奥さん運び世界選手権のルールと賞品がウケる!愛妻家は是非参加しよう!

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夫婦の絆の強さが勝負の決め手?「奥さん運び世界選手権」(Wife Carrying Championship)/フィンランド・ソンカヤルヴィ

「フィンランドに変わった祭りが多い」という話は、祭りフリークや世界旅行者たちの間でかなり信ぴょう性のある噂話になっています。

ここでご紹介する「奥さん運び選手権」以外にも、「エアーギター選手権大会」や「携帯投げ選手権」などが知られていますが、共通するのは「新しくて、ほかにはないジョークのような祭り」であること。

どうやら、フィンランド人たちのジョークはごく最近になって磨きがかかってきているようです。

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奥さん運び世界選手権の特徴とルール

この選手権では、夫が妻を担いで障害物レースに参加。あくまで「スポーツ」として競い合います。

一応、「奥さん(Wife)」と名前がついてはいますが、別に未婚であっても他人であっても参加は可能です。実際に、優勝を狙うためか、奥さん役を変えて何度も参加している人もいるそうです。ただ、男性が妻役の女性を担ぐというのがもっとも大切なルールではあり、本来は絆の強い夫婦で参加することが望ましいようです。

レース距離などの競技内容に関するルール以外にも、「奥さん役の女性は17歳以上で49kg以上でなければいけない」、「奥さんを固定するために使用できるのは夫が普段使用しているベルトのみ」、「保険加入は各自で」、「もっとも観客を楽しませたカップル、最高のコスチューマー、最強の夫役には特別賞を授与する」、「とにかくみんなが楽しまなければならない」などがあります。

そこから感じられるのはやはり、真剣さというよりも、ジョークを愛する心のような気がします。

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奥さん運び世界選手権の開催会場・開催日

会場は発祥地でもあるフィンランド東部のソンカヤルヴィという村。学校や公共の競技場を丸ごと貸し切って障害物コースが作られます。

開催は7月。固定の日時はないので、万一参加したい場合と見に行きたい場合は要チェックです。

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奥さん運び世界選手権の歴史

フィンランド・ソンカヤルヴィ周辺地域の言い伝えによると、本当かどうか、その昔、若い男たちが求婚のために近隣の村々から娘たちを担いでは連れ去っていたのだそうです。これをお祭り騒ぎに発展させたのがこの「奥さん運び選手権」です。

1992年に競技としてスタートして以来、毎年夏に開催されるようになりました。今では、ここだけでなく、ヨーロッパを中心に世界各地で同様の大会が開かれています。

ここ数年、参加者が増えているものの、ほとんどフィンランド人と隣国エストニア人の闘いとなっています。アジア人の参加はほとんどないようなので、我こそはという日本人の力自慢、奥さん自慢の参加が楽しみです。

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奥さん運び世界選手権のイベント

普段は静かな湖水地方の田舎村でしかないソンカヤルヴィですが、このイベントの前日あたりから村中が浮き足だってきます。

その年の会場に選ばれた競技場では、露店がずらりと並び、伝統工芸のデモンストレーションコーナー、スポンサーによるグッズ販売などの準備が進みます。

もちろん、障害物コースも着々と準備が進みますが、コース内容はギリギリまで一応秘密。ただ実際には、あちこちから覗けてしまうので、参加者はもちろん観客たちも興味津々で当日のレースへの期待を募らせます。

選手権の当日には、体育館や屋外ステージでコンサートが行われるなど、場の雰囲気はどんどんと盛り上がっていきます。

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奥さん運び世界選手権の記念品

優勝者には商品が授与されます。それはなんと担いだ奥さんの体重分のビール!

ビールをたっぷりともらうためには重たい奥さんを選ばなければならない…。でも、重たい奥さんは障害レースの負担になる…。といったジレンマに陥ります。

また、スポンサーからさまざまな特別賞が用意されています。

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用意するもの

体重や年齢、そしてある程度の脚力・腕力のある奥さん役の女性は必須アイテムです。規定体重に足らない場合にはおもり入りのバックパックを背負わせられます。

さらには、女性にはヘルメットの着用が義務化されているので、軽量かつ水に濡れても大丈夫なタイプを用意しておいた方がいいでしょう。

体力よりもジョークで勝負するつもりならば、コスチュームやパフォーマンスの用意も必要です。

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参加できること

50ユーロの参加費用と奥さん役の女性、あとはルールを守る気持ちとジョークを愛する心があれば、誰でも参加できます。

ただ、この大会では子どもの参加は認められません。そして、世界選手権部門と40歳以上のシニア部門に分かれます。

約250mの障害物レースがメインですが、実は比較的シンプルな100m短距離+水障害でスピードを競うものもあり、こちらはそれほどムキムキでなくても入賞の可能性がありそうです。

さらに、力はともかくジョークに自信があるという方なら、コスプレ部門での入賞を目指すのもアリでしょう。

一番の見どころ

各国の愛妻家ならぬ、担妻家たちは妻をまるで猟で撃ち取った獲物かなにかのように肩や背中に担いで、会場を走りまわります。

男性側は真剣そのものですが、担われている女性は上下左右に振り回され、時には頭や足を打ち、水に溺れそうになりながらも必至でしがみついている様子。

観客たちにとっては、そんなアンバランスな夫婦役の真剣さこそが「ジョーク」そのものであり、見どころです。

ちなみに、奥さんが落下すると15秒のペナルティが科されるので、各参加者カップルは落下防止にさまざまな工夫を凝らしています。

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エストニアスタイル

かつぐ奥様の存在はどうしても足手まといとなります。奥様の存在をいかにレースの邪魔にならないように扱うかが勝負の別れ目になるのです。お姫様だっこなど問題外。

今のところ主流となっているのが、「エストニアスタイル」。海を挟んだ隣国エストニア人参加者たちの多くが取り入れ、優勝・入賞をゲットしていることから、この名がつけられたそうです。

エストニアスタイルでは、奥さんは旦那の背中に逆さまにぶら下がった状態になります。足で旦那の首を挟み、両腕を旦那のお腹に回し、背中に張り付いてしがみつきます。これなら、旦那は大きなバックパックを担いでいる感覚で、両手両足を自由に使って障害を越えていけるというわけです。

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まとめとして

伝説が本当なのかどうかはさておき、物ではなく奥さんを担いでしまおうと考えついたこと、そしてそれを真剣な競技会にしてしまったこと、それが狭い地域内ではなく世界中にウケてしまったこと、どれも少し前までは想像できなかった事態でしょう。

フィンランドだけに限りませんが、近年になって想像を超えたフェスティバルや競技会が続々と生み出されています。町おこし・村おこしといった観光面の意味合いもあるのでしょうが、人々が豊か(?)になり、「くだらないな~」レベルのジョークでも大笑いして受け入れられるようになっているのでしょう。それだけ、笑いに飢えているということなのかもしれません。

これからの旅のスタイルは、ただ世界を巡り観光するのではなく、より面白いものを求め、参加する方向へと変わっていくのかもしれないなと、ジョークから生まれた祭りや選手権を見るたびに思い知らされます。

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