場所を選ばない「リモートワーク」+「旅」という生き方

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「リモートワーク」は、出勤する必要が全くない、または時々出勤する程度で、大半の仕事をオフィスから離れて行うことができる働き方をいいます。

リモート(remote)とは「遠い・遠隔」といった意味。職場からも都会からも、時には人間関係からも離れた場所で働けるとしたら、あなたならどこを、どんなスタイルを選びますか?

リモートワークをどこでする?

原則として、オフィス(職場)から離れて働けば、それでリモートワークです。その区切りでいえば、自宅で働いていてもリモートワーク、近くの公園でも、図書館でも、車の中でも、そこで仕事をしていればリモートワークです。

昨今の外出自粛モードの中だと、カフェなどは使いにくいので、他人との接触が少なく、落ち着いて仕事のできそうな場所というと独り者なら自宅、同居人がいて自宅が落ち着かない場合には車内という声もあります。ただ、この外出自粛は徐々に緩む傾向があること、また、外をうろうろと移動して人との接触が増えることは避けるべきあっても、オフィスからも自宅からも、当然車内からも離れた、一定のリモート先に落ち着くのであれば問題なさそう。

せっかくオフィスを離れて働けるなら、思い切って旅先でのリモートワークも選択肢にあげてみませんか。

県や国をまたいだ移動が規制されている場合、旅に出るといってもその行き先にもスタイルにも、ある程度制約があります。現時点では、極めて近距離の旅、もしくは、(たとえ一時的であっても)転居に近い旅先でのリモートワークが実行しやすいでしょう。

近距離の旅とリモートワーク

日本の首都であり、超大都会の東京都ですが、実はその端っこには秘境のようなエリアがあります。世界的にも人気の高い高尾山エリア、都民のオアシス奥多摩エリア、神に近い天空の御岳山エリア、秘境檜原村など、訪れてみると「大都会・東京都」のイメージとはかけ離れた風景と人情がそこにはあります。コロナの影響下、東京都民は日本国内でもっとも行動を制限され、世の中は夏休みでも身動きがとれない状況が続いています。そこで人々の目が向いたのが同じ都内でありながら、環境の異なるこれらのエリアです。

実際のところ、たとえ東京都内であっても不要不急の移動は避けるべきとの暗黙の了解はあります。そのため、ここでおすすめしたいのは、中長期的な転居的旅で行うリモートワークです。

貸別荘、民宿、宿坊、キャンプなど、さまざまな手段はありますが、そこへ数カ月程度「暮らす」形で旅に出て、そこに腰を落ち着けてリモートワークをしようというわけ。自宅から現地までの移動はありますが、現地入りした後は極力不要不急の移動を避けることで、たとえば周辺住民とのトラブルなども防ぐやすくなるでしょう。

これは東京都民の例ですが、ほかの各道府県内でも、同じような中長期的転居スタイルの近距離旅とリモートワークを実現することは可能です。

中長距離の旅とリモートワーク

では、もっと距離の離れた場所への旅は実現が不可能でしょうか?

地域封鎖が行われていない以上、国内であれば移動そのものは可能です。ただし、地域ごとに自粛レベルや社会感情は異なるため、どこでもいつでも好きなように旅ができるとはいえません。

ただ、近距離の旅と同様に、移動を繰り返すスタイルの旅ではなく、中長期滞在型の旅であれば、可能性はあります。そして、そこでリモートワークを行うことももちろん可能でしょう。

距離的に遠いということは、現地の情報に疎くなりがちです。ここは注意ポイント。例えば関東圏と東北圏、関西首都圏と中国地方などでは、互いの現状の行動自粛に対する考え方が異なります。転居であればともかく、都会からブラリとやってきた旅人を歓迎してくれるとは限らないこと、集合住宅などでは入居を嫌がられることもあることなどを理解した上で、周囲との距離を取りやすいエリアを選び、住民の少ない別荘地などを利用するのも手です。

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リモートワーク用施設を活用する

実は、早々にリモートワーク用の住宅施設を貸し出すサービスも開始されています。

もともと、個人別荘の稼働率はそれほど高くありません。行動自粛の影響もあり、多くが空き家のままで放置されている状況です。そして、放置していても維持費はかかっています。そこに目をつけ、通常ならば空き家にしている別荘や、数日単位で貸し出しているような別荘を集めて、月単位などの中長期貸出を行う業者やサイトがあります。

個人別荘を中長期間借りることは、短期間の延泊を繰り返すよりもずっと割安であることが利点となります。アパートや古民家などの賃貸契約を結ぶよりもずっと簡易であることもポイント。さらには、近隣に地元住民が少なく摩擦が起こりにくいこと、別荘だけに身の回りのものだけ持っていけば居ぬきで生活を始められること、管理人(管理会社)がいて安心であることなどもあげられます。

最近は、これまでは少なかったWi-Fi付きの別荘も増え、よりリモートワークの拠点としても使いやすくなっています。さらに、車などの足がなければ日常的な買い物に困るような場所であっても、最近急発達している宅配サービスを利用することで、生活レベルを下げずに暮らせる点もありがたいですね。

国内を移動する旅とリモートワーク

無事に国内移動が完全解禁! となった暁には、リモートワークも完全廃業? 今回の出勤制限や外出自粛などをきっかけとして、多くの企業が完全、または一部分のリモートワークを実施しました。その結果、企業側も雇われる側も、「リモートワークでもいける」感触をつかんだのではないでしょうか?

職種などにもよりますが、たとえ国内移動が完全解禁となり、何の心配も制限もなくオフィスに出勤して通常勤務ができるようになったとしても、「リモートワーク」という働き方は残っていくでしょう。ただ、引き続き「リモートワーク」で働くことを選ぶか、はたまた選べるかは企業ごと職種ごと、個人ごとに条件が変わってくると思われます。

もしあなたが、今後も「リモートワーク」を選べるなら、そして、それを「旅」とセットで考えたいなら、そこにあなたのための選択肢はきっとあります。

「リモートワーク」を認める企業が増えていること、ネット環境がより整いつつあること、世の中が在宅勤務から派生したオフィス外での勤務に理解を示すようになったことなどから、国内を旅しながらのリモートワークは決して夢物語ではなくなっているのです。

世界を旅しながらリモートワーク

ノマドワークが幅をきかせていた頃、日本国内だけでなく世界をまたにかけて働く旅人が大勢いました。今回のコロナ禍で、一部のノマドワーカーたちは帰国し、また一部は滞在先で移動を制限されてままならない生活をしている例もあると聞きます。国をまたいだ移動が制限されるようになって以来、実際に世界的なノマドをするノマドワーカーの数は減っていますが、今後状況が好転すれば、ノマドワーカーの復活と同時に、リモートワーカーの世界進出も始まるでしょう。

これまで世界を旅しながらお金も稼げるのは「ノマドワーカー」の醍醐味であり特権でもありました。ただ、ノマドワーカーになるには、企業という安全であるがゆえに窮屈でもある囲いから飛び出すことができ、自分の力で稼ぐためのノウハウを身につけることができるという条件がありました。精神的な強さ、能力的な高さなどが備わっていて初めてなれるのがノマドワーカーだったのです。

ところが、リモートワーカーたちは、企業の後ろ盾やある程度の経済的な補償、社会的な地位を保持したままで、世界へと飛び出すことが可能になります。定期的な連絡やミーティングなど、多少の縛りはあっても、世界で自由に旅しながら働くというライフスタイルへと飛び込むハードルは確実に低くなっています。

ひょっとしたら、今はまだ慣れない在宅勤務や新しいシステムなどに四苦八苦しているかもしれません。でもその苦労、今後の社会状況の変化によっては、「世界を旅したい」「旅しながら働きたい」、そんなあなたの夢を叶えるための、恰好の下準備になりそうです。そう考えると、やる気がわいてきませんか?

まとめとして

働くための場所を選ばない「リモートワーク」というライフスタイル。ノマドより安定していてテレワークよりも少し自由度が高い、そんなハードル低めなところが魅力的です。

オフィス以外という広すぎる選択肢ではなく、自宅という限定的な選択肢でもなく、好みの場所に好きなだけ滞在しながらそこで働くという「リモートワーク」+「旅」という新しいライフスタイルが、希望すれば叶う時代もすぐそこにきているのかもしれません。

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