みなさんこんにちは!
Shigeです!
今回のお話は、那覇の宿で出会った友人との、短いけれども温かい思い出の物語です。
彼の名前はMarco(マルコ)
理想を持ち、夢を叶えるために行動し続ける、かっこよくて優しい男
日本で最後に出会ったのは歌う旅人でした。
ゲストハウス”けらま”での出会い
出国を明日に控えた僕らは、今日の宿を那覇にある格安宿、ゲストハウス”けらま”にチェックインしました。
一通りの説明を受け荷物を下ろした僕らは、旅の疲れも残っていたため、今日はのんびり休憩でもしようということになり、広間で他のゲストたちと一緒にテレビを見ていました。
その時見ていたのが「youは何しに日本へ」という番組で、バルセロナ出身の青年が東京から沖縄まで自転車で縦断するというものでした。
(いろんなことする人がいるなぁ、でもなんかこの人見覚えがある気がするんだよなぁ)
面識はないはずなのになぜか会ったことがある気がする…
なぜだろうと一人悶々していると、
「マルコ〜、番組始まってるよー」
「おっ、ありがとう。ちょっと写真撮ってくれない?」
という会話が聞こえ、見てみると外国人ゲストがテレビの隣でツーショットを撮っていました。
(うわー、この人めっちゃテレビの人と似てるじゃん!
ん?似て…る? いや…え?
この人本人じゃないか!)
そう、宿の説明を受けているときに僕はすでに彼とあいさつを交わしており、
なんと、日本縦断中の青年はすでに目的地である那覇に到着していたのです!
youは何しに日本へ 旅人Marco(マルコ)の自転車日本縦断
彼の名前はMarco(マルコ)
スペインのバルセロナ出身
日本語を4年間勉強しており、もっと日本語や日本の文化を知りたいという想いから来日
東京から那覇までの自転車旅を開始する。
驚くことに、僕らと出会ったのはテレビ局からの最後の取材を終えたすぐ後だったということです。
「やっとテレビで見れたよ」
と旅の番組を見ながら、制作秘話や裏話などを楽しそうに語ってくれました。
期せずして僕たちは、テレビで見た彼の旅の結末を見てしまったのです!
↑マルコが旅の中で使っていた日本語メモ帳
MarcoとShige、男二人で夢を語り合った瀬長島の海
けらまですっかり仲良くなった僕らは、せっかくだからみんなで海に行こうという事になり、無料シャトルバスで行ける瀬長島という小さな島に遊びに行きました。
遠浅の海は浅瀬で座るとちょうど温泉に入っているような水位で、生温かい海水がゆらゆら揺れてとても気持ちよかったのを覚えています。
しばらく浸かっていると、マルコが
「Shigeの夢はなに?」と聞いてきたので、僕はいつも答えている言葉を返しました。
「多分僕はこの先も旅を続けて行くと思う。そして、いろいろな世界を旅しながら、その中で自分の本当にやりたいことを見つけていきたいんだ。だから、人生の夢を見つけることが今の僕の夢だよ」と、
するとマルコは
「いいね!すごくいい夢だねそれ!」と言ってくれて、とても嬉しかったです。
マルコの夢は、”自分のやりたいことをやっていくこと”
音楽もそうだし、リアルホラー脱出ゲームをつくるのもそう、やりたいことがいっぱいあるらしい。
でも、その為にはやっぱりお金が必要だし、時間も必要だ。
それを実現するために、バルセロナに帰国したら日本人向けのサービスを立ち上げるようで、今回日本に来たのもその一環らしい。
お互い夢の叶え方など違いはあるけれど、考え方ややりたいことなど、通じるところが多くあり海に浸りながら色んなことを話していました。
恋愛観や愛について、やりたいことをするにはやっぱりお金が必要になるということ、時間に縛られない生き方がいいねということ、ここには載せられないような恥ずかし話まで何時間も話していて、気づくと身体がしわっしわになっていました。笑
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一期一会 マルコと交わした約束
出会いがあれば別れが来るのもまた当たり前のこと。
だけど、僕たちは再会を約束しました。
将来、お互いの夢が叶ったらまた一緒に遊ぼう
今度は僕の方がバルセロナに遊びに行くから美味いところを紹介してね
マルコのつくったリアルホラー脱出ゲーム、絶対やりに行くからねと、
次に会う時の楽しみを存分に膨らませて、僕たちはまたそれぞれの旅に進み始めました。
寂しさがないと言えば嘘になりますが、これもまた旅の醍醐味、
旅先での一期一会が、今日を生きる糧になるのです。
まったく、これだから旅をするのはやめられないんだ!
↑みんなで撮った集合写真
↑マルコの壊れた数珠を一緒に直している。(マルコの腕には沢山の数珠がついている。全部旅で出会った人たちが旅の成功を願ってプレゼントしてくれたようだ。)
↑音楽好きのマルコは、ウクレレでいつもみんなを楽しませてくれる。
次の日の早朝、僕らはけらまを後にした。
次に向かうのは、タイのプーケットだ!