焚火のバリエーションと焚火の遊び方

何かをまとめて燃やして炎が出れば、それが「焚火」。でも、アウトドア焚火を楽しむなら、少しだけ格好つけてみませんか?

購入できるものだけでなく、時間のある時に試してみたい、手作りDIY感覚の焚火かまどの作り方もご紹介します。

シンプルな土製かまど

日本独自といわれるかまどスタイルです。シンプルに土の地面を掘って、掘り出した土を周囲に盛り上げるだけのかまどです。

硬く粘土質の土が最適。サラサラした砂利混じりの土だと崩れやすくなります。大きく深めの穴を作って、薪でしっかりと炎を起こす時に使うといいでしょう。

最後は、残りかすごと土で穴を埋めて終了。

河原で石製かまど

石など、アウトドアで見つけやすい材料を使って作るかまどは荷物を軽量少量化できてありがたいもの。ただし、基本的に直火OKな場所だけですが、準備も後片付けも簡単なので、一度はぜひやってみてほしい方法です。

河原など、石がゴロゴロしている場所ならぴったり。深さ15センチ・直径30センチ程度の穴を掘り、その穴の周囲を石を使ってできるだけ隙間ができないように組んでいくだけ。

大きめの石の隙間を小さな石で埋めていくのがコツ。高さは10~20センチ程度。空気の入り口として、その日の風が通りやすい位置に10~15センチ程度のかまど口を残しておくと火力調節しやすくなります。

すべてその場にある材料で作るので、焚き付けや薪こそ必要ですが、かまど作りの材料はゼロ。道具類も、軍手とトングがあれば十分です。また、片付ける時も、燃えカスの入った穴を周囲の土で埋めて、石を崩して周囲に散らばせば終わり。簡単!

レンガやブロックで作るかまど

必ず耐火性のものを使います。かまど床の部分の土は掘ってもいいし掘らなくても大丈夫。堀ったら、その土を周囲に積み上げてレンガやブロックの足場にすると安定します。

基本的に三方を囲むように隙間なく積んでいけば完成です。手持ちの網や鉄板のサイズを考慮して組んでおくと調理も楽ですね。

石と違い、レンガやブロックを持ち込む必要がありますが、安定感があるのでこれもおすすめ。場所が許せば、燃えカスは河原などと同じように穴に埋めて片付けられます。レンガやブロックは十分に熱が冷めてから持ち帰りましょう。

また、石で作るかまどと違い、高さや大きさを調節しやすいので、このかまどは、大きな焚火を作る時にも活躍してくれます。

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ハンター式かまど

大きな木の丸太があって初めて作ることができるかまどです。流木のある河原や倒木のある林などでなら作れそう。

直径15センチ以上・長さ1m程度の大きな丸太を2本使うのが基本形。2本の丸太を間30センチ程度開けて平行に並べ、その間の地面を少し掘り下げます。

あとは、その穴部分で火を起こすだけ。丸太は大きいので、そう簡単には燃えません。焦げる程度。ただ、長時間の焚火では、いつかは燃えてしまうので、その辺りは計画的に。

ワイルドなスタイルが格好いいものの、なかなかちょうどいい丸太を手に入れるのは難しいかも。

燃え尽くす前提の薪かまど

薪そのものをかまどにするスタイル。キャンプファイヤーもこの仲間でしょう。

大きめの薪を四角や三角にしっかりと組んでかまどを作ります。下部ほど焼けやすいので、太い薪を使いましょう。使用可能時間は薪の太さによりますが、最終的にはすべて燃えてしまう前提なので、それほど長時間使えるかまどではありませんし、かまどの上に何かを置いて調理をするとしたら、最初のうちだけ。あとは、アルミホイルなどにくるんだ焼き芋や焼リンゴ作り程度なら対応が可能でしょう。

また、燃え尽きる際に放置しておくと、炎のついた薪が倒れて周囲に散らばるので危険です。よく見張っていて、少しずつ内側に崩すようにして燃やしていきましょう。

それほど長時間の利用はしないけれど、じっくりと火と向かい合っていられる余裕がある時におすすめのスタイルです。

自然なかまどプラス焚火台

石や土でかまどを組むことはできても、地面を掘れない時や直火が不可の場合には、高床式のかまどを作ってみましょう。

プラスで準備するのや耐火性のネットか金網。これを石や土のかまどの上にのせて、薪をのせる部分にします。薪などが安定するように大きめのものを手で形を整えて使いましょう。

あらかじめ、金網をハンマーなどで叩いて真ん中がくぼんだかまど型に変形させてから持っていくと便利です。

ドラム缶・一斗缶かまど

基本形としては、ドラム缶や一斗缶の上部の蓋は取り去り、底の部分に穴をたくさん開けて作ります。それだけ。

地面に直接置くと、風の通りが悪くなるので、レンガや石などで少し底上げして浮かせた状態で使います。

最近は、ドラム缶や一斗缶を手に入れることが難しいので、手軽な方法とはいいがたいところが残念。

市販焚火台~シンプルタイプ

シンプルなものからゴージャスなものまで、市販製品のかまどもいろいろとあります。

もっともシンプルなのは、脚と網がセットになっているタイプ。数本のフレームを組み立てて、そこに網やストーブを載せるというもの。数千円から市販されているので、初めてでも気軽に手を出しやすいですね。

使い方もシンプル。ただし、あくまで焚火専用のものもあるので、焚火の火を調理に使いたい場合には上に鉄板が置けるのかどうかの確認は必要です。

市販焚火台~ゴージャスタイプ

アウトドア製品なので、ゴージャスといっても限度はあります。ただし、安定性、機能性、見た目、サイズなどで価格設定が変わってきます。

錆に強く、耐久性のあるステンレスで作られたもの、調理用の金網や鉄板がセットされているもの、ダッチオーブンやグリル類を使うアタッチメントがついているもの、折り畳みができ、収納バッグがついているなどなど。金額設定も数万円まであります。

ゴージャスタイプも、自宅に庭があれば、アウトドア行楽以外でも使えるので購入しておいて損はないかもしれません。ただ、アウトドア初心者であれば、シンプルなタイプで経験を積むところからスタートをおすすめします。

まとめとして

どこで焚火をするのか、という条件をもとに焚火のスタイルを決めていくか、自分がしたい焚火スタイルに合わせて場所を決めていくか。どちらもアリです。

焚火とセットで楽しめる調理との兼ね合いを考慮する人もいれば、あくまで焚火を個で楽しむんだというこだわりを持つ人もいます。

焚火のスタイルは一つではないので、アウトドア経験を深めるとともに、いろんな焚火に挑戦して好みのスタイルを探してみるのもいいですね。

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