最近見かけなくなった旅グッズ、古き良きバックパッカー時代のグッズ

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見かけなくなった旅グッズ

「あ~、それあった、あった!」

ちょっと前までは旅の必需品だったはずのアレコレが、知らぬ間に姿を消しています。

見かけなくなったのには、それなりの理由があるのでしょうが、完全に消滅してしまったらしいタイプもあれば、姿や形を変えて生き延びているしぶといタイプもいます。

年季の入った旅人にとっては、思わず「懐かし~」の声があがり、新しい旅人からは「それ何?」「何のために持っていくんだ?」という声が聞こえてくるようなグッズをリストアップしてみました。

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1. 封筒型シーツ

封筒型シュラフは知っていても、スリーピング(封筒型)シーツを知らない人は多いでしょう。

その昔、ユースホステルのルールに「シーツは持参」という一条がありました。実際のところは、ルールというほど厳格なものではなかったのですが、自分用のシーツを持ち込むことが推奨されていたのは確かです。持参しない場合には、宿泊とは別料金でレンタルする仕組みになっていることもありました。

この時、持参するシーツとしておすすめされるのが、「封筒型」なのです。これは、2枚のシーツを封筒のように口の部分以外を縫ってしまったもののことです。

これを、敷布団と掛布団の間に敷いて、自分の体をその内側へとすべり込ませて眠るわけです。この封筒型シーツ、口部分の下側は枕カバーになり、口部分の上側は掛布団の上に折り返して口のカバーとして使います。

このシーツによって2つの効果が得られます。一つは、宿の布団を汚さないこと、もう一つは、自分の体を南京虫などから守ることです。

さらに、シーツに選ぶ布はできるだけ目地の細かいものを選ぶことで、虫に襲われる率を下げることができるというワンポイントアドバイスもついていました。

当時、バックパッカーとして安宿を渡り歩く時、この封筒型シーツを日本国内で用意していくことと、旅先で現地の布を買い、現地で仕立ててもらうことがありました。この場合、帰国する時には、華やかなバティック柄の封筒型シーツが記念品として残るわけです。

最近はすっかり見かけなくなったこの風習ですが、近年「これってスゴク賢い習慣だったのでは?」と思いはじめ、次回の旅には速乾性の布で作って持参しようと考えています。市販のコクーンシーツも悪くないのですが、あれ、暑いんですよね。

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2. 万能(アーミー)ナイフ

旅先のビーチで素潜りして牡蠣を密漁した時、道端の屋台でドリアンを買った時、身の危険を感じた時などのため、バックパックの中には必ずアーミーナイフを入れていました。

ちょっと大きめの爪切りくらいのサイズで、ナイフ・ペンチ・虫眼鏡などの必須アイテムにプラスして、旅用のアーミーナイフには、平たいスプーンやフォークもついていて、とても便利でした。

コンパクトでかさばらず、錆びたりしない素材で作られていることもあって、1つのアーミーナイフをかなり長期間使っていました。

旅に出る時、荷物は原則機内持ち込みと決めていたあの頃、機内にそんな危険なものを持ち込むことができていたのです。すなわち、持ち込めなくなった時が、アーミーナイフの引退時となりました。

安全が一番なのは理解できますが、不便だなぁという思いも少しあります。

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3. 腹巻貴重品入れとトラベラーズチェック

この二点は今もあります。ただ、その使用率はかなり低下しているようです。

腹巻貴重品入れは、暑く湿度の高い国への旅には不向きで汗疹の原因になる困りモノではありましたが、現金とトラベラーズチェックで長旅をしている場合、「肌身離さず」を実現できる一番簡単な方法でした。

今は少し選択肢が増えて、まず、肌にやさしく、さらに貴重品を湿らせたり汗臭くしたりしないような素材の腹巻貴重品入れが登場しています。デザインも、白や肌色主体だったものが、チラ見させても恥ずかしくないような色や柄、そしてデザインのものへと進化しました。薄着で着用していてチラ見せしてしまったとしても、パッと見では、下着かシャツくらいにしか見えないので、ある意味安全性はアップしているかもしれません。

また、腹巻貴重品入れの代替案になる、ズボンの裏側などの隠しポケットも、自分でチクチクと作ったりする手間を省いてくれる隠しポケット付きの衣料品が発売されています。

トラベラーズチェックは、クレジットカードやデビットカード、海外専用のカードなどの流通によって、ほとんどのその姿を見なくなりました。

ただ、近年カードスキミングなどのフロード経験者やアンチプラスチックカード派の間では、今もトラベラーズチェックが根強い人気を保っています。商店などではもちろん、一部の両替所などでもトラベラーズチェックの換金を受け付けない、または喜ばない傾向があるので、いつまでどの程度トラベラーズチェックを使っていけるかが問題となりそうです。

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4. 南京錠&自転車チェーンロック

普通のホテルに泊まれば、部屋に入ってドアをロックすれば、もう室内は安全だと感じます。でも、旅先の安宿やドミトリーではそんなホテル神話は通用しません。

そのため、自分の荷物と自分自身を守るために、自分用の鍵を持ち歩く旅人が大勢いました。アジアの安宿などのドアはペラペラしたベニヤの板1枚を簡単な鍵で止めるだけ。家具でバリケードを作ろうにも、そもそも室内に家具らしい家具が存在しません。

そこで出番となるのが、南京錠。でも、南京錠もどこでも使えるわけではありません。南京錠をかける場所がなければ用をなさないのです。そのため、もう一つの手を考えておく必要があり、自転車チェーンロックの登場となるのです。

鍵のかからないような宿を選んだ以上、部屋への侵入者には目をつぶり(?)、荷物を守ることに目を向け、室内の動かないもの、柱や大きな家具であるベッドの足などに、チェーンで荷物を固定します。

これとて、バックパックであれば、ちょっとしたナイフで裂いて中身を取り出せばそれまでですが、自転車チェーンロックが巻き付いているバッグとそうでないバッグならどちらが狙われるか? というリスク削減策として使われていた手法です。

バックパックに南京錠をぶら下げ、自転車チェーンロックを巻きつけた旅人の姿は、とんと見かけなくなりましたが、私は今でも、スーツケースであろうとバックパックであろうと、長旅の時には自転車チェーンロックを持っていきます。

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5. 本

旅の大切な友である本。これも旅グッズリストから落ちてしまう傾向にあります。ただ、ここでいうのは紙の本。端末へのダウンロードという形で、紙の本以上の冊数を旅先で読む人は少なくありません。

ただ、旅先で読書を楽しむ人も減っているような気がします。確かに世界中で端末を覗きこんでいる旅人は多いのですが、その中身は動画だったり、ゲームだったり。

多くの旅人の旅の荷物に紙の本がはいらないのは、「端末に落とせばいいから、紙の本は必要ない」からなのか、「どうせ読まないから」なのかは不明です。

紙の本は確かにかさ張るので、端末ダウンロードにすればいいとは思うのですが、「ページをめくるあの指先の感覚と音がないと本を読んでいる気がしない」と感じる紙フェチも世の中にはまだいるのではないでしょうか?

確実に旅の道連れにする紙の本の冊数は減っていますが、それでも旅に出るたび、紙の本を何冊持ち出すかを考え、厳選するのもまた、旅の出発前の楽しみだと感じる自分もいます。

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まとめとして

多少主観が混じってしまいましたが、古き良きバックパッカー時代のグッズの中には、今も使えそうなものが潜んでいそうだと思いませんか?

便利さや軽さ小ささばかりを重視すると、身軽にはなっても思い出も減ってしまいそう…

ヨーロッパの安宿で会った中年西洋人の旅人が、骨董品かと思うような年代物の革バッグを片手でひきずるようにして狭い階段を上っていきました。きっと、思い出の詰まったバッグだけは、手放せずにいるんだなと思ったものです。なぜなら、彼のもう一方に手には最新の高級携帯電話が握られていたから。

不便さをわざわざ選ぶという贅沢もあっていいのかもしれません。

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神崎竜馬

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