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タンゴと言えばアルゼンチン。世界無形文化遺産にも登録されているタンゴを堪能し尽くすイベントが、このタンゴフェスティバルとタンゴ世界選手権です。
現地アルゼンチン人だけでなく、日本からも多くのタンゴファンが駆け付けるという熱い2週間のイベントをご紹介します。
タンゴフェスティバル・タンゴ世界選手権の開催会場・開催日
南米アルゼンチンの首都ブエノスアイレス市内のショースペース、展示場やタンゴホール、時には街角などが会場となります。
例年8月の半ば2週間にわたって開催されるこのイベントは、最初の1週間はフェスティバルとして、各地でタンゴショーやタンゴワークショップなどが開催され、後半の1週間がタンゴ世界選手権となります。
原則として、公的なイベントはすべて無料。世界選手権の決勝戦であっても、一般席は無料開放されてきました。十分な数の整理券が配られますが、配布期間が決まっているので、チャンスを逃さないように。
ただし、あちこちのショールームやクラブなどで便乗的に行われているイベントは別途料金がかかります。
タンゴフェスティバル・タンゴ世界選手権の歴史
タンゴ世界選手権は2018年が第16回目とのこと。ちょっと意外に思うくらい歴史が浅いと思われませんか?
それ以前も、小規模なイベントやタンゴの大会はあったそうですが、実はタンゴという文化そのものが一時は廃れて気味となり、競技人口も愛好家も大きく減少してしまっていたのです。
本場アルゼンチンの若者たちにとって、タンゴは古くさい踊りとして受け取られていました。ところが、21世紀へと移り変わるころ、本場アルゼンチンよりもヨーロッパ大陸や日本などで独自の愛好家を増やしていたタンゴが再び脚光を浴び始めます。そこには、タンゴを芸術として、音楽や踊りだけでなく、映画や小説の題材として取り上げることで、新しいファンを獲得していったという事情がありました。
今では、タンゴ世界選手権への出場権をかけ、世界各地で予選が開催されます。もちろん日本・アジア大会からも決戦をくぐり抜けて、本選へと進むタンゴダンサーたちがいます。
タンゴフェスティバル・タンゴ世界選手権のイベント
タンゴフェスティバルの開催中には、毎日ブエノスアイレス市内のあちこちでタンゴ関連のイベントが開催されます。
例えば、タンゴ音楽のコンサート、タンゴ音楽のカラオケ大会、ダンスショー、ダンスレッスン、タンゴダンス衣装の展示、タンゴ関連資料の展示などなど、さまざまなタンゴに触れることができます。
イベントの規模は、巨大なコンサート会場を満員御礼にするものもあれば、小さなホールで行われるアットホームなものもあります。また、市内にあるタンゴを踊れるレストランやバーなどでは連日、タンゴダンサーやタンゴミュージシャンたちが呼ばれて、ミニパーティー状態になります。
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用意するもの
実は日本は本場アルゼンチンに次ぐタンゴ愛好国として知られています。これ、タンゴ関係者の間では、世界的な認識。特にブエノスアイレスなどでタンゴ愛好家に会うと、「日本人? タンゴ踊れるよね!」という感覚で迫られます。
タンゴフェスティバルやタンゴ世界選手権を狙ってブエノスアイレスを訪れる日本人は、ある程度タンゴを知り愛している人だと思いますが、必ずしも歌ったり踊ったりができるとは限りませんね。
それでも周囲は、レストランでおとなしく食事をしている日本人を、誘われるのを待っている者と思い、「さ、踊って」と手を伸ばしてきます。
この時期のブエノスアイレスを訪れるなら、タンゴの練習はしておいたほうがいいかもしれません。
参加できること
さすがに、世界選手権の方は、予選を勝ち抜いた人しか参加できません。できるのは、観戦だけ。
でも、コンサートは整理券を手にすれば聴きに行けるし、ダンス教室などのワークショップも、申込や整理券のゲットで、またはいきなり乗り込んでいっても、参加が可能です。
踊ったことがない人にとっては、「タンゴ? 無理、絶対無理」と全身で拒絶したくなる場面かもしれませんが、タンゴは原則ペアで踊るもの。特に女性の場合は、簡単な基本ステップだけ覚えれば、男性のサポートに身を任せて、意外と踊れてしまいます。ぜひチャレンジしてみましょう。
一番の見どころ
ダンスショーと世界選手権の決勝の素晴らしさは、是非ともその臨場感とともに楽しみたいところです。
ダンスショーは、プロとして普段からステージに立って踊っている人たちの華麗なダンスを間近で見るチャンスです。
もともとのタンゴは、演奏しているオーケストラの隅っこでひっそりと踊るものだったそうですが、ショースタイルのタンゴは、目を離す瞬間さえないような、激しく魅力的なダンスです。
特に、人と人の距離感が日本人の「ダンス」におけるソレから考えるととてつもなく近いため、ドキドキ。衣装の色っぽさも格別なので、見惚れること間違いなしでしょう。
また、世界選手権のほうは、視覚的な色っぽさよりも、技術的な高度差が上回り、その動きに目を惹きつけられます。
世界一をかけて戦うカップルたちは、場面によっては、即興で踊ります。いくら基本ステップがあるとはいえ、あのダンスが即興で生まれるとは信じがたいほどの完成度です。
世界選手権の場合、会場が広く、整理券がなくても、入れる場合がほとんどですが、それでも早めに整理券はゲットしておき、早めに会場入りして良い席を取りたいものです。
まとめとして
2週間のイベント開催期間中は、世界中から、選りすぐりのタンゴダンサー、タンゴ音楽家たちが集まってきます。
街角で、体を密着させて踊りだすカップルがいたり、それに合わせて手拍子や歌声がかかったりと、この時期のブエノスアイレスはタンゴの香りがプンプン。
タンゴは激しい踊りのイメージがありますが、実は体を密着して踊る安定感のあるダンスでもあり、老夫婦などの間でも好まれるダンスです。レストランで生演奏が始まると、まず席を立って踊りに行くのは年配の人たちだったりするほど。
ブエノスアイレスにただようそんな香りや雰囲気を味わいに行ってみませんか? そして、タンゴの楽しさを体でも体感したくなったなら、タンゴダンスホール「ミロンガ」に足を向け、音楽に合わせて踊ってみましょう。
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