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朝食、おやつ、遅めの昼食、お酒と軽食、遅めの夕食。一日5食とるといわれているスペイン人にとって、お菓子は欠かせないものです。おやつの時間は11時ごろで、この時間を「オンセス(スペイン語で11時の意味)」といいます。そのためお昼どきにお菓子を買い求める人も少なくありません。
材料と作り方は「昔ながら」をとても大切にしていて、地方ごとに伝統のお菓子は異なります。なかには日本でもおなじみのお菓子や和菓子のような味がするものも。
今回はマドリードをはじめとして、アンダルシア、カステーリャ(トレド)、カタルーニャの4つの地方の伝統のお菓子をご紹介します。
チューロス:マドリード
小麦粉から作られる生地を揚げた日本でもおなじみのお菓子ですが、実はスペインのもの。表面がカリカリに揚げられているので、サクサクとした食感を楽しめます。これをチョコレートに浸して食べるのがスペイン流です。チョコレート好きにはたまりませんね。
マドリードのSol駅から歩いて5分、サン・ヒネス教会のすぐ近くにある老舗カフェ「チョコラテリア・サン・ヒネス」のチューロスは地元でもおいしいと評判でおすすめです。
マドリードに滞在する予定があれば、マドリっ子に交じってぜひ食べてみてください。
トシーノ・デ・シエロ:アンダルシア
スペインのプリンで、卵黄と砂糖をふんだんに使って作られています。牛乳は一切使用していないので、通常のプリンよりも卵の風味が強く感じられます。食感はねっとりとしていて固さがあり、プリンというよりようかんに近いです。
甘党にはたまりませんがかなりの甘さなので、後でコーヒーが欲しくなるでしょう。
ところでこのプリン、変わった名前だなあと思った人もいるのでは。スペイン語で「天国の豚」を意味するのだそうです。甘いものを食べるのは至福のひととき、まさにそれを象徴するかのようですね。
マサパン:カステーリャ(トレド)
スペインに和菓子のような食べ物ががある、というのはこれのことです。アーモンドの粉末と砂糖を練り固めたマサパンは日本のお饅頭のような味わい。丸いものが定番ですが、花や動物などをかたどったものもあります。
トレドの建築物や工芸品などがイスラムの文化の影響を受けているように、このお菓子ももとはイスラムから伝えられました。
昔は修道院で作られていたことからは神聖なお菓子であることがうかがえます。トレドの人たちはこれを食べてクリスマスを祝いますが、わたしたち日本人にとってのケーキのようなもので、年中街のあちこちで売られています。日持ちするので、トレド観光のお土産としてもよいでしょう。
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クレマカタラーナ:カタルーニャ
クリームブリュレによく似た洋菓子で、ある一説ではクリームブリュレの祖先ともいわれています。バーナーが発明されるまではよく熱した鉄製の火ごてを砂糖の上にかざして作られていたのだとか。
カスタードの上にパリパリとしたカラメルがのっている点では同じですが、おもな原材料にちょっとした違いがあります。クリームブリュレはクリームと牛乳の両方を使って作られるのに対して、クレマカタラーナは牛乳のみで作られます。さらにクレマカタラーナはカスタードがシナモンとレモンまたはオレンジの皮で味付けされているので独特の風味がします。
通常は3月19日の聖ヨセフの日に食べますが、国内のカフェやレストランでは常時デザートメニューとして提供されているため旅行者はいつでも食べることができます。
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