砂漠の美しさと恐ろしさを味わうサハラ砂漠キャンプツアーに参加!

sa3砂漠の美しさと恐ろしさを味わうサハラキャンプツアー~サハラ砂漠「Sahara/Desert」/モロッコ、西サハラ、モーリタニア、アルジェリア、マリ共和国、ニジュール、チュニジア、リビア、チャド、エジプト、スーダン

東西に約5000km、南北には1800km。その広さはアフリカ大陸の3分の1を占め、アメリカの面積とほぼ同じ。その広大さから「砂漠の中の砂漠」とされるのがサハラ砂漠だ。

どんな肩書だって砂の中では無意味。常識を覆される砂と空の世界に、遊牧民のマネを少しだけして足を踏み入れてみよう。

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サハラ探索の拠点

マラケシュなどの都市からも大きなツアーがでているが、多くの旅人はメルズーガかワルザザートを宿泊拠点とする。

メルズーガは街レベルのサイズで、街そのものに見どころは少ないが、砂漠のオアシスとしてまさに砂漠の隣接しているところが魅力。ワルザザートは都市であり、世界遺産アイト・ベン・ハッドゥがあることから、旅人にとっては便利かつ見どころの多いところがおすすめ。

物価の安さやのどかさではメルズーガに軍配、観光優先ならワルザザートといったところか。

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歩いて砂漠へ

砂漠近くのオアシスに宿泊して、そこを拠点として砂漠観光するのが一般的だ。メルズーガ泊なら、砂漠は街のすぐそこまで迫っている。ぶらぶらと歩いていけば、そこはもう砂漠だ。

サラサラの砂、積み上がった砂丘、乾燥した草、ラクダの足跡。ふわふわの砂の斜面を子どもに戻ってでんぐり返って遊ぶもよし、ボディボードがあればサンドサーフィン、段ボールのきれっぱしや板っきれでも、そり遊びができる。

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何はなくともラクダに乗ろう

街中にもラクダはいる。のっしのっしと歩いていく姿に最初は見とれるが、あっという間にそれが当たり前に見えてくる。

メルズーガの宿で手配する小さなツアーなら、宿の玄関までラクダがラクダ使いとともに迎えに現れる。相棒となってくれるラクダとあいさつを交わし、意外にも語学達者なラクダ使いと握手やハグを交わしたら、さっそくラクダにまたがって出発だ。

だが、ラクダは想像以上に乗り心地が悪い。鞍がわりに厚い絨毯が敷いてはあるが、尻の下はゴツゴツしたラクダの背中の感触、そして、ラクダの歩き方は前後左右にかなり揺れる。尻がラクダの背で跳ねるのだ。振り落とされないように内腿でしがみついている必要もある。

ラクダがしゃがんで「どうぞ」とすれば、喜び勇んでまたがりたいところだが、歩けるところは、ラクダの日陰に入って歩いておいた方が、尻の皮がむけることからも腿の筋肉痛からも逃れられるだろう。

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砂漠でキャンプツアー

サハラ砂漠を気軽に体験できる1泊から数泊のキャンプツアーが催行されている。サハラに入る前の拠点とする町のツアーデスクやホテルに聞いてみれば、いろいろなバージョンのツアーを発見できるはずだ。

一般的なのは夕方出発で砂漠のテントで1泊、翌日昼前には町に戻るもの。灼熱地獄の昼間の砂漠を避けた無難なコースだ。2泊、3泊のツアーは、テント村からさらに遊牧民のテントを訪ねたり、ブラックデザートを訪ねたりといったオプションを選べる。

ゲストハウスのオーナーとその友人のラクダ使いがツアーを運営している場合などは、都合に合わせたマイツアーを作ってくれる。この場合ツアーはごく少人数でプライベート感はあるが、どことなく不安もある。一方で、大手の大きなツアーは、人数が多い分安心感はあるが、当然自分の都合には合わせてくれない。

ほとんどのツアーはラクダ使用だが、部分的に馬やトラックを使用するものもある。

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砂漠のテント

観光用と遊牧民用のテントがあり、ツアーで使用するのは観光用。これは砂塵などに襲われることを防ぐ、密封性の強いもので、内部の床こそ砂のままだが、そこには絨毯が敷かれ、ライトとテーブルまで設置されている。

食事は原則ツアーで提供される。水はついたりつかなかったり。砂漠の乾燥は予想以上。たとえ1泊でも十分な量の飲料水を用意しておこう。

季節によっては、テントの外に絨毯を出して星空の下で眠ることもできる。これだと、朝も自然と目がさめる。なぜって、砂漠に登る太陽のまぶしさもその熱量もやっぱり想像以上だから。

ただ、ほとんどの季節は太陽のない砂漠の夜の寒さに負けてテント入りすることになるだろう。昼間の日射しよけの長そでとは違う、防寒のジャケットも必要だ。

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砂漠の満点満天星空

月のある夜、砂漠の主役は月。普段見ている月とは別物ではないかと疑いたくなる大きさと輝きを持った月が堂々と上がる。月が満ちている時にはその光の強さに、砂漠が照らされて驚くほどの明るさだ。

また月のない夜の主役は星たち。教科書や星見表に描かれるそのままの星空が頭上を半球状態で埋め尽くす。

月明かりも人工的な灯りもない状態だと、地平線にある星も頭上にある星もくっきり。天然プラネタリウムを存分に味わえる。

テントの外に持ち出した絨毯を砂漠に敷き、そこに寝転がれば、星がゆっくりと、でも確実に移動していくのを見ることができる。流れ星もたくさん流れる。日本で見る流星群並かそれ以上。ただ違うのは、流れ星の見えている時間が長いこと。願い事を唱える時間は十分にありそうだ。

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砂漠の熱と寒

砂漠の砂は温度を保つ働きをほとんどしない。太陽が照り付けている間は灼熱だが、いったん沈めばあっという間に冷え冷え。夜には寒さで震えるほどに気温が下がる。

また、昼間であっても、日向と日陰では体感で5度から10度近い温度差がある。テント内も密封された状態で熱気がこもりそうなものだが、太陽を遮るだけでその体感温度は驚くほど下がる。

同じ理屈で、砂漠へ向かう時の服装は体をしっかりと覆うものを選ぶ。さらに、ピッタリと密着したものではなく、ふわっと体と衣類の間に空気の層ができるような服、そう、砂漠の民たちが着るあの服装が一番だ。

頭の上にもターバンか帽子が必須。砂漠の民たちは、その日の天候や風に合わせてターバンの巻き方も変えるという。それぐらい、重要な役割をするのだ。

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オアシスのありがたみを体感

サハラ砂漠の最西端、モロッコとアルジェリアの国境付近の街メルズーガは、いわばサハラの一番端っこにあるオアシス都市。メルズーガをいったん離れてしまえば、その先は5000km近い、日本列島を縦断する距離感で延々と砂漠が続く。

町を離れて30分もすれば、もう周囲に人影はもちろん、人工的なものの形跡は何一つ見えなくなる。辺りはただただ砂と空だけ。方向を指し示してくれるのは、昼間なら太陽、夜には月と星。人の感覚などまったく無に近い環境に入り込む。

メルズーガのような町だけでなく、砂漠には小さな小川のようなオアシスも存在している。乾ききった砂の世界で見つけた小さな水の在り処に興奮して、服を脱ぎすてて飛び込みたい衝動にかられるが、これは砂漠の民たちの大ヒンシュクをかうので厳禁。足を浸すことも許されない。大切な水源であることを思い出そう。

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カメラの防砂対策

カメラがいくら防水・防塵タイプだったとしても、サハラ砂漠の砂を甘く見てはいけない。サラっサラの砂は、精密機械の隙間から侵入して、大事なカメラやスマホ、PCを確実に破壊していく。

これを防ぐには、宿においていくか、完全なるパッキングをして臨むかのどちらか。せっかくの砂漠、写真を撮らずにはいられないので、カメラかスマホは持っていきたい。スマホは水中用のパックにいれてさらにガムテープで周囲や口を補強すればOK。カメラの場合はジップロックや頑丈なビニール袋とガムテープで守る。レンズやファインダー部分は密着気味に、それ以外はグルグル巻きにビニールをかぶせてガムテープで密封。バッテリーやメモリーカードの交換もできれば避けたいので、大容量を用意し、使い方にも注意を払っておくといいだろう。

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最後に

サハラ砂漠は広い。一人でブラリと入り込んで迷ってしまったら、戻ってくることはできないだろう。ラクダの上からボトっと落としたスマホが風の一吹きで砂の中に埋もれてしまう。人も倒れて数時間から数日で砂の中だ。

旅人として侵入が許される砂漠はサハラのごく隅っこの一部だけ。道案内をしてくれるラクダ使いやガイドとともに、サハラの端っこをかじらせてもらう、それが精いっぱい。それでも、砂漠の広大さ、自然の恐ろしさと美しさは、ひしひしと心にも目にも体にもしみわたることだろう。

そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。

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