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RED SPIDERは日本を代表するレゲエサウンドのハシリ的存在といえるグループでした。その中心となってきたセレクターがRED SPIDER JUNIOR(ジュニア)。結成当初は、Silver King(シルバーキング)をはじめ10名ほどのメンバーがいましたが、脱退したり分解したりでグループとしては成り立たなくなり、現在、RED SPIDERの名はそのままRED SPIDER JUNIORというセレクター個人を表す名称になりました。
少々混乱しますが、ファンたちは、レッド・スパイダーとかレッドスパイダージュニアと呼ぶほか、親しみを込めて「ジュニアさん」とも呼びます。一人でセレクターとMCをこなし、単独ライブで大型ホールを満載にして盛り上げることができるジャパレゲの風雲児ことRED SPIDER JUNIORの、ビジネスセンスにもあふれるレゲエライフをご紹介します。
RED SPIDERの作品集
まずRED SPIDERの作品を少しだけ紹介いたします。
※写真は公式サイトやファンサイトさんからお借りしています。引用元は各写真下部記載
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RED SPIDERの経歴
16歳で地元の仲間と集まって作ったグループがRED SPIDER。当時は特にレゲエに絞ったグループではなく、何となくノリで集まっているグループに過ぎなかったそうです。
そのうちレゲエに興味が集まってきて、じゃ、やるかと。ただ、本気になっていくジュニアさんのようなメンバーもいれば、ノリだけで軽くやっているメンバーもいたため、衝突も多かったそうです。
まもなく、ジュニアさんはレゲエの本場であるジャマイカへと旅立ち、グループは自然と分解していきました。17歳から繰り返しジャマイカへと渡り、現地で長期間滞在もしてきたジュニアさん。現地で知り合った日本人レコード買い付け人の現地エージェント的な仕事を請け負うことで、生活していたそうです。
日本でレゲエセレクターとして活動するにあたり、RED SPIDERとして始まったジュニアさんのレゲエ生活という歴史もあり、たった一人になってはいても、RED SPIDERとして活動を続けることにしたそうです。
レゲエキャリアは20年を超える、日本ではレゲエ先駆者的な存在となったジュニアさん。現在では数百人単位のプレイは当たり前。万人単位の大規模公演も単独で行うジャパレゲのトップランナーです。
アーティスト「RED SPIDER」が発表してきたアルバム
ジャパンレゲエの代表的作品ともいわれるアルバムだけでも4本。「爆走エンジェル」「大爆走エンジェル」「逆ギレ・アウチ!!」「ハナヂブー」。どれもMIXタイプのCDとして発表されました。
レゲエに詳しくない人からすると、おそらく気になるだろう点は、このネーミングではないでしょうか。品の良さはレゲエに求める必要のないポイントかもしれませんが、それにしても、二昔前の暴走族かお笑い芸人の一発芸? 的なノリにも聞こえてしまいます。
実際の中身はというと、かなり有名どころのレゲエを集めた作品で、ジュニアさんによるセレクトの確かさにホっとして安心し、うっとりと、でも体をしっかりと揺らして聞き惚れる出来栄えです。
音源のほとんどは年の3分の1を過ごすというジャマイカで作成されています。現地のアーティストによる演奏もたくさん取り込まれたアルバムは、ただのリミックスとは二味以上違う楽しみをもっています。
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RED SPIDERの味わい方
RED SPIDERの味わいは多様多才です。
彼が作り出したミックスをそのまま味わうもよし、ライブでの、RED SPIDERのMCの攻撃的毒舌と一緒に味わうもよし。はたまた、大阪弁のエンドレスなMCに笑うのも楽しい要素の一つでしょう。
また、彼の音源に含まれるミックス元を拾い集めていき、それぞれの素の味とミックス後の味を比較するのも楽しい味わい方です。
さらには、レゲエプレイだけに留まらないRED SPIDERの活動として、吉本新喜劇とのコラボ、自分が愛してやまないスニーカーをフューチャーしたスニーカーナイトなど、レゲエとどっちがメインかわからないようなプレイへと足を運ぶ楽しみ方もあります。
おまけに、RED SPIDERのツイッターのつぶやきは一種独特の味をもっています。その多くがRTの一言つぶやき。その一言に隠れているだろう、たっぷりの「毒」を想像してほくそえむのもRED SPIDERの味わい方の一つでしょう。
関西人だけどジャマイカンでもあるRED SPIDER
まだグループだったRED SPIDERの一員だったジュニアさんは、ジャマイカに行き、そこで本場のレゲエに触れます。
当時の日本では、レゲエはジャマイカこそが本場で、それを真似てコピーすることで日本でもレゲエをプレイしていくのが正しいレゲエの道だという雰囲気が強かったそうです。でも、ジュニアさんが思っていたのは、「マネしても意味がない」という点。
あくまで、日本のレゲエは自分で作らなくちゃいけない。そもそも、サウンドもサウンドシステムも、自分で作ってナンボ! のはずだと。
本場のジャマイカで売れているレゲエアーティストたちは、何も音楽の、レゲエの専門教育を受けているわけではありません。レゲエアーティストになるのに、「教育」は必要ないというのがジュニアさんの考え。そして、必要なのは、独自の学びと挑戦だと信じています。
ジュニアさんはかなり長期間にわたってジャマイカで暮らした結果、コピーに意味がないことを全身で体感していました。そして、日本人として自分としてのレゲエをどうやって持ち上げていくか、どうすれば先に進めるかを追求する方向を取ったのです。
この考え方を持ち、それを実現していくにおいては、ジャマイカで知り合った多くのレゲエアーティストや関係者たちの後押しも少なからずあったといいます。
スーパーサウンドマンとしてのRED SPIDER
音源発表数の多さ。クラブ出演数の多さ。イベント参加の多さ。さらには、プレイ数・プレイ率・チケットソールドアウト率など、すべてがトップ。
実際のところ、レゲエというジャンルで食べていくのは、音楽業界で食べていく難しさの中でもさらに難しいといいます。
RED SPIDERがレゲエセレクターとして立っていられるのには、音楽的なセンスはもちろんのこと、彼の人並外れた努力とビジネスセンスに大きく影響されています。
RED SPIDERワンマンダンス「緊急事態」
年間100本ものダンスを各地で展開しているRED SPIDER。小さな地元のホールから、大阪城ホール、日本武道館などの大型ホールでの単独公演も大成功させています。
このような、日本のレゲエ・サウンドマンによる単独公演はほかには例がみられず、まさに異例といったところ。でもこれは、何もRED SPIDERに大きなコネクションがあるからでも、彼が資産家であるわけでもありません。
すべては、コツコツ的活動であるクラブでの「緊急事態」プレイが続けられてきた活動結果であり、その動員数をぐんぐんと伸ばしてきているというのが現状です。
RED SPIDERは、クラブなどの現場にはずっと出続けるし、音楽を辞めるまでライブはやると思うと語るように、彼にとってはホールの大きさや場所は、単なるプレイのスタイルの違いであり、どちらかに優劣を持たせるものではありません。
小さなホールで、マニア的な懐メロレゲエセレクトナイトを展開する日もあれば、超大ホールでMCしっぱなし、ガンガンかけっぱなしの突っ走りプレイもあり! そこが、RED SPIDERファン層の厚さにもつながっているのでしょう。
どんどんやるぜ! 大規模ライブ
47都道府県をめぐる大規模ツアーを敢行したのはほんの数年前のこと。最終日には日本武道館で単独公演を行いました。
当時、「レゲエサウンド単身で武道館?」と訝しげに問われることも多く、日程の発表段階では、本人も「やってみなきゃわからない」的な発言をしていましたが、実際のツアーとライブを終えてみれば、この「やってみなきゃわからない」が、不安から出た言葉ではなく、「やればお前たちにもわかるさ」的な上から発言だったに違いないと思えてきます。
野外も含めて、重低音大音量のジャパレゲのサウンドを受け入れる会場が増えてきた昨今。これからは、より多くの場所であの迫力あるサウンドとノンストップ毒舌MCを聞く機会が増えていくことでしょう。
プロモーターとしてRED SPIDER
自分自身を売り込むだけでなく、複数のレーベルの中で、「SKY IS THE LIMIT」「ROCK CITY RECORDINGS」「ZAREK」などのプロモートもこなすRED SPIDER。
世界的には、かなりの高齢になってもセレクターとして活躍する御仁がいますが、日本にはまだそこまでの高齢ジャパレゲアーティストがいないこともあり、先は見通せない状況です。
でも、RED SPIDERは、たとえおじいちゃんになっても、どこかしらでセレクターとして、そしてダミ声になってもMCで毒を吐いていそうな気がします。
ただ、彼にはプロモートという才能があるので、今後はそちら方面での活躍により大きく期待ができるのではないかと、RED SPIDERの第二世代にも期待が集まります。
クールブランドはカエルから
ジュニアさんが所属しているのが「カエルスタジオ」。基本は音楽事務所なので、アーティストたちのプロモートを行っています。ジュニアさんのライブなどの情報もここでキャッチできます。
ただ、カエルスタジオが行っているのはそれだけではないのです。スタジオ内のフロッグストアでは、アーティストのアルバムや関連グッズが販売されています。その中には、RED SPIDERがプロデュースに関わるブランドもあります。
AVIREXとのコラボなど、ストリート系やシンプルカジュアル系まで、すっきりクールなグッズは、ファンだけでなく、所属アーティストたちが愛用していることから、なかなかの売り上げとなっているそうです。
ジュニアさんのインスタはスニーカーまみれ
「365日違うスニーカーを履きたい」。
おそらく、スニーカーファンを代表するお言葉でしょう。ジュニアさんが言うには、レゲエを始めた頃は、レコードやサウンドシステムにお金がかかりすぎて、スニーカーをはじめとしたファッションにはお金を使えなかったそうです。
現在の彼のスニーカー中毒ぶりには、その反動があるのかもしれません。
靴(足元)を人前で油断した状態にしたくはないから、その時に一番だと思えるスニーカーで決めていたいというRED SPIDER。でも、ライブ中はブース内に籠っているのが仕事です。当然、客に足元を見せつけることはできません。それでも、自分のために最高のスニーカーを選ぶそうです。
ジュニアさんのインスタには、スニーカーへの愛がほとばしった画像がたっぷり。彼をはじめとしたスニーカーフリークにとって、スニーカーは足に履く靴であるだけではないのがよく分かります。
またスニーカーナイトと題したセレクトでは、RED SPIDER本人だけでなく、スタッフも観客も愛用のスニーカーを履いて参加。そして、盛り上がり度合いは、そのスニーカーを脱いで手に持ち、頭上に掲げて叫ぶシーンから想像できそうです。
サウンドやセレクターとして一本立ちは難しい
レゲエ界に限らず、一本立ちしてそれだけで食べていくのは決して楽ではありません。実際のところ、日本のレゲエ界で、セレクターやMCだけで生計立てています! と言い切れる人はほんの一握り。視野を世界に向けても多くはないのが現状です。
それというのも、サウンドシステムが金喰い虫だから。サウンドシステムを構築するだけでウン百万円はかるく飛んでいきます。その規模の大きさから、置き場、移動費、メンテンナンス費用なども恐ろしいほどかかります。
また、レゲエのMIXを作るなら、音源は拾い放題かというと、確かにそこらに転がっているものならそうですが、実際には、アーティストと協力して新しい音源を作ることも多く、当然そこにもギャラやスタジオ代が発生するわけです。
身一つで(パソコンさえあれば)できてしまいそうだとみられることもあるサウンドやそのセレクターですが、自分色を出すにはそれなりの投資が必要なのです。
そのため、多くのセレクターたちは、レゲエにまつわる様々な活動で地味に稼いでいく必要があります。プレイ回数を増やし、イベントに参加し、音源を制作し…。でも、プレイやイベントに関しては、呼ばれる場や売り込む場だけではとても足りなくなるため、自分で主催していく必要性にもかられます。
こうして、デキるセレクターや売れるサウンドは、ただセレクトしてプレイするだけ、ただ作って流すだけではない、多角的な活動をしていく結果につながっていくのです。というか、それができないセレクターの場合には、ただの趣味で終わってしまうのでしょう。
RED SPIDERの新たな挑戦の形「吉本新喜劇」コラボ
さすが関西人! というべきか。吉本新喜劇の居城「なんばグランド花月」で開催された「RED SPIDER×吉本新喜劇」は、あの花月がクラブに大変身して素晴らしい盛り上がりぶりで終えました。
RED SPIDERと彼が主催するカエルスタジオのアーティストたちによるプレイ、そして吉本新喜劇。いったいどんなコラボになるのか?
Mr. オクレとRED SPIDERのからみで始まったコラボショーは、いたるところに吉本新喜劇とRED SPIDERがお笑いネタをちりばめた不思議な笑いの空気が充満していました。「今日はレゲエと新喜劇で遊びたおすで~~」的なノリの観客総立ちで会場は熱気むんむん。
RED SPIDERのちょっぴりブラックで毒のあるお笑いMCは知られていても、まさか! 吉本新喜劇の面々がここまでラップの才能を持っているとは! と驚かされる場面もありました。
ノリの良さではどちらも引けを取らないRED SPIDERのサウンド・MCと吉本新喜劇のお笑い芸。これからもコラボ企画をどんどん日本中で開催してほしいものです。
まとめとして
客の「ノリ」に完璧なまでにマッチしたMCを繰り広げるRED SPIDERのプレイからは、きっと天性の才能に恵まれていて、何も考えなくてもあれだけのサウンドが出来上がり、プレイも軽くノリでのせられるんだと思わされてしまいがち。
たしかに素人目には、サウンド作りもサウンドのセレクトもそれこそ軽々とこなしているように見えるRED SPIDERですが、実は、きっちりと計算し尽くされた音とMCで構成しているのだといいます。
本場ジャマイカのレゲエにどっぷりとつかった経験をもちながらも、日本と日本人という独自の路線をとったRED SPIDERは、どうすればより楽しめる、そして日本で受け入れられる、さらには売れるサウンドを作り出すことができるか、そして、それをどうすれば人に伝えることができるかを緻密に計算する能力を持ち、育ててきました。
ジュニアさんのレゲエは、培った技術と練りに練った戦術、さらには思い切りの良い切り替えと知的な選択という、ビジネスにも通じる計画性を含んでいます。
人を楽しませつつ自分も楽しみ、そしてそれで食べていける、そこが、そんなレゲエのスタイルを確立しているジュニアさんの素顔レゲエセレクターとしての華やかさや、スニーカー愛好家としてのデレの部分とはまた違った、大人の魅力になっているのではないでしょうか。
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