冬が一番好き!ケベック・ウィンター・カーニバルに参加してみた!

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寒くたって雪が降ったって、やっぱり冬が一番! 「ケベック・ウィンター・カーニバル」(Quebec Winter Carnival)/カナダ・ケベック

冬・雪・祭とくれば、日本では「さっぽろ雪まつり」が一押しですが、世界に目を向けるとさらに熱い冬の祭典があります。その一つが「ケベック・ウィンター・カーニバル」です。

冬は氷点下30度という極寒の地であるにも関わらず、住民のほとんどが「冬が一番好き!」と声を合わせるケベックは、冬こそがもっとも美しくもっとも楽しくもっともアクティブに過ごす時なのです。

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ケベック・ウィンター・カーニバルの特徴

冬祭りというと、雪や氷を使ったり見たり遊んだりが中心のイベントを想像しますが、ケベック・ウィンター・カーニバルはあくまで「カーニバル」。なんと、リオデジャネイロやマルティグラに次ぐともいわれるほどの規模で盛り上がります。

もちろん、雪や氷を使ったイベントも盛りだくさんですが、氷の街を華やかにパレードする山車や音楽隊やダンサーたち、クリスマスがまだ続いているかのような温かくかわいい装飾、そして、人々の熱狂。寒いからこそ、「盛り上がって熱くならなくてどうするんだ?」的なパワーに満ち溢れています。

冬のイベントとしてはその期間が長いのも特徴の一つで、会期中にケベックを訪れる人は年間の観光客の3割以上をしめるといいます。まるでアナと雪の女王の世界が現実化したようなメルヘンチックな街が、世界中から訪れる着ぶくれた人々の熱気でムンムンになるのです。

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ケベック・ウィンター・カーニバルの開催会場・開催日

モントリオールからなら車で3時間、トロントからはバスだと12時間、鉄道でも10時間とかなりの距離になるケベック・シティ。世界遺産に登録されている歴史ある街並みを持つ美しい町が祭りの舞台になります。

開催されるのは1月から2月にかけての17日間。吹雪いたり積雪が多すぎると部分的にイベントが閉鎖されたり延期されたりすることがありますが、寒くて雪があってナンボの祭りだけあり、あっという間に雪がかかれ、束の間の晴れ間を狙って各種イベントが開催されます。

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ケベック・ウィンター・カーニバルの歴史

極寒の冬を楽しむ祭りとしては1894年にスタートしたそうですが、1955年に市民たちのアイデアが集まってカーニバルへと進化しました。

今では、ケベック・ウィンター・カーニバルの顔である「ボノムくん」もケベック随一の有名人。時には海外のカーニバルや祭りにも呼ばれるほどの人気ぶりです。

もともとは市民たちが長く厳しい冬を楽しむための祭りでしたが、今では街をあげて世界へとアピールするカーニバルになり、その経済効果もあって、年々規模が拡大しています。

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ケベック・ウィンター・カーニバルのパレード

パレードは大きく分けて昼間と夜間との2通りあります。

昼間は子どもたちの鼓笛隊の演奏や可愛らしい扮装の行列などのほか、ボノムくんやメイプル・シロップ会社などがそれぞれに工夫した山車をくりだします。カーニバルというとリオデジャネイロの派手さを思い出す人にとっては物足りないかもしれませんが、ケベックではこれでも観客たちから盛大な拍手と口笛と声援がおくられてかなり盛り上がります。

でも、やっぱりより盛り上がるのは夜のパレード。これは、その年の雪の女王に選ばれた女性とその付き人たちによるパレードで、イルミネーション付きの幻想的な山車に乗ってのパレードとなります。

夜には、街全体もイルミネーションが点灯し、それが冷気の中で瞬く様子が夢のような美しさ。アナ雪の現実化どころか、ファンタジーの世界に自分が入り込んでしまったような錯覚に陥りそうです。

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ケベック・ウィンター・カーニバルのイベント

イベントは数知れず、盛りだくさんで見切れません、遊びきれません。

雪像や氷像は、街のそこここで制作中の様子見学から完成後の写真撮影や遊び体験までたっぷりと味わえます。大がかりなものは、50以上のチームが自由なテーマで自由に制作します。さっぽろ雪まつりのような繊細さはありませんが、ダイナミックさや親しみやすさでは上かも。

滑り台などの規模も極小から極大まであって、どの年代でも滑走感を満喫できます。

体験型のイベントが多い中、見学するだけに留めておきたいのが、雪中カヌーレースや雪中水着バレーボールなどのスポーツイベントです。

流氷がそこここに浮か水面をこいだり押したりのセントローレンス川での雪中カヌーは、命がけに見えるのは気のせいでしょうか? 見た目は陽気なお楽しみに見えるものの、水着姿にブーツと毛糸の帽子姿で全身を真っ赤にして湯気を上げながらプレーするバレーボールもやっぱり心臓に悪そう。

このほか、スノー・バスと呼ばれる雪中入浴や、巨大なソリコースを滑り下りるスノーラフティング、イグルー作り体験、氷上釣りなどの体験も人気です。

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ケベック・ウィンター・カーニバルの食べ物

カナダ・ケベックといえばまずはメイプル・シロップ。即売会があちこちで開かれているほか、メイプル・シロップを使った軽食や飲み物なども販売されています。中でもおもしろいのが、雪に作った穴や溝に溶かしたメープルシュガーを流しかためて食べる水飴のようなメープルタフィー。ケベックの子どもが大好きな冬の味わいです。

また、寒いところでは体温をキープするために肉が必要です。カーニバルの開催中は、街に串焼きの屋台が出たり、煮込みスープの炊き出しが行われたりしています。ただ、そこで使われている肉は牛や豚や鳥といった親しみあるものだけではなく、トナカイやバッファローも。普段口にする機会の少ない珍しい味を試せます。

もう一つ忘れてはいけないのが、カリブ酒。赤ワインとラムなどを混ぜたところへメイプル・シロップを加えた飲み物。体の内側からポカポカと温まります。

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用意するもの

完璧なる防寒具が必要でしょう。この時期のケベックでは氷点下30度が当たり前です。通常の日本では体験できない異次元的な寒さ。

雪は水を加えないとサラサラと結晶になってしまいます。雪像も水を加えることであっという間に氷像になってしまうような状態。

人間も油断をすればあっという間に凍傷です。鼻水も涙も涎も凍ります。いわゆる普通の日本で着るような防寒グッズではこの寒さには対抗できません。

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参加できること

イベント内の多くの施設は有料で参加が可能です。雪像づくりなどもあらかじめ申込みと登録を行っていれば参加可能。

ただ、我慢大会的な雪中風呂や雪中バレーボールなどのイベントは体とよく相談してからにしましょう。風邪をひくくらいでは済まない可能性があります。

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一番の見どころ

見どころが満載すぎてピックアップするのが難しいほどですが、まずは文字通り王道の氷の宮殿でしょう。

氷を積み上げて造られた巨大な宮殿内には、テーブルやいすなどの家具もしっかりと氷で作って置かれています。遊び心はそれほどありませんが、こだわったインテリアやその規模に感心することは確かです。ただ、入城が有料なのと、近郊のアイス・ホテルを訪れる予定があるなら、外側から見るだけでも十分かもしれません。

続いてはアクティブな見どころである犬ぞりレースのおすすめ。こちらは、ケベックっ子も大興奮のイベントです。

世界遺産に登録されている旧市街の狭い石畳の道を多頭引きの犬ぞりが猛スピードでチキチキと疾走していきます。一部で動物虐待として非難されることもある犬ぞりですが、ケベックのそれは人犬一体となった素晴らしい動きに盛大な歓声がおくられます。

もう一つ付け加えておきたいのが、オープニングにあげられる花火。これがかなりの大きさと数なので、カーニバルの盛り上がりは後半とはいえ、初日だけは会場に足を運んで極寒の夜空に上がる花火を見ておきましょう。

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まとめとして

寒い時にもっと寒いところに行きたいと思う人も多いようです。少なくとも、ケベックっ子たちは、自分たちの街は冬が一番美しく楽しいと胸を張って答えます。実際に全身着ぶくれたマシュマロマンのような姿ではあっても、冬のケベックで出会う人々はみんな元気いっぱいです。

ウィンター・カーニバルだけでなく、近郊に作られるアイス・ホテルで氷の椅子、氷のカウンター、氷のグラスでカクテルを楽しんだり、リンクと化した街中の広場でアイススケートを楽しんだり、道や広場から排除された雪の山でソリ遊びをしたりと、寒さや雪を楽しみへとうまく変換しています。

寒いからと南の島でのバカンスを夢見たり、こたつむりを決め込むばかりが冬の過ごし方ではないのだと教えてくれるイベントです。

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