宇宙人の仕業か?モエラキ・ボールダーズの巨大石を見てみたら

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巨大な石のボールがゴロゴロ~モエラキ・ボールダーズ「Moeraki Boulders」/ニュージーランド・モエラキビーチ

直系1mを超えるようなボールダーズ(丸い石)がゴロゴロと転がる海岸がそこにはある。

巨石文化の遺構か、何かのイベントの跡か、いたずらにしては大がかりすぎるし…

当然なんらかの人工的な作業を経なければありえないような光景が広がるモエラキ・ボールダーズ。
だが、実はすべてが自然のワザなのだ。

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誰の仕業か?

巨人文化があったわけではなく、石切り職人が技を磨いたわけでもなく、たぶん宇宙人の仕業でもないはず。ここにある不思議な岩たちはすべて、自然と時間が作り出したものだ。

長く伸びる海岸線の一部に集中してゴロゴロと転がる丸い巨岩たち。きれいな丸をキープしたものもあれば、半分にパカっと割れたもの、いくつかのピースに砕けたものなどが砂浜に半分うずまるようにしてそこにある。

自然の産物にしても神様が作ったとしても、なぜこの場所に? なぜこの形に? という疑問は解決しない。

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科学的には

自然科学的に分析された結果、現時点で分かっていることもある。

この自然なのに不自然に丸い岩たちは、約6500万年前に火山活動によって噴出した溶岩が核になっているらしい。そこへさまざまな鉱物や堆積物がくっつき結晶化していくことでできあがったのだ。

このタイプの石は亀甲石と呼ばれる。確かに丸い石の表面には亀の甲羅のような、またはサッカーボールのようなスジが入ったものも多い。

これらの岩は、長い歴史のほとんどを海底で波に揺られてユラユラコロコロと転がりながら結晶化したために丸っこい姿となったともいわれている。

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なぜこの海岸線に?

この場所にボールダーズが集中している理由には、潮の流れが関係しているのではないかという説がある。

この海岸一帯は約1500年前に海底が隆起して造られた。その結果、波だけでなく風雨の浸食も受け、柔らかい部分は流れ落ち、硬い核の周囲の丸い部分だけが残ったのだという。最大直径2mで2トンというサイズの丸石は400万年かかって形成されたと考えられている。

近づいて触ってみると、それがハリボテの作り物ではないことを確認できるが、それでも、遠目で見ていると、どうしてもアートか映画の大道具にしか見えない。

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写真スポット

真ん丸巨石の上に仁王立ちするのもいいし、ぽっかりと半分に割れた中央にたって桃太郎の誕生っぽく記念撮影するのもいいだろう。

また、丸い巨岩の中央に人が入れる大きさの穴が開いているものもあり、そこにすっぽりと嵌っての撮影も人気がある。

ほかにも、ヒビの入った岩に空手チョップやキックをお見舞いするポーズなんていうのも面白そうだ。

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こんな伝説もあった! マオリの巨人説

1000年前、ニュージーランドの沿岸で座礁してしまったカヌーがあった。そのカヌーは巨大で、多くの巨人と彼らの生活グッズが載せられていたが、その中のウナギ用の丸いヒョウタン型の籠がこの海岸に流れ着いたのだという。

このボールダーズがウナギ用の籠? 石じゃなくて? と突っ込みたいところだが、その大きさも、いくら巨人用といってもウナギの大きさは変わらないのでは? そんないろんな疑問がわいてくる伝説だ。

マオリの先祖たちがこの巨岩を最初に目にし、この伝説を作り出すにいたった思考過程もまた謎である。

この伝説には続きがあり、難破した船に乗っていた大きな人たちは、海岸にたどり着き夜明けを迎えると、その姿を丘に変えてしまったという。

マオリたちにとっても、ボールダーズだけでなく、モエラキ・ビーチ周辺の丘もまた、人でも自然でもなく、超自然的な神によって造られたものに見えたということだろう。

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パワースポットとして

ボールダーズは亀甲石の巨大バージョン。日本ではこの亀甲石、セブタリアンと呼ばれるパワーストーンとして人気がある。しかし当然ながら、日本で扱われているセブタリアンの大きさはいいところ手の平サイズ。

それから考えると直径2mのボールダーズのスゴサが分かる。当然パワーのポテンシャルも桁違いなはず。

ボールダーズを砕いて持ち帰るのはルール違反だが、自然に砕けた内側には、外側の砂色とは違った鼈甲のようなきれいな黄色がかった部分が見えている。

手で頬で触れて擦って、そのパワーを吸収してきたいものだ。

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モエラキ・ビレッジ

ボールダーズが鎮座するモエラキ・ビーチからぶらぶらと散歩気分で歩いて30分ほどのところにあるモエラキ・ビレッジでは、岩場と海を行き来するオットセイやペンギンに出会えることもある。

彼らの食事時である早朝か日の入り直前がねらい目だ。小さなカフェやレストランもあって、海岸散策後の休憩場所としてもおすすめ。

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近くのダニーデン観光も

ダニーデンは、スコットランド人が開拓した町なので、今も雰囲気は18~19世紀のスコットランドの雰囲気を残している。

丘の上のラーナック城はもちろん、駅・教会・美術館などすべての大規模な公共施設は格調高いビクトリア朝やエドワード王朝時代の面影を残している。歴史の浅いニュージーランドにこんな町があるとは、なんだかこちらも映画のセットを歩いているような気分になる。

また、ダニーデン周辺には、自然保護区が残されていて、ペンギンやアホウドリの繁殖の様子やニュージーランドにしかいない珍しいイルカの姿を覗き見できるスポットもある。

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訪れる際の注意事項

モエラキ・ボールダーズは干潮時を狙ってでかけないと、アップアップと波間に溺れそうになっているボールダーズしか見ることができない。乗ったり触れたりの写真撮影もできないので、潮の干潮チェックを忘れずに。

また、この数か月数年でどうなるというわけではないものの、浸食は現在も進行中。少しずつ小さく削られ、中には亀裂が広がり、割れていくものもあるはず。

いつ行っても同じ場所に同じ姿で待っていてくれるとは限らないわけだ。

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アクセス

ニュージーランド南島、クライストチャーチから約300km、オアマルの南にあるハムデンが最寄りの町となる。オアマルからは車で1時間弱。

ハムデンから3kmほど南下すると、「モエラギ・ボールダー」を示す看板が見えてくるので、指示に従っていくとすぐに駐車場にたどりつく。駐車場から海岸へと降りるとすぐに不思議な景観が見えてくるだろう。

場所柄、公共交通機関や徒歩で向かうのは困難なので、レンタカーをするか、オアマル発のバスツアーなどに参加するといいだろう。

人数によってはタクシーもお手軽。

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最後に

ニュージーランド内にも、世界中にも巨岩や奇岩は多い。モエラギ・ボールダーズもその一つといえばそれまでだ。

しかし、この場所はほかの有名な岩の観光地と比べてまだ知名度が低い。その理由は、一つ一つの岩は確かに不思議の塊だが、その数や規模はスーパー級ではないせいかもしれないし、場所が不便なせいもあるかもしれない。

しかし、行った人だけが感じ取ることのできるその超自然的な不思議さと、そこに漂うパワーはハンパではない。

多くのほかの地域では絶滅の危機に陥っている生き物たちがここでは豊かな生態を見せていることも、そのパワーと関係しているかもしれない。ここで受けられるパワーの影響の強さは、人に対しても例外ではないはずだ。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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