万里の長城を観光してみた感想と行き方、歩き方とか

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全長20000kmオーバーの城壁~万里の長城/中国

歴史の授業で「秦の始皇帝」が造らせた「万里の長城」として脳みそにインプットされている、中国が世界に誇る大遺跡。その全長は22,000km近いと発表されている。

しかし、現在残っているのは3分の1以下の6,256.6km。それでも、日本列島の長さの2倍ある。その長さもスゴイが、長い歴史の中で中国という一つの国がその大事業を行ってきたという事実もスゴイ。

世界遺産となってますます旅人を集めている万里の長城を紹介しよう。

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万里の長城はいつ誰が何のために

紀元前7世紀頃の春秋戦国時代には、既に万里の長城の元となる土塁や土壁があったといい、それを修繕しつなぎ合わせることで、国境における異民族たちからの侵入を防いだのが秦の始皇帝だといわれている。

中国三千年の歴史は国内外での戦いの歴史でもある。万里の長城は造成しては破られ、さらに強固に再造成するという作業を繰り返し、領土の拡大とともにその長さを延ばしていった。その結果が約2000年かけて21,196.18kmという数字になったのだ。

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現状は

現在、万里の長城として形が残っているのは、6,256.6kmだという。この数字も、日に日に崩れて削られてしまっているのが現実だ。

残っている部分は主に漢~明の時代に補強造成された部分で、特に北京近郊は守りも強固に二重の壁が築かれ、監視台や狼煙台が設置されているほか、デザイン性にも長けている。多くの観光客は、この部分を見て歩いている。

しかし、世界遺産となって大切に守られるようになったはずの万里の長城は、今もその姿を消しつつある。その理由として挙げられているのが、風化と盗難だ。

あまりの規模の大きさに保存活動も監視活動も追いついていないため、一部の観光地化されている部分を覗いては、風雨にさらされ続けて自然の一部へと返ってしまっているほか、世界遺産を構成する価値ある石として盗難にあったり、近隣の住民の住宅資材に転用されたりさえしているらしい。悲しい現実だ。

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ここは「ノマド」の サイト

「ノマド」= 場所と時間を選ばず「旅」を、生業とし生きる人たち。

東日本大震災(2011年3月)の経験によって、私たち家族4人は日本の家を引き払い、ノマドライフをスタートさせました。

「子連れで世界一周」達成後も旅を終えず、今現在も海外や日本を無帰宅で旅し続けています。

何処の空の下で、何を学び、何を感じ、写してきたのか。私たちが辿ってきた道のりは、

当サイトの「子連れバックパッカー世界一周」「子連れ自転車日本縦断」「手作りキャンピングカー学びの旅(日本)」「ノマド 7人 で旅へ(海外)」「世界の人々の写真」「石垣島での旅人村づくり」「手作り木造ヨット世界一周」

など、1400記事以上にわたって描かれていますので、少しでも目を通して頂ければと思います。

私たちの旅の様子はコチラ👉https://yuuma7.com/

八達嶺~北京から60km

「八達嶺」はもっとも北京から近く、万里の長城らしい姿を見ることができるとして、すっかり観光地化している万里の長城のごく一部だ。幅6mほどの長城の上は休日ともなると中国国内からと海外からの観光客で押し合いへし合いの大混雑となるほど。

八達嶺は明代に改修されたものであり、保存状態もいい。入城するには、左右二通りのルートがあり、左は急坂の男用、右は比較的緩やかな坂の女用と呼ばれている。実際には性別に関わらず選ぶことができるので、体力・体調に合わせて進むといい。

八達嶺の長城は山の尾根を利用したものであり、かなりの距離の登り坂となる。ロープウェーを利用することも可能だ。

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慕田峪長城~北京から75km

6世紀北斉時代造営で、全長は約2km。1000段の階段かロープウェーを選んで上り下りする。

八達嶺同様、北京市内から比較的近い長城だが、デザインがシンプルなのと、山肌を縫うような優しい姿から人気は少し劣っている。しかし、上から眺めたところは、緑の山で休む白い竜のようだともいわれている。

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司馬台長城~北京から120km

ゴツゴツと荒々しい姿の山肌に張り付くように作られた長城で、急勾配の様子から「天梯(天へのハシゴ)」とも呼ばれている。

全長は19kmと長く、その間には多くの楼が建てられているが、現在は途中までしか見学入城できない。その見学できない中に、最勾配85度を持つ「天梯」と呼ばれる楼もある。

居庸関長城~北京から60km

始皇帝の時代からこの地には長城があり、歴史の中で度々戦争の舞台となってきた。もともとの地形が険しいところへさらに長城を築き、さらに始皇帝が守り人として民兵を駐在させたことからこの名がついたという。庸は凡庸の庸であり平凡な人を意味する。

現存している長城は明代に建て直されたものだが、それも清の時代にはかなり荒れて崩れていたところを、20世紀後半になって全面修復された。

手摺や柱などに刻まれた彫刻や石碑の数々は、歴史に登場する有名人物たちゆかりのものも多い。見過ごしがちだが、案内板の漢字に気をつけたい。

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金山嶺長城~慕田峪と司馬台の間

司馬台から歩いていくこともできる。全長10.5kmの中にさまざまな建築様式の望楼があることから、人気がある。

望楼の多さは守りの強固さを示し、この地が外敵からの危機にさらされていたことの証明でもある。それと同時に、それぞれの望楼のデザイン性の高さから当時の文化の発達ぶりも想像させられる。

周囲には深い森、険しい嶺が連なっているため、季節ごとの姿の美しさでも有名となっている。

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黄崖関長城~天津市から28km

6世紀から関所として存在し、繰り返し修繕工事が行われてきた要所。別名「晩照黄崖」の名を持ち、夕日を浴びて黄金色に染まる様子の美しさで有名だ。

天津という観光名所を数多く持つ都市から近いこともあり、ツアーに組み込まれることも多い。乗馬して長城を進むツアーも人気だ。

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山海関長城~秦皇島市から15km

北に燕山・南に渤海を持つ山海関という名の巨大な関所がある「天下の第一関」として知られている。

山海関は明の時代の長城や楼がほぼ完全な状態で残っているため、修復されて新しささえ感じさせたり、破損が激しく一部しか入城できなかったりする長城と比べて、より本来の姿をみることができる。

周囲は風光明媚な山や湖などに囲まれているため、リゾート気分も味わえる。

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嘉峪関長城~嘉峪市から5km

明の時代の万里の長城の西の端にあたり、その先は古代シルクロードであった。

西の守りの要だったことから、関城は堅牢な造りとなっていて、周囲には砦や望楼が広くたくさん建てられてもいる。

すぐ近くに古代民族による岩画が発見されていて、それもなかなかの見ものだ。

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観光方法

現存する万里の長城のうち、観光用に整備されているものはごく一部。それも、公共の交通手段のない場所も多いため、ツアーに参加するか、個人で車を用意することになる。

また、当然ながら山や谷の中に作られていることがほとんどなので、長城見学は基本的に脚で回ることになる。ロープウェーや馬などを利用できるのはごく一部に限定される。後は急坂も階段も全て歩きだ。

それでも、歩き通したあとの望楼や関城からの景色は期待を裏切らない。また、数キロの長城を歩いて感じるその芸術性と、それが2万km以上に渡ってつながっていたという事実に、中国の持つパワーを感じ取ることができる。

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観光での注意点

山の尾根をうねうねと続く万里の長城。中国でもかなり北部に位置することから、冬には積雪もあり気温も当然零下となる。時には遭難者もでるので、ガイドの注意や自分自身でも天候には注意を払いたい。

また一部では、観光地から外れた万里の長城を探りだし訪ねるという試みが盛り上がっているらしい。万里の長城に関しては、中国政府も規模が大きすぎるため、管理も修復も手も目も行き届いていない状態だ。そのため、歴史的価値がありながら破壊寸前の場所もある。

2000年以上の歴史を持つ遺跡であることを胸に、無理矢理侵入して破壊した本人になってしまったり、ケガをしたりしないよう、訪れ方には注意したい。

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最後に

誰もが知る世界遺産として有名観光地である「万里の長城」だが、人気も集客も、対日本人に限っては伸び悩んでいるという。地味であること、中国の設備投資が不十分であるというイメージ、そこへ到達するまでの不便さと現地でのトイレ事情などのマイナス要因がその主たる原因だろう。

しかし、月からでも見えそう(実際には肉眼でははっきり見えないらしい)な人類最大の建造物であり、世界の新七不思議でもある「万里の長城」は、不思議と浪漫と美しさにもあふれた魅力ある見どころだ。

北京や天津などと組み合わせて日帰りでも訪れることのできる長城もあれば、数日かけていくつかの長城を巡るツアーもある。好みに合わせて、この中国数千年の歴史を守ってきた壁を歩きに出かけてみたい。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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