地下に謎のテーマパークが出現?サリーナ・トゥルダに行ってみたら

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岩塩坑から地底アミューズメントパークにリニューアル~サリーナ・トゥルダ「Salina Turda」/ルーマニア

田園風景広がるルーマニアの地下に謎のテーマパークが出現?

実はこれ、ルーマニア最大の岩塩坑跡を再利用して造られたアミューズメント施設なのだ。

地下に広がる深淵の世界に花開いた不思議なテーマパーク。これを幻想的と呼ぶか、不気味ととるか、意見は分かれるところだろう。

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地下恐怖症・閉所恐怖症・高所恐怖症はご注意!

最深部は地下400mにも及ぶ。ハシゴをかけてよじ登っても下っても何分かかるだろうか? テーマパークのある中心部でも地下120m。銭湯の煙突が23m、大きな高圧線の鉄塔が110m、高層マンション28階建てでやっと120mに追いつく。

地下までは、階段などの原始的な方法以外に、一部には最新のエレベーターも設置されているが、どの方法であっても閉所感はハンパない。

地下鉄よりは地上線に乗りたい派や、エレベーターよりも階段を使いたい派には、ハードルの高い施設といえそうだ。

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岩塩坑だけに空気は上等・換気もばっちり

一方で、閉塞感さえ気にならなければ、かなり快適な空間であるのも確か。濃い塩分が坑内の空気を殺菌消毒してくれるといい、空気の美味しさは格別。古くからサナトリウム的な利用もされていたほどだ。

気温は季節に関わらず常に12度前後に保たれていて、肌寒いくらいだが、地上が暑い季節には極楽だろう。また、気になる空気の循環だが、そこは過去数百年にわたって岩塩を採掘してきた歴史を持つだけあり、換気システムもきっちりと整っているらしい。

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閉鎖された岩塩坑跡からテーマパークへ変身

ルーマニアにある岩塩坑の中でも、原始的な方法での採掘が続けられていたトゥルダは、20世紀早々に閉鎖されてしまった。戦中には防空壕として使われたこともあったが、半世紀以上にわたって閉鎖・放置されていたトゥルダは、20世紀後半に「岩塩坑跡」として見学できるようになり、一部は病気療養所としても利用され始めた。

さらにルーマニアがEUに加盟した後の21世紀、財政支援を受けて大改装を行い、2010年にグレードアップした治療施設のほか、地底塩湖・塩の鍾乳洞を観光用に、コンサートホール、スポーツジム、遊園地、博物館をアミューズ施設として整備し「サリーナ・トゥルダ」としてオープンした。

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入場するには

緑の田園風景の広がる中、鉄骨剥き出しの近未来的な施設が目に付く。それが入場口になる。

そこからは緩やかなトンネルの中を階段で下っていく。もちろん、上下左右ともにぎっちりと塩に囲まれた空間だ。

ほんの数分で、地下テーマパークの「天井」部分に到達。踏み板が渡された通路の下や手摺の向こうは100m以上吹き抜けの岩塩ドームだ。足元の板の隙間から見える地下の遠さに足がガクガクしそうだ。

さらに、階段やエレベーターを使ってテーマパークへ、そして地下400mにもなるという岩塩湖エリアまで下ることができる。ただ、エレベーターは行き(下り)は比較的空いているものの、帰り(上り)は大混雑の大行列なので、エレベーターを待つにも階段を上るにもそれなりの覚悟がいる。

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アミューズメントパーク

鉄骨丸出しのなんだかレトロな姿の観覧車、ミニゴルフ、ビリヤード、ボーリング、卓球などのちょっと懐かしい系の施設が立ち並ぶ。どれもデザインがシンプルレトロなのが心憎い。

周囲にはベンチやテーブルもたくさん設置されていて、なぜか読書や勉強にいそしむ姿も少なくない。

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コンサートホール

大きくはないが、円形劇場が作られていて、音響は抜群とのこと。各種コンサートが時折開催されているほか、個人や団体に貸し出されることが多く、卒業式や結婚式などによく利用されているらしい。

ただ、コンサートホールそのものは壁で囲まれてはいるが天井がないため、その音は岩塩坑全体に反響しまくり。演目によっては、むかないものもあるらしい。

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博物館として

岩塩坑として活躍していたころの歴史を振り返る展示も行われている。

数百年前に敷かれたレールとその上を走るトロッコは展示品だが、手作業で削り取った痕、地球上で必要とされる今後100年分の塩が眠っているというマーブル柄の壁などは、そこにそのままあるだけの状態だが、それでも十分に見ごたえがある。

博物館という名に、ギャラリーコーナーを期待すると外してしまうが、実はこの空間すべてがそのまま歴史博物館として認識されている。

目をひくようにライトアップされたアミューズメント施設だけでなく、美しくも不思議な絵柄を作っている壁や天井、そして床などにも注目してきたい。

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一番の見どころかも? 「地底塩湖」

地下400mの最深部は塩湖になっていて、ズンズンと下っていき、宇宙行きスターシップ乗り場に続きそうな橋を渡れば、そこがボート乗り場になっている。

青や黄色に塗られたボートが異質に見えるほど、塩湖の水は透きとおり、壁は塩マーブルのゴージャスさ、そして、見上げるとクラっとくるような高さの岩塩壁が、視界が続く限りを覆っている。

ところどころライトアップされているのは、主にこの塩湖から見上げた時の効果を狙っている。上から見下ろすのも悪くないが、美しさや幻想的な風景として楽しむなら、この地底まで下りて船の中から地下の天井を見上げたい。

塩湖なので当然その水は塩水。転覆するとかなりしょっぱい思いをするほか、水温と気温の低さから風邪をひきそうだが、浮力が強いので溺れる心配はなさそうだ。

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アクセス

トランシルヴァニア観光にセットしてツアーで訪れる人が多いようだ。とはいっても、まだ対外国的には広く知られていないため、そこは主にルーマニア人たちの娯楽施設として機能している。

トゥルダはルーマニアの南に位置する町。大きすぎず小さすぎない地方の街といった雰囲気で、町内に特別な見どころはないものの街そのものの感じは悪くない。ブラブラと歩いたり、食事をしたりするのは楽しいだろう。

街の中心からサリーナ・トゥルダまでは車で10分ほど。

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料金のほうは?

入場料金は大人が500円ほど。夏場に1日涼めると思えば高くはないかもしれない。ただし、内部の施設は利用の都度別払いとなる。

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岩塩は買える?

採掘はもう行われていないため、岩塩関連のグッズは売られていない。純度99%のミネラル塩に囲まれながら、それを味わうことも、購入することもできないのは、ちょっと残念かも。

壁を舐めてみることは不可能ではないが、長年のホコリもついているので、おすすめはしない。

岩塩は買えないが、入場中、マイナスイオンたっぷりの清浄な空気は吸い放題。体の隅々まで行きわたるよう、しっかりと深呼吸してこよう。

ただ、呼吸器や心臓などにトラブルがある人は、医師のアドバイスを受けてからの方が安心かもしれない。本来は体によいはずの岩塩空気だが、その高い濃度と高湿度から、息苦しさを感じることもある。

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最後に

ルーマニア観光は、近年ようやく世界の旅人たちの気をひく存在になってきた。

政治的・経済的な安全や、観光地としての施設整備が徐々に進み、個人旅行者だけでなく団体ツアー客なども訪れるようになっている。

それでも、国内には7つの世界遺産が登録されているにもかかわらず、「群」の形での登録が多く、見どころが散らばっていて個人観光がしにくいこと、見た目に地味な内容が多いことから、観光方面の伸びは大きくない。

だからこそ、どの街角にも今も古き良きルーマニアらしさが残されているし、その一方で、観光客に対する現地の人々の対応はぎこちないながらも親切だ。

サリーナ・トゥルダも、英語が通じる率は低く、内部施設も全体にルーマニア人向けではあるが、居心地は決して悪くない。その独特な幻想的かつ不気味な雰囲気は、ドラキュラ伝説を持つルーマニアの持つイメージを、そのまま地下に凝縮したようなセンスを感じさせてもくれる。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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