立公園内のツアー

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国立公園が催行しているツアーは10種類ほど。幼児や杖が必要な人でも参加できる30分程度のものから、半日以上かけて狭い洞窟をほふく前進したり、壁をよじ登ったり、地下の川を渡ったりするものもある。

午前出発と午後出発があるので、2つから4つほどのツアーを組み合わせることも可能だ。

ツアーでは手荷物が許されないため、ポケットに入る範囲のものしか持っていけない。荷物は車かロッカーに残していく。原則としてツアーで入るので迷うことはないが、ビジターセンターでもらえる地図はポケットにいれておこう。

ツアーの内容

担当レンジャーによるコース説明からスタート。出入りする洞窟によっては、バスに乗り込んで移動したり、さっそく林の中へと歩いていったりと方向が別れる。

ツアー内容によって人数が違うが、比較的楽なツアーは数十人単位となる。英語の説明であり、聞き取りに自信がない場合にはガイドブックなどで予習しておいて写真撮影に精を出し、あとで復習するのも一つの手だろう。

ツアーの内容や時間などは、季節や洞窟の状態によって変わる。

フローズン・ナイアガラ・ツアー

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人気ツアーの一つである「フローズン・ナイアガラ・ツアー」は約2時間の中級レベル。距離は1.5km程度と初級レベル並みに短いものの、階段の昇り降りがあることから中級指定となっているようだ。

垂直に開いた大きな穴を降りていくと、途中にいろいろな大きさの洞窟の入り口が見える。カラカラに乾いたものもあれば、しっとりと湿っているらしい鍾乳洞タイプもある。

縦穴は水が上からしみ込んでいった証拠で、その穴の両側にできている洞窟はその時点での縦穴の底にあたり、水が出口を求めて左右に穴を掘っていった証拠だという。

最終目的地は「フローズン・ナイアガラ」。巨大な鍾乳石が天井から壁を伝って床近くまで垂れ下がっている、まさに流れ落ちる水が凍りついたかのように迫力ある姿だ。

ヒストリック・ツアー

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マンモス・ケーブの歴史をたどるツアーは、徒歩でスタートし、鍵のかかった洞窟の入り口でレンジャーによる注意を聞いてから進入する。難易度は中級で所要時間は2時間程度。

マンモス・ケーブが鉱山だったころの跡が残されているエリアを通りながら、レンジャーの説明を聞く。4000年前から2000年前までは人が時折出入りしたことが確認できているとのこと。あっちにこんなものがある、こっちにこんな絵が残されているといった説明を受ける。

理由は分かっていないが、2000年前から洞窟を訪れる人はいなくなり、18世紀になって再発見された。その後マンモス・ケーブは硝石鉱山として発掘され拡張されていく。当時の装置や道具は今もケーブ内に残されている。また、多くの落書きも残されている。

鉱山として活躍したのはわずか1世紀の間。19世紀に入ると需要がなくなり、再びマンモス・ケーブは眠りにつきそうになったものの、娯楽として目をつけた商人たちによって整備が進み今に至る。

このコースはかなり狭い通路も通る。高さや幅が150cm程度になると、電気がついているとはいえ暗い密室であることを思い出して一瞬背筋がゾワっとする。

途中にある「ファト・マンズ・ミザリー(Fat Man’s Misery)」は数十センチ四方しかない横穴。洞窟探検家はかなりやせていないと先に進むことすらできないわけだ。

マンモス・ケーブでも最大の難関であり最大の高さを誇る「マンモス・ドーム」がこのツアーの最終地点。150段の階段がジグザグ・グルグルとつけられているのをひたすら上って終了。

洞窟探検ツアー以外の楽しみ

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地下に大規模な穴が開いているとは思えないような森が広がるマンモス・ケーブ。地下探検以外にも楽しみ方はたくさんある。

数あるトレイルに沿って季節の緑や花を楽しむトレッキングやサイクリングも人気のアクティビティだ。ただ、この森は比較的新しい。一時はこの辺りの地上面は農地として開拓されていた。それを国立公園指定に従い野生動物が暮らすことのできる森林へとリサイクルしたのだ。現在は国際生物圏保存地域にも指定されていて、鹿や七面鳥などの野生動物があちこちでひょっこりと顔を出すまでに回復している。

森林の間に整備されたトレイルでは乗馬も楽しめる。川での魚釣りやカヌー遊びなども人気だ。

国立公園内外での宿泊

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国立公園内には何種類かの宿泊施設が整備されている。

キャンプ場では、トイレや水道、バッテリーなどを完備したテントサイトがあり、許可を得ればより自然に近い場所でバックパックキャンプも可能。

よりリゾート気分を味わいたい場合には、鉱山労働者たちの宿舎を改装したホテルやレンタルキャビンもあり、緑に囲まれ、川沿いにバルコニーもついた優雅な宿泊施設を選ぶこともできる。

いずれの施設も、ハイシーズンはかなり込み合うため、早めの予約が必要だ。またケーブシティなどの近隣の街には、数件のホテルやレストランがあり、ルイビルまで行けば宿泊に困ることはまずない。

バーボントレイル

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アメリカ人観光客の多くが、マンモス・ケーブとセットで訪れるのが「バーボン蒸留所」だ。バーボンはケンタッキー州の街の名前でもある。世界のバーボンの95%がケンタッキーで作られているという。

ルイビルから1時間ほど郊外へと車で走ると、周囲は大規模な牧場と大きなお屋敷ばかり。その中に現れるジム・ビーム、ワイルド・ターキー、フォーローゼズなどの有名ブランドの蒸留所では、見学や試飲ができる。

最後に

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洞窟探検はかなりの深さまで潜るため、高所恐怖症や閉所恐怖症、そして暗闇恐怖症の人にはあまりおすすめできない。しかし、レンジャーと一緒に入るツアーのほとんどのエリアは電気が通じていて仄明るさを保っているため、そこまでの恐怖は感じずに済むだろう。

また、洞窟ばかりに焦点があてられるが、地表面の自然も十分に魅力的だ。周辺の大農場を見ながらのドライブも心地いい。

また、お酒好きであれば、バーボントレイルも見逃すべきではないだろう。ただし、試飲を楽しむためには、現地発のツアーに参加するか、飲めないドライバーと一緒に出掛ける必要がありそうだ。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか?あなたの旅の話を聞かせてください。

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