世界一周中にマラリアに感染した僕。マラリア治療方法

Malaria

「世界一周」中にかかる病気のほとんどは、風邪や下痢などの日本でもかかりうるものです。

でも中には、日本人には身近ではないものの、海外の一部の地域では頻繁に起こりうる病気にかかることもあります。その一つが「マラリア」です。

マラリアとはどんな病気?

蚊に刺されたことでかかる熱病、その程度の認識は「世界一周」を考える人のほとんどが持っているでしょう。しかし、正確なところまで認識している人は少ないかもしれません。

マラリアはハマダラ蚊による感染症で、「熱帯熱」、「卵型」、「三日熱」、「四日熱」の4種類が知られています。

どのマラリアも、治療法が確定しているので、早めに対応すれば完全治癒が可能なので、極端に恐れる必要はありません。しかし、早めの対応を怠れば命にも関わる危険が待っています。

マラリアの症状は

マラリアは1週間程度の潜伏期間を経て、風邪の諸症状に似た微熱や頭痛に続き高熱を発症。関節痛や痙攣に加えて吐き気や下痢などの激しい症状が現れます。

「三日熱」は48時間ごと、「四日熱」は72時間ごと、「卵型」は50時間ごとに高熱と解熱を繰り返すとされます。高熱による体力消耗で衰弱したり、脱水症状を起こしたり、肝細胞内侵入によって慢性化したりといった危険があるので、少なくとも2回目の高熱が起きたらすぐに治療を行う必要があります。

「熱帯熱」は、症状の規則性がはっきりしないものの、最初の発症から重篤な症状に至るまでの時間が短いといわれ、早期治療を怠るとさまざまな合併症を引き起こし、死に至る可能性が高くなります。

マラリア危険地帯はどのあたり

感染エリアとされているのは、「東南アジア」、「中南米」、「アフリカ全域」です。これらの地域内でも、特に熱帯に属するエリアで、乾期よりも雨期に、高地よりも低地で感染しやすくなります。蚊の発生しやすい環境があれば、感染もしやすいということです。

アフリカの一部では、マラリアが死亡率ナンバー1となっている地域もあります。

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※投稿記事とは無関係です。

マラリア予防方法

蚊に刺されないこと、これが一番の予防方法です。服装や虫よけ剤、蚊帳などを利用して、防げるものは防ぐ努力が必要です。もちろん完全にシャットアウトすることは不可能ですが、感染率を下げることはできます。

これに加えて、予防薬の摂取が有効手段となります。主に使われている予防薬は「メフロキン」、「ドキシサイクリン」、「マラロン」の3種です。

「メフロキン」は、アフリカでもっとも使用されている予防薬。週に1錠の摂取で済む手軽さと、副作用の強さで知られています。ただし、近年耐性をもつ熱帯熱マラリアの発生報告もあり、完全な予防としては少し不安。

「ドキシサイクリン」は、他のマラリア予防薬とは一線を画す抗生剤。コレラや赤痢などにも効果を発揮する万能薬でありながら入手も簡単値段も手頃であるとして人気ですが、それだけ強い薬でもあり、使用には十分な知識が必要です。

一方、「マラロン」は、マラリア4種にオールマイティに使える薬として人気のある薬です。感染エリアに入る数日前から、1日1錠服用開始することで予防に、また治療にも使えるのがこの薬のすごいところ。唯一のネックは非常に高価であることで、現地では都市部の大きな薬局や病院でもなかなか見かけない高級品ですが、日本では比較的容易に入手可能です。

ただし、予防薬は長期服用を禁じているものが多いため、3か月以上の長期滞在を予定している場合には、あらかじめ医師に相談して服用計画を立てておくか、予防よりも治療に重点をおくことになります。

マラリアかも? と思ったら

安易な自己判断は時に命に係わります。あやしい症状が現れたら、少しでも早く病院へ行って検査を受けることが大切です。検査自体は簡単な血液採取なので、時間も費用もさほど掛かりません。

また、移動中や病院が近くにないために、マラリアかどうか判断がつかない場合の緊急措置として、応急措置的な治療薬もあります。「スタンバイ治療薬」と呼ばれるものを常備しておくと安心でしょう。

マラリアチェック方法

病院へ行くのがもっとも確実ですが、「マラリア検査キット」という便利なグッズが存在しています。日本でも入手可能ですが、マラリアが発生するエリアであればより安く手に入れることができます。

指先をちょっとだけ切り、血をスポイトで吸い上げて採取、容器に検査薬と一緒に入れて検査用紙を浸すだけ。30分以内に結果が判明します。

熱帯熱マラリアか、それ以外のマラリアか、罹患していないかの判断ができます。

マラリア治療方法

マラリアだと分かっても、その症状の軽重によって治療方法が変わってきます。症状が比較的軽い場合には、治療薬を規定量・規定期間服用するだけで済み、旅も続けられます。

しかし、重篤な症状が出ている場合には、即入院となります。特に初期治療が行われていない熱帯熱マラリアの場合には、合併症を起こす可能性が高く、設備の整った病院での治療が望ましいでしょう。

また、マラリアはたとえ治療を行っても、慢性化して再発することもあります。一度罹患してしまった場合には、これまで以上に体調管理に注意が必要です。

自己判断で治療薬を服用して、症状が治まった場合にも、できるだけ早めに病院での診察・治療を受けましょう。前述のような慢性化を防ぐ意味でも、症状が治まった後も一定期間の治療薬服用が必要な場合がほとんどです。

マラリア治療薬

マラリア治療薬は、日本では処方箋があれば、現地ではぶらりと入れば、街の薬局で手に入れることができます。

現時点で理想的な治療薬とされるのが「マラロン」。予防薬としても治療薬としても万能です。ただ前述のように、現地調達が難しいのと、高価なのが玉にきずです。

続いて、必ず常備しておきたい薬として一番に挙げられるのが、「コアルテム」。これは、現地での調達も可能であり、値段も手頃。耐性マラリアもほとんど報告がないことから、信用性の高い治療薬です。ただし、マラロンのように予防薬として併用はできません。

もう一つが「ファンシダール」。治療薬としては、アフリカで広く使用されています。ただし、耐性を持つマラリアが登場しつつあるらしいことと、激しい副作用の報告があることから、使用は慎重に。予防薬としても使えるとされていますが、副作用の面からも、治療薬としてのみ考えておいたほうがいいでしょう。

これらのマラリア治療薬は、マラリアの初期症状に対して効果を発揮します。重篤な症状に陥っている場合や合併症を起こしている場合には、自己判断で服用したとしても、ただちに病院で専門医の治療を受けましょう。

日本でできる準備はあるか

衣類や蚊帳は日本でも現地でも手に入れられます。虫よけは、日本で普通に売られているものでは十分な効果が期待できません。殺虫剤並みの強力なタイプが必要なので、アウトドア専門店やネットショップなどで購入する場合が多くなりますが、肌の強さやアレルギーなどにも注意しましょう。

予防薬や治療薬も、日本で手に入れることができます。特にマラロンは、現地では高価すぎて購入はほとんど不可能なのが現状。そのほかの薬は現地調達が可能ですが、感染地域に入る前に飲み始める必要があるため、あらかじめ数日から1週間分程度は用意しておくのが望ましいでしょう。

検査キットも、旅先で探し求める手間を考えると、日本で購入しておけば安心かもしれません。

まとめとして

マラリア感染地域に行くからといって、必ず薬が必要なわけではありません。

マラリアの潜伏期間を考慮すると、短期間滞在であれば、副作用のある予防薬の服用も考えものだという意見もあります。

ただし、長期間の滞在の場合には、予防薬と治療薬の両方を用意する必要があるでしょう。備えあれば憂いなしというわけです。

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