ライブフリー スタッフ心得
ライブフリーが最も大切にしている事は「空間演出」
「光」
特に、光の位置や光のボリューム・トーンを大事にしている。営業中ランタンの位置が変わっていたり(たとえばスモールテントの中のランタンは入口の中心)、一つでも電球が切れているところがあれば早急に修復、調整する事。
園内のランタン類は都会の人がギリギリ歩ける程度の数しか設置していない。つまり一つでも切れると客は歩けないし怪我をする。さらに演出された空間が台無しになる。アルバイトも明るさに異変を感じたら直に正社員に伝えること。
月の光や天候によって、園内が暗いと感じる日は暖炉の火を強めにしたり、暖炉の火が途中で弱くなり暗さを感じたら、ステージの松明を燃やすなどして調整する事、絶対に明るさの異変を放置しない事。
「音」
テント・ワーゲンバスの決められた音量を必ず守る事。大きすぎても小さすぎても、農園全体のバランスが壊れてしまう。
ライトダウン後のバーへの誘導の際にバーの音量を上げるなどの工夫をしているが、この時に園中心(暖炉付近)に従業員を配置し、聞こえてくる音量を把握しながら、バーのスタッフと連絡を取り合い音量を決める。音量は決して一人のスタッフで決めない事。複数人のスタッフで様々な場所で音を聞きながら、全員一致の音量で決定する事。
これは(バーの音量)その日の客層や客の酒の進み具合、天候、園全体の雰囲気で決めることであって固定された音量はない。もちろん目指すところは客に沢山酒を飲ます事。
また、ステージでライブをする時でスピーカーを使う時は、おおよそバーにかすかに聞こえるほどの音量にとどめる、しかし、暖炉全体~ワーゲンバス付近までの客にはしっかり聞こえる音量に調整する事。アンプラグドでちょうど良い音量の場合はスピーカーを使う必要なはい。
「配置」
テント内の座布団の位置、楽器の位置は客が移動する事がよくあるので、営業中もこまめにセッティングをし直す事。元の位置が分からなくならないように、写メ等であらかじめ開園前の状態を撮っておくとセッティング間違いがない。
その他、各テーブルのメニューの位置、灰皿の位置も常に完璧な配置であるように営業中もこまめにセッティングをする事。
トイレの内部、バーの小物やメニューの位置においても同じようにこまめに確認する事。すべての配置は何気なく置かれているのではなく、計算されてその場所に置かれているという事を常に意識する事。
この農園の雰囲気が心地よくって、不思議な気持ちになって、素敵な空間だと思う人が多いのは、しっかりとした理由がある。それは、光・音・配置が厳密に計算されているためである。
この農園を作っている時、何度もこの場所で客と同じように酒を飲み、光は1ワット単位で、音量も1レベル単位で、配置も1センチ単位で変更を重ね完成させました。それをスタッフは常に意識して空間をキープし続ける必要がある。
もちろん、ここはもっとこうした方がいい、という意見があればどんどん発言していってください、よりよい空間を目指して、楽しもう。
以上
◆◆◆◆開園前の段取り◆◆◆◆
写真を見て完璧にセッティングをする事。
初めて段取りをするスタッフは、一通りこのマニュアルを見てやれることをすべてやり、どうしてもわからない事だけをメモして、最後にまとめてわかるスタッフに聞く事。ライブフリースタッフは「自分で考え動く」事が最も大事だと思っています。もちろん言われたこと以上、マニュアル以上の仕事をするのは大歓迎です。
掃除道具
これで、すべてのテント、ワーゲン、バー、ツリーデッキのごみを吹き飛ばして綺麗にする事。この道具はバーの足元に常においておくこと。
ビックテント
くず入れ・土足禁止
ライトはテントトップ1つ、アジアンライト2つの計3つがついているか確認。
掃除用コンセント
確認事項
- ライト三つが切れてないか
- テントのたるみがないかを毎回外から確認、たるみがある場合はロープを張りなおす。
- 音が鳴っているか
- 配置は完璧か
- 掃除は完璧か
ワーゲン
確認事項
- ワーゲンの電球は助手席1つ・リアシートの下1つ、写真コーナーに3つ、テラス席に各一つずつのランタン 計7個。切れていないか確認
- 音が鳴っているか確認
- 掃除用コンセントは冷蔵庫のわきにあるのでテラス・内部・後部すべてを掃除
- 本の整頓、シートカバーを綺麗に張りなおす
- 写真縦の位置・電球の位置を正確に配置
農園全体の音源・ライトスイッチ
ワーゲンの運転席にある音響システムや照明システムは使い方を教えますが、つまみ類は絶対にいじらない事。
掃除やライト確認の前にこの電源を入れる必要があります。
防水シートを必ずかぶせる事、ドアのカギを必ずロックする事(機材は高額です)
カギ
スモールテント
テント①
テント②
確認事項
- ライトは各テントにひとつづつランタンが設置されています。球切れを確認。
- ライトの位置は写真の通りセンターです。
- コンセントはラグマットの上に配置してください。ラグマットの下に隠すと雨水がたまりショート感電してしまいます。
- 掃除用コンセントがないので、園全体のライトをつけてから下のコンセントに差し込み掃除をする
- ロープのたるみ、テントのたるみを直す
- 音が鳴っているか確認
コンセントは下の写真のように外に出す。
ツリーデッキ
電気が切れていないか確認
ツリーのわきにこのコンセントがあるから掃除で使う
確認事項
- 枯葉がソファーや床に落ちていないか
- 吊り下げてある電球が切れていないか
アジアンバー
丸椅子をこのように並べる。混雑時酒を待っているお客さんはここで待っていてもらう(手元を見られないため)
写真が風で飛ばされていないか?
電球は切れていないか?
酒類は綺麗に整頓されて並べてあるか?酒の後ろにある赤と緑の蛍光灯は切れていないか?
確認事項
- 丸椅子は並んでいるか
- 掃除は完璧か
- すべての電球がついているか。電球は吊り下げ電球と、ギターとスケボーの上に一つづつ、あとカラー蛍光灯が酒の後ろに二本、あと虫除け蛍光灯が二つぶるさがっている。
- 私物が置いてある場合は片付けているか。
- ぶるさがっている写真が取れていないか
- アリ(虫)が大量発生していないか(アリが列を作っている場合は、アリ駆除スプレーで必ず対処する事)
- キッチン周りは整理整頓され綺麗になっているか
- 足元に客用虫除けスプレーがおいてあるか
- 音楽は鳴っているか?音量は大丈夫か?(音量は再生機が14v・スピーカーは最大音量)
この+ボタンを押しまくって最大に設定。
缶の中の再生機は「14」に設定。調子が悪い時は電源を長押しして再起動。「充電しながら再生」するように設定する事
センター
スタッフオンリーの看板ロープをひっかける
農園全体のゴミ拾い・灰皿の清掃設置・電球の球切れ確認
ランタンは転げ落ちてないか?
パラソルは雲行きが怪しい時には開園前に設置しておくこと。緑色のパラソルが暖炉前のローテーブル3つ。白のパラソルが、その後ろの折り畳みテーブル3つ、「L」とマジックで書かれている少し長めの白いパラソルが、テーブル席用なので間違えないように!
ゴミ箱の位置と、内部の清掃
洗濯機は上のようにすだれで隠す。
テント前のハンモックが倒れていないか確認・テントロープの張を確認。
ゴミ箱の位置②
ゴミ箱の位置③
トイレは清潔に、そして整理整頓されている状態にする。マタニティーゴミ箱なども清掃、交換。
確認事項
- スタッフオンリーの看板ロープ(×4)駐車場×1・メイン棟サイド×2・ピラミッドへ向かう道×1を必ず掛ける。
- 火の段取り・灯油の補給は完璧か?(※1)
- 農園にゴミが落ちていないか?タバコの吸い殻、タコスの紙など。
- 農園全体のランタンの球切れはないか?(※2)
- 雲行きが怪しい時はパラソルが刺さっているか?
- テント・ワーゲン・バーの音量は適切か?
※1:火の段取り
このバルブを時計回り(右回り)に閉める。灯油が漏れないようにしっかり締める。(強く締めすぎても壊れるので注意)
この灯油缶8分目まで灯油を入れ、ふたをする。
暖炉の真ん中のさらに石が積んである中に鉄製の穴があるので、そこに雑巾を詰め込む。前夜の雑巾が5割以上残っていればそれを使う。
ステージの各松明にも灯油を8分目まで入れ、雑巾の消耗を確認。缶のバランスが悪かったったり錆で穴が開いていないかを確認。火事などの事故に繋がるので必ず!
雑巾が雨でぬれていると火がつかないため、一度雑巾をよく絞り水を絞り、灯油に付け込んでたっぷりと雑巾にしみこませておく!雑巾は缶への落下防止のため鉄の洗濯ばさみで必ず止める。缶の中に雨水がたくさん入ってしまっている時は、灯油ポンプで水を吸い出す、手前の松明は引っこ抜いて逆さまにして水を捨てる。
入口に置くランタンの灯油を補充する。
※2:農園全体のランタン・電球の配置図(動画)
一つでも切れていると、雰囲気が壊れるし、客がけがをする。必ず開園前に電気を点けて農園全体を歩いて見て回る事。
計66個
電球の変え方
電球類のストックは貯水タンク横の工具倉庫の奥にあります。
各ランタンは上のようにガラスフードを倒し電球を変えますが、電球が邪魔をしてガラスフードが倒しにくいので、指で電球を上部に押し上げながらガラスフードを倒してください。
また、テーブル上のランタンは電球の光が眩しすぎるため、電球を上部に隠しています。その他のランタンは逆に電球を下に落とし光を直接見せています。それにより遠くから見ると本当の火のように見えます。光加減はこだわりがありますので、要チェックです。
各テーブル上にあるランタンは上の写真のオレンジ色の部分に電球が隠れるように交換してください。
その他の電球(テーブル上以外)は上の写真のオレンジの場所に電球を落とし、わざと電球を見せてください。
連電球
上の写真のような連電球は
入り口の門の上部・ミニテント付近に2か所・ツリーデッキ・バーに5か所あります。
この電球を変えるときには、絶対に強く締めすぎないでください。簡素にできているためナメって壊れてしまいます。電気を点けた状態で優しく回しこみ、電気がついたらそれ以上閉めこまないでください。「優しく」取り扱ってください。
防水加工が必要な電球
上の写真のように水にかかる場所で、なおかつランタンを利用していない裸電球は、防水コーキングをしながら取り替えてください。水が入ると感電して農園全体のショートに繋がります・・・
コーキングに慣れない人は知っているスタッフに聞いてください。