ボリビアまで行かなくても四国でウユニ湖を体感~周辺観光と見所も!

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四国にウユニ湖似のビーチを発見!

四国・香川県・三豊市といえば、かなり詳しい人であっても、「浦島太郎伝説のある場所」とか、「四国八十八箇所があるよね」、「金刀比羅さんの近く?」「うどんだ!」とかいった知名度。

乗り鉄マニアの間では、「あの年2回だけ使われる津島の宮駅があるとこ」として知られていたりはするが、そのほかの観光については、やはりあまり知られていない。

しかし、ここには秘密兵器が隠されていた。それは、「まるでウユニ湖!?」な風景が広がるビーチ。「日本にこんな場所があったんだ!」ときっと驚く、そんな三豊市の秘密の魅力をご紹介する。

ボリビアまで行かなくても鏡写真が撮れる「父母ヶ浜」

「ふぼがはま」ではなく、「ちちぶがはま」と読む。この微妙なネーミングの浜辺が今熱い。

もともと、1km以上の砂浜で遠浅という絶好の海水浴場として、また、海に沈む雄大な夕陽スポットとして、地元では愛されてきた浜。だが、その浜が実はスーパー絶景スポットでもあるという事実は、地球の裏側の世界遺産「ウユニ湖」が世間をにぎわすようになるとともに、徐々に知られ始めた。

鏡写真が撮れる瞬間を逃すな!

ウユニ湖だって、地面一体が鏡のようになる時期は限られている。ここ父母ヶ浜も、いつでも絶景を見ることができるわけではない。

その条件がそろうのは、「干潮のタイミングと日没のタイミングが重なる時」で「雨が降らず風がなく、水面が安定している時」。そんなタイミングは1カ月のうち2~3度、1度につき5日間程度となる。

地平線にお日様が沈みそうな瞬間から沈んでしまって暗くなる前までの30分間程度しか見ることができない。また、アクセスがマイカー以外だと非常に悪い。訪れる時は慎重に時期と時間をはかっていこう。

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ボリビアまでの旅費考えれば、こんな活用方法もアリ?

三豊市では、この新しい観光財産をいかそうとさまざまな「手」を考えだしている。その一つが、団体撮影プランだ。

市が発行している父母ヶ浜見ごろカレンダーに従い、40名までの団体客に対して、現地案内ガイドのアレンジのもと、プロカメラマンによる撮影が行われる。

ガイド料・撮影料のほか、ちょっとした写真映え用アイテムと撮影された20枚分のデータが含まれて20000円。ヘアメイクや写真の印刷などは含まれず、現地集合現地解散となる。

出来上がった写真は、「ほんとに日本? ウユニ湖じゃなくて?」レベルの出来を保証。これ、高いようでいて、実はすごく安いのかも。

違うタイミングでも十分すぎるほどフォトジェニック

父母ヶ浜がウユニ湖化する時間には、確かに貴重で素晴らしい体験ができる。干潮ではなくても、天気が悪くない限り毎日見られる夕陽も非常に美しい。しかし、この浜がすばらしいのはそれらの時だけではない。

実は干潮時の満月の夜もおすすめ。潮が引いて浜には大きな水たまりができる。そこにぽっかりと満月が映り込む。この幻想的な光景が見られる日は、ウユニ湖化する日よりも少なく貴重。気象庁などが発表する月の満ち欠けと潮の干満などをよくよく確認してからでかけよう。

またまた魅力あふれる父母ヶ浜

遠浅で砂浜が続くビーチは、市民によるクリーンアップ作戦が行われていることもあり、ゴミもなく静かに波が行き来している。

砂の城を作るもよし。巨大な砂絵を描くのもよし。もちろん海水浴もできるが、どちらかというと浜遊びが楽しい。

また、水着にならずともできる美味しい遊びもできる。実はここ、地元ではよく知られた潮干狩り地なのだ。ハマグリがザクザクと獲れる。これまた魅力的だ。

浦島伝説と桜と紫雲出山

瀬戸内海にグイっと突き出た荘内半島にある紫雲出山は、四国ではもっとも「素晴らしい!」といわれる桜の名所だ。春には非常な混雑の中、多くの人が花見に訪れる。

もちろん、桜は素晴らしい。混雑をおしてでも出かけて日本人の心の奥の情緒をくすぐる、はかなくもあでやかな桜を愛でたい。しかし、紫雲出山の魅力はそれだけではない。

それは浦島伝説との関係にある。なぜ、この地に浦島伝説があるのか?

「紫の雲が出た山」というネーミングは、浦島太郎が竜宮城から持ち帰った玉手箱を開けたときに湧きあがったという雲が紫の雲となって山々にたなびいたことからきているという。

また、荘内半島そのものも、古い地名は「浦島」という。当然、半島各地には、浦島太郎につながる伝説がてんこ盛りだ。

「生里」は浦島太郎の両親が住んでいた場所でそこに浦島太郎が「生まれた」というし、「鴨の越」には、いじめられていた亀を太郎が助けたという伝説がある。「箱」という場所には、浦島親子三人の墓があり、「積」は竜宮城から帰った太郎が最初に陸に立った場所。「上天」は紫雲出山にある遺跡。紫雲出山頂には竜王社があり、この上天も管理下にある。

三豊市の浦島太郎で町おこし作戦

三豊市を訪れると、浦島太郎にゆかりがありそうなモニュメントを多く目にすることになる。

浦島太郎と竜宮城、そして亀とがどうやら必須アイテムで、街のあちこちで、時には堂々と、時にはひっそりと、その存在を主張しているので、気を付けて見ておこう。

目立つところでは公衆トイレ。竜宮城型だったり、玉手箱の形だったりと、目立つ姿をしている。

年に二度だけお参りできる「津嶋神社」

陸と島をつなぐ長い橋が参道の役割をしている神社。陸地側に鳥居と社務所があり、島には神社の本殿がある。

子どもの守り神を祀っていて、年に2日だけ渡ることのできる神社には、親子の姿が目立つ。夜には花火が上がり、ライトアップもされる。

貴重な2日間は、8月4,5日に開催される例大祭。それ以外の時は、橋の手前の朱の門が閉じていて「通行止め」になっている。どうやら、橋板も外されてしまい、無理やり渡ろうとする輩も許さない気構えだ。

運よく例大祭中に訪れることができればラッキー。そうでなくても、本殿の屋根を遠目に、鳥居のある陸地側から参拝しておこう。

津嶋神社の例大祭2日間だけ使われるJRの駅が超レア

津嶋神社のすぐ近くには予讃線が通っていて、「津島ノ宮駅」もある。この駅、1年にたったの2日間しか使われていないが、その歴史は100年を超える。この貴重な駅に降り立ちたいと、この例大祭中は日本中から乗り鉄を中心とした鉄オタたちも駆けつける。

このあたりは、かの有名な浮世絵師「安藤広重(2代目)」が諸国名所百景に描いたこともある絶景の景勝地。江戸時代から大きく変わることのない自然美を堪能しよう。

まとめとして

正直なところ、アクセスは良くない。飛行機を使おうが新幹線を使おうが、それはあくまで途中まで。あとはローカルな列車を乗り継ぎバスに乗り、ようやくたどり着く場所だ。

マイカーやレンタカーを使えば、楽しく快適なドライブではあっても、かなりの距離を走る覚悟がいるだろう。

それでも、三豊市は今、一押しスポットだ。少々というか、かなり不便な場所だからこそ、このウユニ湖現象は長く人に知られることがなかったし、今後もそう簡単に荒らされることもないだろう。

浦島伝説の地や津嶋神社も同じ。人とは違う場所で違うものを見てきたい。それが珍しいものであればなお良し。そう思うなら、さっそく旅程を組むべく、潮の満ち引きを調べてみよう・

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