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隣の国のリゾートアイランド~済州島(チェジュド・さいしゅうとう)/韓国済州特別自治道
LCC便が多く飛ぶようになり、距離的にもオサイフ的にもますます接近した韓国・済州島。
韓国でありながら、古くは独立国であった歴史を持つため、一風違った文化や風土を持つ。それらの多くは日本人にとって、親しみやすいものが多い。
自然いっぱいの済州島は世界遺産に登録された自然遺産もあり、楽しみも満載だ。
済州島伝説
済州島には、「高」・「麗」・「夫」の3神が東から流れ着いた3人の姫と結婚し、姫たちがもたらした五穀の栽培を行おうことで発展し、「タクラ(耽羅)国」の成立につながったという伝説がある。
「耽羅国」は実際に存在し、4世紀頃には新羅や日本と外交を行っている。
伝説の3神が現れたとされる場所が、「三姓穴(サムソンヒョル)」。済州市街の緑に囲まれた庭園に、済州の聖地として大切に保存されている。
ハルラサン(漢拏山)国立公園
済州島の中心部にある標高約2000mのハルラサンは、済州人にとって心の拠り所。火山独特の美しくなめらかな曲線と登りやすさから、済州人にも観光客にも親しみある存在となっている。
自然豊かな国立公園内は、半日から1日の登山コースが設定されていて、それぞれハルラサンの緑と花、多彩な動物たち、素晴らしい景色が自慢。
一部の本格的なコース以外は手軽なものが多く、特別な装備も必要ではないことから、観光客でも挑戦可能だ。
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日の出の城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)と夕日の遮帰島(チャギド)
城山日出峰は、済州島の東の端っこに飛び出したすり鉢状の火山で、溶岩の固まった姿は岩の塊のよう。99個の岩が噴火口の周囲を囲んでいることから、王冠のように見える不思議な姿は「済州十景」の一つにあげられている。
海に面する南北と東側は絶壁だが、済州本島とつながる西側は緩やかな緑の稜線となっていて、ハイキングコースや乗馬コースなどが整備されている。
また、済州島の西側には3つ島で構成される無人島「遮帰島」があり、絶壁に囲まれた3つの盛り上がりは、巨大なクジラが海上に姿を現わしたかのよう。
夕方には、クジラの背中「遮帰島」に沈む夕日を、済州島から眺めることができる。
溶岩洞窟「万丈窟(マンジャングル)」
全長10キロを超える世界最長の溶岩洞窟。済州島には120以上の溶岩洞窟があるとされるが、その中でも観光客が見学できるように整備されている貴重な観光名所だ。
「万丈窟」はその代表的なものだ。溶岩洞窟とは、火山活動であふれ出した溶岩が地下を流れて行った溶岩の通り道の洞窟。
規模の大きさ、その形成過程、内部の石柱・石筍・鍾乳石の多様さなど、さまざまな方面から注目に値する洞窟だ。
必要以上の整備はされていないため、自然のままの状態で探検気分を味わえる。
龍頭海岸(ヨンモリヘアン)と龍頭岩(ヨンドゥアム)
「龍頭海岸」は、海辺の山が浸食されて変形し、まるで龍が海へと飛び込んでいくような形になっている海岸。洞窟や岩壁が複雑な形を作りだしているので、龍以外の姿も見つけ出せそうだ。
「龍頭岩」は、龍頭海岸とは逆に、海から飛び上がり、天へと上る龍の姿に例えられる岩。
高さ10m長さ30mの龍の頭の形をした岩だったのが、雷で頭は崩れ、体部分だけになってしまったのが残念。
柱状節理帯(チュサンチョルリデ)
世界各地にさまざまな形の柱状節理帯があるが、済州島の、四角や六角の石柱が群れ重なるように密集している様は見もの。
絶壁を埋め尽くす石柱は、まるで海の中からニョキニョキと生えているようだ。少し離れた崖の上から見ると、自然が作りだした芸術品にため息がでる。
オルム「サングムプリ」
巨大な隕石でも落ちたように、ぽっかりと丸い穴があいた「サングムプリ」もまた、火山によって造られたもの。
火山爆発の時にできた火口がそのままの形で残っている。現在、直径650m深さ100mの穴は緑に覆われ、動植物たちの楽園になっている。
周囲には手軽なハイキングコースが整備され、野鳥観察なども楽しめる。
済州島の瀑布「オント」・「正房」・「天帝淵」・「天地淵」
山あり谷ありの済州島には、もちろん滝もある。
岩場を流れ落ちる瀑布たちは、それぞれに異なった姿を見せてくれるため、できれば4か所全てを回りたい。
「オント瀑布」は、高さ50mの切り立った崖を滑り落ちる滝。周囲は森で、滝を上から見下す展望台が作られている。
「正房瀑布」は、海へと流れ落ちる滝。高さは23mとさほどでもないが、水量の多さから迫力満点。滝壺部分は青い海。すぐそばまで行けることから、周囲は海水浴にも人気だ。
「天帝淵瀑布」は、ところどころに木や草が茂る3段の滝が優しく流れ落ちる滝で、天から仙女や神の使いが舞い降りて沐浴するという伝説が残されている。
「天地淵瀑布」は、神の池。深さも広さも十分の滝壺に、幅12mの滝が崖に沿って流れ落ちている。周囲は自然公園になっていて、散策路が整備されている。夜にはライトアップもされる。
「オルレ」を歩こう
「オルレ」とは路地を意味する済州の方言。歩いていけば、どこか広い場所に出られる道、という意味。
済州島には、ボランティアが見つけだし、作り出し、整備した散歩道「オルレ」がたくさん設定されている。
変化に富んだ地形と豊かな自然を歩いて堪能できる「オルレ」は、島内15コース・200km以上延びていて、季節ごとの景色を楽しむ手軽な方法として、地元住民にも観光客にも人気。
済州民族自然史博物館とその他の博物館
済州島と、日本・中国・台湾との深いつながりが学べるミュージアム。済州が持つ独自の文化やその背景となる歴史を理解できる。
済州には他にも、済州伝統文化を再現した「済州民族村博物館」や、先住民の生活がそのまま残されている「城邑民俗村」、太平洋戦争時の日本軍事施設跡と日本支配の資料を展示している「平和博物館」などがあり、知的アクティビティとして人気を集めている。
トルハルバン公園
トルハルバンは「石爺さん」と呼ばれる済州島のシンボル。大きな頭に帽子を乗せた石像は、災厄を追い払うためや道案内のために、村や町の入り口に立てられていたという。日本の道祖神のような存在。
現在は、済州島のおもしろく不思議なおじいさん像として保護されている。
トルハルバン公園は、済州島出身の芸術家たちがトルハルバンを収集し、作成する公園。広大な敷地内にさまざまな顔・スタイルのトルハルバンが乱立していておもしろい。
エコランド
済州島内には、動植物や地元住民の生活、自然などの体験学習施設が多くある。
「エコランド」もその一つで、40万坪という広大な敷地は汽車で移動でき、湖や森、広場や体験学習センターなどで1日楽しめる。
アクアプラネット
地下2階、地上2階、5万匹の海洋生物が集められた水族館が「アクアプラネット」。
足元から高い天井いっぱいまでが巨大なガラス張りになっていて、海の中にいるような感覚に陥る。
安全で、家族や子供連れでも楽しめるインドアアクティビティとして人気急上昇中。週末などは、かなり混雑する。
観光スタイル
済州島は街歩きよりも、島全体に広がる自然を堪能するアクティブな観光が注目されている。
その観光方法も、「オルレ」やハイキングコースを徒歩で歩いて味わい、整備されたサイクリングロードを疾走するのがおすすめだ。
多少のハングルが分かれば、島内を網羅している路線バスを利用することもできる。レンタカーもまた手軽な方法だ。
道案内も兼ねた日本語タクシーをチャーターすることも可能。
最後に
週末を利用して手軽に訪れるだけでも、海外のネイチャーリゾートをしっかりと楽しめるのが済州島。
また何度訪れても、その観光スタイル次第で同じ場所でも違った楽しみ方ができるのも済州島だ。
そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。
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