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氷点下30度の凍てつく街で開催される氷と雪の祭典「ハルビン氷祭り」(哈尔滨冰雪大世界)/中国・黒竜江省ハルビン市
ハルビン氷まつりでは、マネっこが得意な中国らしく、世界中の有名建造物やキャラクターたちがこれでもかと立ち並びます。その数の多さも大きさも、そしてカラフルさも、たかが氷雪されど氷雪といった新鮮な驚きを感じさせてくれます。
ハルビン氷まつりは現地の言葉では「氷雪大世界」と書きます。これは、氷や雪を使ったイベントという意味と、世界中の有名な建造物を造るという両方の意味を持っています。広大な敷地内にはスフィンクスもいれば、クレムリンが立ち、日本の城がそびえ、エッフェル塔が光るといった豪華さです。
それらがパステルなライトで照らされる夜は特に、異次元のメルヘン世界に迷い込んだような感覚を味わえます。
ハルビン氷祭りの開催会場・開催日
ハルビン市内の太陽島公園、兆麟公園、氷雪大世界の3か所がメイン会場となっています。全体の広さはかなりのもの。寒い中を歩いて回ると体が凍りつきます。ところどころにある飲食店のテントやプレハブで定期的に体を温めましょう。
開催時期は毎年1月5日頃から2月末までとなっています。ただ、氷雪建造物や像は12月から作り始めているので、12月末頃には見学できるようになります。冬休みを使って訪れても、完成間近の作品群を見ることができるわけです。
またこの時期は、中国のお正月である春節の時期とも重なるため、ハルビン市内は中国人観光客がたくさん訪れて混雑しています。しかし、春節は中国人にとって1年間でもっとも大切な「休み」の時期でもあるため、市内の中小商店の多くが閉まってしまいます。
ハルビン氷祭りの歴史
1963年から開催されていた歴史がありますが、文化大革命の影響を受けて中断された時期があります。再開したのは1985年のこと。それ以来毎年恒例の大イベントとなっています。
現在は「日本・札幌雪祭り」・「カナダ・ケベック・ウィンター・カーニバル」・「ノルウェー・スキー祭り」とともに世界四大氷雪祭りとして知られています。
ただ、訪れるのは主に中国人。そこへロシア人や日本人が少数加わり、欧米人はごくわずかです。
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ハルビン氷祭りのイベント
氷彫刻大会・雪彫コンテストなどが開催され、世界各地からの参加もあります。もちろん日本も参加して、天守閣や富士山などの日本アイテムが建造されています。
氷の滑り台も大人気のイベントです。氷がある以上、これがないはずがないといった感じのアイテムですが、ハルビン氷まつりの滑り台は100mを超える長さを誇る有料の滑り台から数十mの無料のものまで会場内各地に設置されています。
長いものや高低差の大きな迫力あるものはやはり人気を集めていて、並ぶ必要がありますが、それだけの価値はありそうです。
凍結した松花河の氷をくりぬいた氷プールでの氷中水泳という恒例行事もあります。これは参加も可能ですが、風邪だけでなく心臓発作にも注意が必要でしょう。
このほか、会場内を走る観光用の馬や犬のそりなども人気があり、時間と料金交渉に成功したなら、乗っておきたいものです。
ハルビン氷祭りの食べ物
会場内には仮設の売店やレストランがいくつも設置されていますが、ある程度落ち着いた雰囲気とサービスを期待するなら、ホテルや有名レストランが経営するものを選ぶと安心です。
それ以外にも、飲料メーカーが中心となったレストランがあり、寒いだけに、観光地価格であっても暖かいコーヒーやお茶がありがたく感じられます。また、ポカポカに温められた室内でよく冷えたハルビンビールを飲むのもオツでしょう。
ハルビン氷まつりのポイント
ハルビン氷まつりは場所によってはチケットが必要ですが、周辺は早朝から夜更けまで散策を楽しめます。特に太陽島では、日中は真っ白な雪像と真っ白な雪の建造物が日の光りを反射してまぶしいほどですが、夜になると全てが淡いパステルカラーでライトアップされ、幻想的な世界を楽しめます。
会場内には、氷雪から離れてサーカスや演劇、ダンスなどのテント、仮設の遊園地もあります。子どもからお年寄りまで、朝から夜までしっかり楽しめることだけは確かです。
ハルビン氷祭りの記念品
会場内には、お土産ショップがたくさん出店していますが、普通のお土産ではない特別なものをと考えるなら、専属ビデオ撮影業者を雇ってみるのはいかがでしょうか?
会場に一歩足を踏み入れると、カメラ屋さんもビデオ屋さんも続々と声をかけてきます。記念写真を撮ろうといって高額を要求してくるぼったくりの可能性もあるので注意は必要ですが、ビデオ撮影に関しては、本格的な担ぎ式のマイクロフォン付ビデオカメラにレフ板まで用意したビデオ業者が、会場内を見学している姿を30分程度のプライベートビデオとして記録してくれます。
自分が主役のビデオはきっと貴重な思い出になることでしょう。
用意するもの
完璧な防寒具が必須です。降雪量はたいした量ではありませんが、気温は氷点下が当たり前、最低気温はマイナス30度にもなることがあります。川も道路も息すらも凍りつく、まさに氷の町なのです。
足元も滑るので靴選びは慎重に。アイゼン付きとまではいいませんが、すべり止めがついたものがベストでしょう。特に氷雪建造物に登る場合は、階段も手すりもすべてがツルツルです。
手袋やネックウォーマー、帽子、耳あてなどの小物もマストアイテムです。
参加できること
宿泊するホテルによっては、祭り会場までの送迎が行われていたり、チケットの割引販売があったりもします。特に夜の祭り見学の場合には、会場近くのホテルであっても、外は寒く息も鼻水も凍りつくほどなので徒歩は無謀。
ただ、観光客には正規タクシーも白タクシーも客引きがうるさく、観光地価格でかなりの高額を請求されることもあります。それを防ぐ意味でも、ホテル送迎はありがたいサービスです。
ただ、ハルビンにおけるホテルやタクシーのサービスのほとんどが中国語のみの対応なので、集合場所や時間、料金に関しては筆談などでしっかりと確認しておきましょう。
一番の見どころ
毎年ではないものの、パレードが行われることが多く、これがなかなかの見もの。それというのも、ニセモノキャラが勢ぞろいするからです。
中国以外では決してありえない、ディズニー、サンリオ、アニメキャラなどが仲良く並んでいる様子はなんとも不思議。またこのニセモノキャラたち、微妙におかしいのです。
そこはやっぱりニセモノ。ドラえもんのはずだけど、顔つきや色合いが違っていたり、ミッキーマウスの鼻がやたら長かったりするので、思わず注目して粗さがしをしたくなってしまうでしょう。
ハルビン市内観光
ハルビン市内には、異国情緒を味わえる建造物がたくさん残されています。中央大街は、帝政ロシア時代に造られた街並が美しく、とても中国とは思えない光景が続いています。
有名な建造物といえば、「聖ソフィア教堂」。どっしりとしたギリシャ正教スタイルの教会は博物館として一般開放されているので、寒い街で凍えた体を温めながら古き良きハルビンの歴史に触れてみるのもいいでしょう。
また、市内には満州時代の欧米や日本の商業地区跡もあり、ハルビンがいかに国際的な都市だったのかをうかがい知ることができます。
ヨーロッパとアジア、また日本の明治大正のような雰囲気の街をぶらぶらと歩く時間もぜひ取っておきたいものです。
まとめとして
極寒の地で氷雪を楽しむのはある意味当たり前ですが、これだけ派手にライトアップされている上、キャラクターに会え、遊園地気分を味わえ、中国の演劇も観ることができるという盛りだくさんさを自慢とするのがハルビン祭りです。
「たかが氷まつりだし、日本でもあるし」とは、決して侮れないボリュームがあります。会場を1周するだけなら数時間でも可能ですが、あちこちのテントを覗き、時には体を温め、アトラクションも楽しもうと思うなら、丸1日過ごしてもまだ足りないかもしれません。
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