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歌って踊る世界一安全な劇場街~ブロードウェイ
世界中で耳にする「ブロードウェイ」の名前。その本場はやはり、アメリカ・ニューヨークのマンハッタンだろう。
40か所以上の劇場で毎夜繰り広げられるミュージカルに、世界中の人々が魅了され続けている。そんな華々しいイメージで観光客を集めるブロードウェイの魅力を紹介しよう。
ブロードウェイの位置
アメリカには各地にブロードウェイの名で呼ばれる通りがあるが、ニューヨークのブロードウェイが日本人には最も有名だろう。
本来、ブロードウェイとは、マンハッタン島を南北に通る全長20キロにわたる通りの名称である。しかし、一般的に使われる「ブロードウェイ」は、42丁目タイムズ・スクエアから北の53丁目までの区間を指す。
多数のミュージカルを毎晩上演し続ける場所であり、世界中の企業の広告塔としての役割を果たす場所であり、旅行客をひきつける観光地でもある。
ブロードウェイの歴史
ブロードウェイの名は1776年のニューヨークの地図に登場している。農場や森が多く残っていたその当時は、「ブロードウェイ・ストリート」と呼ばれ、その範囲は現在よりもずっと短いものだった。
19世紀に入ってマンハッタン全体を対象とした都市計画が起こり、交通網が整備されることになった。マンハッタンに従来からあった通りは格子状の舗装路へと変更されていき、20キロメートルに及ぶブロードウェイが完成した。
20世紀に入ると、タイムズ・スクエア周辺を中心としてエンターテイメント産業が発展し、多くの劇場が並ぶようになる。エリア一帯は、家族連れで楽しめる安全な劇場街として人気を集めていた。
ところが1970~80年代には、舞台演劇産業が廃れ、健全な劇場はポルノ産業へと交代し、町の治安は急激に悪化。90年に入って改革が行われるまで、治安の悪さで有名な町として、人々の足は遠ざかったままだった。
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ニューヨーク市長・ルドルフ・ルイス・ジュリアーニ3世
1994年にニューヨーク市長となった、ルドルフ・ルイス・ジュリアーニは、ニューヨークマフィアの一掃作戦を行ったことで有名であり、ニューヨーク市の治安回復を目標として犯罪率の減少を目指した。
治安回復の一環として、ブロードウェイの再開発も行われ、情報・音楽・娯楽関連産業を誘致、観光客や家族連れが深夜まで安心して訪れられる地域として再発展した。
現在のブロードウェイは、汚名を返上し、世界の都市の中でも安全に出歩くことのできる町として、知られてもいる。
オン/オフ/オフオフ・ブロードウェイ
ブロードウェイの劇場にはランクがあり、300席以上の客席を持つものを、オン・ブロードウェイと呼ぶ。
このエリアで上演される作品は有名劇作家による大作揃いで、巨額な制作費用をかけた超一流のミュージカルが多い。ブロードウェイで当たった作品は、全世界でも上演される。
300席に満たない劇場もあり、それらは主にブロードウェイから少し離れたダウンタウンに集まっている。成功して当り前なオン・ブロードウェイとは異なり、実験的・前衛的な作品が多く上演され、オフ・ブロードウェイと呼ばれている。オフ・ブロードウェイで成功を収めて、オン・ブロードウェイへとランクアップする作品や俳優たちも多い。
さらに、小劇場やロフトなど、客席が100席未満のシアターもニューヨークに数百件あるといわれ、オフ・ブロードウェイよりもさらに、芸術性を求めた作品が多く上演されている。こちらは、オフオフ・ブロードウェイと呼ばれることもある。
ロングランミュージカル
人気のあるミュージカルは無期限に上演され続けるのが、ブロードウェイ。
「オペラ座の怪人」は1910年発表の小説に基づいたオペラ作品であり、ミュージカルとしても最長ロングラン記録を誇る人気作品だ。同じく「レ・ミゼラブル」も、1980年の初演から常に人気上位を占めている。
ディズニー系列の「ライオンキング」、映画とリンクした作品「マンマ・ミーア」や「シカゴ」なども、長期間にわたって人気を保っている。
現在42件あるブロードウェイの劇場では、これらのロングラン作品と、毎年発表される新作とが華やかに競演を繰り広げている。
チケット購入方法
インターネットのチケット販売サイトで手軽に前売りチケットを手に入れられる。サイトごとに割引率や座席状況が異なるので、よく比べてみる必要がある。日本語サイトでの購入も可能。
劇場で直接購入することも可能。運が良ければ、グレードの高い席を格安でゲットできる可能性もあるが、反対に席を確実に取れる保証がない。時間的余裕のある人におすすめ。
「チケッツTKTS」を利用するのがニューヨーカー流。タイムズ・スクエアとサウスシーポートにある当日券販売所「チケッツTKTS」では、定価の30~50%割引で各種ミュージカルチケットを購入できる。ただし、どの作品のチケットが販売されるかは当日まで分からず、座席も選べない。ブラリと出かけ、何か見たいなという感覚で利用する。扱いは現金のみ。
また、ラッシュチケットは、当日劇場窓口で購入する超割引チケット制度のこと。抽選や先着順であり、一人で買えるチケット数に限定があったり、学生専用だったりと制約がつくこともある。視界の妨げられる席や隅っこの半端な席などが多く、一人でブラリ派におすすめ。
楽しみ方
人数や予算によって、チケットや座席の取り方が異なる。一緒に座りたい、座席を選びたいなら、前売りがおすすめ。逆に一人、またはバラバラな座席で構わないなら、当日券で安く入る方法を試したい。
週の真ん中である水曜日と週末にはマチネー公演を行っている劇場もある。夜の公演は終演が真夜中になることも多い。子ども連れの場合にはマチネーも検討してみよう。
食事の持ち込みはほとんどの劇場で禁止されている。公演途中の休憩時間に軽食を楽しむことができる場合もあるが、時間に限りがあり、混雑することから、前もって済ませておいたほうが無難。
ドレスコードはないが、ボックスシートなどではドレスアップしている姿も見かける。劇場や上演内容によって客層も異なり、それなりの服装のほうが楽しめる場合もある。
参加・体験型
最近のブロードウェイに増えてきているのが、一緒に踊ったり歌ったりして楽しむタイプのミュージカルや演劇。オフ・ブロードウェイがメインで、オールスタンディングや、要レインコートなどの条件付き上演となるものも多い。
英語力があまり必要とされず、体感して楽しめるとして人気だ。
ショッピング
各劇場内に大小のギフトショップがあることも多い。それぞれの上演ミュージカルにちなんだグッズが販売されている。ニューヨーク限定品もあるので、見逃せない。
また、タイムズ・スクエアには、ディズニーストアが登場している。こちらも、自由の女神とのコラボレーショングッズなど、ニューヨークでしか手に入らないグッズがあるとのこと。ディズニーファンにはたまらない魅力だ。
「One Shubert Alley」と「Theatre Circle」は、ミュージカルファンのためのショップ。ミュージカルのDVDはもちろん、ポスター、雑誌、バッグ、コスチュームなど、多彩な品揃えとなっている。どちらも、ブロードウェイを代表するギフトショップだ。
最後に
ミュージカル好きなら大喜び、そうでなくとも、ブロードウェイに足を踏み入れると、どれか一つは見て帰ろうか、そう思わせるだけの魅力と魔力を持つ場所である。近年の改革で安全な町となり、安心して夜遊びできるのもうれしい。
ニューヨーカーにとっては、仕事帰りに当日券でブラリと立ち寄ったり、デートのためにいい席を確保したりといった、日本のちょっといい映画館感覚で楽しむ場所のようだ。
ニューヨークを訪れる世界中からの観光客の中には、ブロードウェイでミュージカルを見ることを目的とする人も多い。ロングランも新作もあり、何度訪れても新しい発見と楽しみのある町である。
そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。
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