画家としての城戸真亜子の才能をまとめてみました – 自由・旅・アート・音楽・愛のサイト♪

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城戸真亜子といえば、中年世代にとっては、「あ~、あのキャンペーンガールからタレントになった」人で、もう少し年代が若くなると、「テレビでちょっと難しい話もするキレイなお姉さん」的な人。そして、芸能界よりも芸術界に興味のある人からすると「画家」として認識されているのではないでしょうか。

30年近いタレント歴を持つ城戸真亜子は、ほぼ同じ期間、画家としても活動をしてきました。ここでは、芸能界におけるタレントとしての城戸真亜子の魅力と常に共にあった画家としての城戸真亜子の才能、この二つをご紹介していきます。

城戸真亜子の作品集

まず城戸真亜子の作品を少しだけ紹介いたします。

※写真は公式サイトやファンサイトさんからお借りしています。引用元は各写真下部記載

https://www.scoopnest.com/

https://www.youtube.com/

http://www.sapporobeer.jp/

https://www.joetsutj.com/

http://randomtalk.seesaa.net/

https://nihonbashiart.jp/

http://at-art.jp/

http://randomtalk.seesaa.net/

城戸真亜子の経歴

1961年生まれ。年代的な順番では、タレントであり画家というべきでしょうが、現在の実績に沿えば、画家でありタレントでもあるといわれることのほうが多くなりました。

また、タレントとしての華やかさや画家としての芸術的な才能開花のほか、教育事業や社会的な倫理・啓もう活動などにも関わりを持つ、社会派の面も持ち合わせています。

桐朋女子中高校を卒業して武蔵野美術大学油絵学科に入学。出身校が進学校とはいえ、美大へ進む人も中にはいたのでしょうが、親からは当然の猛反対を受けます。それでも、子どもの頃から好きだった「絵」の道へと進むため、さまざまな障壁を乗り越えての美大進学でした。

ところが、絵を描くことと最先端の時代が求める表現とのズレに悩んでいた大学時代に雑誌の読者モデルに合格し、その後、カネボウ化粧品のキャンペーンガールに選ばれます。

城戸真亜子はおそらく生真面目な性分なのでしょう。どちらかを選ぶべきか、重きを置くのはどちらかなど、大いに迷います。そして、その時点では、最先端のムーブメントに惹かれ、一時的に大学を休学して芸能活動に力を入れます。

この選択は、時代が未曾有の好景気であるバブル時期に突入する頃だったのも影響しているかもしれません。

モデル、キャンペーンガールとして顔が売れた後、女優として映画デビューも果たします。長い芸歴の中では、歌手デビューもあり、ワイドショーや報道番組での司会やコメンテーターとしても活躍しています。

その後大学へ復学して卒業し、19歳で展覧会に入選し、その後途切れることなく制作活動を続けてきました。芸能界活動による知名度が、画家としての才能よりも影響するのではないかという疑念から、長い年月の中には何度もタレント活動と画家の二足の草鞋を履く自身の生活に迷いを感じつつ、それでも、どちらかを選ぶのではなく、どちらも選ぶという表現者の立場を優先してきました。

アーティスト「城戸真亜子」の活動内容

城戸真亜子の名が最初に世に出たのは、読者モデルになったときでしょう。そこでその才色兼備な容姿や言動が認められ、カネボウ化粧品のキャンペーンガールに選ばれました。

キャンペーンガールは今も各方面で活動していますが、当時は、企業の大きな宣伝手段として、タレントの卵たちにとっては芸能界でのビッグなデビューを目指す、非常に派手なイベントであり、選ばれたタレントには、ある程度芸能界での活躍が保証されているようなところもありました。

城戸真亜子もまた、キャンペーンガールに合格してすぐに女優としての仕事が舞い込みます。それも主演女優。大ヒット作品とはならなかったものの、その後もテレビを中心に、ドラマやバラエティ、報道関連も含めた才色兼備系タレントとして活躍します。

そんな華やかかつ繁忙な日々の中、城戸真亜子は自分が将来の夢として幼い頃からロックオンしていた画家としての活動も続けます。1981年には、女流画家協会展に出展し、入賞を果たしています。1998年には上野の森美術館主催のVOCA展でも入賞しています。

画家としては、個展を毎年のように開催しているほか、大型壁画などの取り組みも多く、美術館で観る「絵」ではなく、公共の場で不特定多数に楽しまれる「絵」も多く手掛けています。

このほか、自身のタレントと画家の両面を同時に表現する場として、本や写真集なども発表しています。さらには、私生活での介護経験を絵日記として出版し、話題を集めました。

タレントとしての知名度、画家としての実績などをいかした、子どものための絵画教室や、自身の経験を踏まえた講演会なども多くこなしています。

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画家城戸真亜子の作品の特徴

油絵学科を卒業した城戸真亜子が作り出す作品は油絵。

画家でなくとも絵は描けます。鉛筆1本、クレヨンや簡単な絵の具を使うだけでも、プロレベルの作品を生み出すことが可能です。ただし、ベタベタボコボコした油絵は、一般人にとっては身近とはいえない存在ではないでしょう。

ただ、城戸真亜子の作品を目にすると、この「油絵=とっつきにくい」という印象はおそらく崩れるのではないでしょうか。

城戸真亜子が好んで描くテーマに「水」があります。それらの絵が持つ透明感は、とても油絵具を厚塗りして描き出したものとは思えない透明感をもっているのです。水は、絵に描く時水色という名の薄いブルーや白で表現されがちですが、城戸真亜子の描く水は、不思議なことに透明に見えます。少なくとも白いキャンバスを使っている以上、透明であるはずがないのに。

また、城戸真亜子の作品はわかりやすさという特徴も持っています。何の絵なのかはもちろん、明るいのか暗いのか、気持ちよいのか不気味なのかが、はっきりとしていて、観ている者を迷わせない真っすぐさがあります。それが、見るものを心地よくさせます。

また、明度にも特徴があると思います。黒や青、緑としった暗色も使われています。それでも、絵全体の色合いは「明」。十分な太陽光線を浴びた場所で、非常に感度の良いカメラで撮影された光景をキャンバスに写し出したかのようなのです。

さらに、水の描かれた絵では、水面や水中の「揺れ」があまりに見事で、じっくりしていると酔ってしまいそうなほどです。

画家としての疑問・煩悶

美大の油絵学科に在学していた時も、そしてタレント業との両立に悩んでいた時も、そして画家として成功した今も、「絵を描くことの意味」に、城戸真亜子は迷いを持っているといいます。

動く絵である映像は、技術の進歩に伴って、4K、8Kとスゴイ速度で進化しています。そんな中で、キャンバスの中に静止画を描き出すことにどんな意味があるのかわからなくなる瞬間があるのだそうです。

また、画家には「OKを出される瞬間」、「認められる瞬間」がないように感じられるのも、迷いの原因になっているようです。スポーツ選手なら、勝負に勝った瞬間、記録を更新した瞬間があり、女優なら、決め台詞で観客を泣かせ、笑わせた時、ビジネスマンなら、商談がまとまった時や昇進・昇給した時。そんな間違いのない対外的な評価を受ける瞬間が、画家にはなかなかないというのです。

確かに、画家も展覧会で入賞したり、絵が売れたりすれば、評価として受け取ることができますが、それは日々の画家活動の中ではほんの一部の活動への評価にすぎません。数百、数千という数の絵を描いて、そのうちの一枚が評価されるまで、自分に自信を持つことができないとしたら、確かに不安を感じるのも無理はないかもしれません。

家庭人としての城戸真亜子

タレントとして、さまざまなジャンルでその姿を見かけるようになった城戸真亜子ですが、ある時から、ほとんどテレビに映らなくなりました。

1990年に所属事務所の社長と結婚。その後、認知症の義母の介護をするため、仕事をセーブしはじめたためでした。

一般的に辛く苦しいイメージの強い介護。同居して介護することを決めた城戸真亜子が最初に感じたのは、興奮。それは、新たな生活へのやる気からくる興奮だったといいます。実の両親が病気で亡くなる際には、仕事が忙しくて十分に孝行ができなかったという後悔から「これは神様がくれた親孝行のチャンス」と考えたからだったそうです。

城戸真亜子の目を通し、言葉で表現された義母の姿は、いわゆる犬猿なさぬ仲のそれとはかけ離れています。車椅子を押す城戸真亜子に対して、「今度は私が押そうか」と声をかけてくれたといいます。すでに実の両親を亡くしている城戸真亜子にとって、この心優しい義母は「母」そのものだったのでしょう。

義母を93歳で見送るまで、介護生活は13年に及びました。

介護を人として、画家として表現した本

認知症であるがゆえに、自分のことも、ほんの少し前のこともすべてを忘れていく義母に、後から思い出してくれるきっかけを作りたいと、木戸真亜子は絵日記を描き始めました。

認知症患者であった義母にとって、実際に絵日記を見て思い出せることは多くなかったでしょう。絵日記をみせるたびに、「おや? なんでしょう?」といってくれたという義母のニコニコと覗き込むその姿だけでも、城戸真亜子は嬉しかったに違いありません。

また、毎日の出来事を絵日記にまとめることで、その日の介護を含めた自身の言動を客観的に見直す機会を持てたと、城戸真亜子は振り返っています。そして、そんな見直しの姿勢は、義母を見送った後も読み返すたびに「こうしてあげればよかったのかな」と振り返り、胸がつまるそうです。

城戸真亜子と義母の13年間が詰まった介護絵日記は「ほんわか介護」と題して出版されました。

感性豊かな子どもに向けられる城戸真亜子の目

比較的近年になって城戸真亜子が力を入れている活動の一つに、子どもたちの教育があります。もちろん、教育手段は「絵」。

教育系企業との協賛もあり、感受性豊かな年ごろの子どもたちを集めて、絵画教室を開催したり、展覧会を開いています。

まだ比較的新しい活動であり、その成果はそれほど見えてきていないかもしれません。ただ、今後が楽しみです。

城戸真亜子のアートにはどこで会えるか

画家には、多作タイプと少作タイプがいるそうです。城戸真亜子はどちらかというと多作タイプ。家族からは、いい加減置き場に困るし、そんなに描きまくらなくても…的なことをいわれているそうです。

そんな城戸真亜子の作品なら、あちこちにあるかと思いきや、常設されている場所は限られています。

一つ目は、神保町の喫茶店に展示された巨大な壁画「浮遊する桃」、2つ目は、海ほたる内の壁画「海または水のある場所を描いた先人達へのオマージュ」。これらは、誰もが見に行くことのできる作品です。

これ以外には、銀座や日本橋などを中心に開催される個展や、企業や店舗などと協賛して展示される作品を目ざとく見つけて見に行くしかありません。

多くの作品が倉庫に眠っていると聞くと、もったいなく感じてしまいますね。

まとめとして

近年では、タレントとしての活動よりも画家としてのライフワークが中心となっているようにみえる城戸真亜子。今のところ、その作品を常設で観ることのできる場所は限られますが、さまざまなコラボレーションに、城戸真亜子の才能はいかされています。

ユキ トリヰの2016年の春夏コレクションでも、画家としてコラボレーションを果たしました。

芸能界という特別な知名度が、自分の画家としての才能を見極める邪魔になるのではないかと迷った時代もある城戸真亜子ですが、その活躍ぶりからも、確実に実績を残してきたことからも、才能の本物ぶりは疑う余地がなさそうです。

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