初代ポルトガル国王が生まれた町~ギマランイスを歩いてみた

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ポルトガル発祥の地

初代ポルトガル国王アファンソ・エンリケス(Afonso Henriques)生誕の地として知られるギマランス。ポルトガルの北西部に位置します。町の入り口の壁には「ポルトガルここに誕生す~Aqui Nasceu Portugal~」と書かれおり、ポルトガル発祥の地と呼ばれています。ギマランイスの中心地区である旧市街は2001年に「ギマランイス歴史地区」として世界文化遺産に登録されました。のんびりとした素朴な町でもあるため、散策するにはちょうどいい場所となっています。

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ギマランイス城(Castelo de Guimaraes)

10世紀に建てられた城でアファソン1世がここで生まれました。自然の地形を生かした造りとなっているため、外壁や場内に大きな石がたくさんあります。天井はなく城壁のみとなっているため、要塞のような雰囲気があります。城内には無料で入ることができるのですが、外壁にある塔に行くには1.50ユーロかかります。しかし塔の上からは、ギマランイスの美しい町並みを一望することができます。

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ノッサ・セニョーラ・ダ・オリベイラ教会(Igreja de Nossa Señhora da Oliveira)

オリベイラ広場に面したこの教会の名前、ノッサ・セニョーラ・ダ・オリベイラとは「オリーブの樹の聖母」を意味します。教会前のアーチはサラードの戦いの勝利を記念して造られたものです。このアーチが完成するとき、教会の前にあったオリーブの樹が突然葉を出したという伝説があり、この名前で呼ばれるようになりました。ロマネスク様式とゴッシク様式が混ざった教会で度々拡張されていて、16世紀に現在の姿になりました。中には赤い服をまとった聖母マリア像が祀られています。フラッシュをたいての写真撮影、肌の露出が多い服装は避けましょう。とくにミサの時間に訪れた際は、信者の邪魔にならないように見学すること。

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アルベルト・サンパイオ美術館(Museu Alberto Sampaio)

ノッサ・セニョーラ・ダ・オリベイラ教会の修道院部分を利用した美術館で宗教画や彫刻が展示されているほか、ジョアン1世がアルジュバロータの戦いで着たとされる上着も展示されています。絵画の中には、素晴らしいフレスコ画や油彩画がいくつかあります。テキスタイルのセクションには、聖職者の祭服に加え、さまざまな種類の衣服を集めた重要なコレクションもあります。ノッサ・セニョーラ・ダ・オリベイラ教会をはじめ、ギマランイスの教会や修道院が所蔵していた美術品を所蔵、展示するために1928年に建設されました。教会の一部であった寮、回廊、小修道院の3つのエリアを利用していてロマネスク様式の回廊は変則的な形となっていてポルトガル建築では珍しいものになっています。入場料は3ユーロで定休日は月曜日となります。

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ブラガンサ公爵館(Paco dos Duques de Braganca)

ジョアン1世の息子で初代ブラガンサ公爵となったドン・アフォンソが2番目の妻、コンスタンツァとの結婚の際に設立されました。建物の中は、長方形の中庭の周囲を部屋のある回廊が取り囲むようにして建てられていて、入り口の反対側には礼拝堂が設けられています。公爵家の衣装や小物、装飾品などが展示されています。ブラガンサ公爵家がヴィラ・ヴィソーザに移ってからは廃墟となっていましたが、現在は改装され、政府の公館として接待場にも使われています。こちらも定休日は月曜日となっていて、入場料は5ユーロです。

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ポザーダ・モステイロ・デ・ギマランイス(Pousada Mosteiro de Guimaraes)

ポザーダ・モステイロ・デ・ギマランイスとは「ギマランスの修道院ポザーダ」という意味があり、修道院を改修したホテルです。サンタ・マリーニャ・ダ・コスタ修道院(Mosteiro de Santa Marinha da Costa)という歴史ある建物で国内最大規模を誇るポザーダとなっています。ペーニャ自然公園内の丘に建っていて噴水のあるテラスからは、ギマランイスの町と山並みを一望することができます。ポルトガル文化の典型的な要素ともいえるアズレージョで飾られた控室、上品な調度品が配された応接室、客室が並ぶ長い廊下など雰囲気は宮殿のような豪華さがあり圧巻です。町の中心から少し外れた東側にあり、坂が続くためタクシーを使ったほうがいいでしょう。料金は1人、100~180ユーロとなっていて貧乏旅行者には高い値段となりますが、ここで一度贅沢をしてゆっくり休み旅を続けるのもありかもしれません。

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ポルトガル料理を堪能

カルド・ヴェルデ(Calde Verde)とは本来ポルトガル北部の郷土料理ですが、今ではポルトガル全域で食べられるようになった定番料理です。じゃがいもベースのスープにチリメンキャベツを煮込んだもので、オリーブオイルをかけて食べます。

アローシュ(Arroz)はリゾットのことでポルトガルではお米をよく食べます。中に入れる具材によって「アローシュ・デ・なんとか」と名前が変わります。ポルトガル人も日本人同様、タコをよく食べるのでアローシュ・デ・ポルヴォというタコのリゾットもあります。魚介類を贅沢に使ったシーフードのリゾット、アローシュ・デ・マリスコスは魚介が好きな人は是非食べておきたいところです。ただし、リゾットは2人前からがほとんどなので1人旅をする人には少し辛いかも・・・レストランで注文する際は事前に確認しておきましょう。

モステイロ・デ・ギマランイスでは宿泊しなくてもレストランで食事をすることができるので、ポルトガル料理を味わいに訪れるのもいいかもしれません。

まとめとして

ポルトガル旅行といえば首都リスボンや第2の都市ポルトなどに訪れたくなるものですが、そのポルトガルが誕生した土地を知らずしてポルトガルを語ることはできません。ギマランイスの町並みは中世のたたずまいを色濃く残しており、温もりのある落ち着いた雰囲気に包まれています。歴史や文化、地方ならではの魅力に触れ、初めてなのになぜか懐かしいサウダーデ(郷愁、切なさ)を感じることできるができるでしょう。

ポルトガル発祥の地ギマランイスに訪れ、のんびりとした時間を過ごしてみてはどうでしょう。

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