鮭缶と戦争の記憶~「スティーブストン」にて日系人の歴史を辿る旅

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カナダ、バンクーバー近郊にあるスティーブストン(Steveston)という町をご存じでしょうか。
世界には知らない歴史が沢山あります。スティーブストンもそのうちの一つで、私がその名前を知ったのはカナダに留学したばかりの頃、高校の授業ででした。

戦前、ここには数千人の日本人が居住していました。カナダにおける日系移民の拠点となる場所なのです。
以前は殆ど日本人に知られて入なかった町ですが、2014年に公開された『バンクーバーの朝日』(戦前にバンクーバーで活躍した日系人野球チームを題材にした映画)ではここスティーブストンが一部舞台となっています。
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スティーブストンと日系移民の歴史

スティーブストンはバンクーバー国際空港のあるリッチモンド市、ルル島の最南端にある港町です。かつてはここにはブリティッシュコロンビア州で最大の缶詰工場がありました。1

9世紀後半から多くの日本人移民が居住、漁業に従事し、カナダにおける日系人の最大集住地でした。移民のきっかけは1888年、和歌山県日高郡三尾村(現美浜町)出身の工野儀兵衛が単身この地を訪れ、多くの漁師たちを呼び寄せたことに始まります。

最盛期には数千人の日系人がこの地に居住していました。一方、漁師を送り出した三尾村は、彼らからの送金で裕福になり、モダンな洋館が立ち並び、帰国した村人たちはカナダ風の生活を好み、コーヒーやパンを食し、ベッドで寝ていたことから、村外の人からアメリカ村と呼よばれていました。(アメリカとはアメリカ大陸のこと意味し、当時の日本人にとってカナダもアメリカも違いが明確でなったため、アメリカ村と呼ばれたそうです。)

ジョージア湾缶詰工場跡地

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スティーブストンには49の缶詰工場が存在していましたが、今はいくつかが残っているだけです。中でも一番規模の大きかったジョージア湾缶詰工場は現在博物館として当時の様子を伝えています。ボランティアガイドがいるので時間が合えば館内を案内してくれます。

ジョージア湾缶詰工場跡地:
Gulf of Georgia Cannery National Historic Site
12138 Fourth Avenue  Richmond, British Columbia.
開館時間:10:00 am to 5:00 pm
入館料:7.8CAD

日系移民の暮らしぶり

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スティーブストン2
館内は当時の工場の様子が再現されており、写真なども展示されています。
工場では女性たちが活躍していました。男性は漁師として海に出てしまうからです。共働きの上、移民の多くは子供を預かってくれる親族が近くにいないため、子供をおんぶしながら働いていました。子供達も8歳くらいになると働き手になったそうです。

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鮭缶のラベルに見る人種差別

スティーブストン3
日本の真珠湾攻撃を機にスティーブストンの日系コミュニティーは消滅させられました。日系人は土地や財産を没収され、日本に帰国か内陸の収容所へ行くかの選択を迫られました。

日系人に対するこれらの仕打ちがカナダの歴史の中の汚点であると、カナダ留学時代に高校の先生が言っていたのを思い出します。今日バンクーバーには戦争で命を落とした日系人の慰霊碑が立っています。

写真は日本軍による真珠湾攻撃後の鮭の缶詰のラベルです。SNOW=白=白人 日本人によって作られていないことが強調されています。戦後、抑留から解放された日系人のうちスティーブストンに帰ってきたのはごく一部でしたが、今日も大きな日系人コミュニティーが存在しています。

現在のスティーブストン

スティーブストン5 - コピー

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現在のスティーブストンはバンクーバーの郊外住宅地として発展、漁村としても活気に満ちています。フィッシャーマンズ・ワーフ(波止場)では、漁船から直接サーモンやタコ、エビなどを購入できるとあって、地元の人や観光客で賑わっています。
サーモンバーガー
せっかくなのでカナダの名産サーモンバーガーを頂きましょう。

まとめ

鮭缶には知られざるバックグラウンドがあったのです。
鮭缶を食べる時には思い出して下さい、異国で必死に生きた人々の姿を。
食べ歩きや観光名所を巡るのも楽しいですが、たまには旅先で勉強するのも良いものです。

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