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みなさんこんにちは!
Shigeです!
人生一寸先は闇と言いますが、まさかいきなり命の危険を感じるとは思いませんでした!
大自然の圧倒的な力を目の前にして、果たして僕たちには何ができたのでしょうか?
みなさんも是非、”もし自分がその状況だったらどうしよう”と考えながら読んで見てください。
これは、荒れた海の中命がけで航海をした冒険の記録です。
↑今回の航海をカナちゃんが描いてくれました!
ロングテールボートでバンブー島へ
よく晴れた日の朝、みんなで朝ご飯を食べていると、
「こんな天気が良いと船で島に遊びにいきたくなるよね」という話になり、みんなで海に行くことになりました。
ピピ島名物のロングテールボートに乗り込み、行き先は最も美しい無人島と言われているバンブー島。
舟先に乗り、風を感じ、太陽に照らされるエメラルドグリーンの海を眺め、ピピ島の断崖絶壁に圧倒され、美しい自然を感じていると気付いた時には島に到着していました。
最も美しい無人島”バンブー島” しかし雲行きが…
評判なだけあり、バンブー島はとても美しかったです。
どこまでも広がるような真っ白な砂浜と青く美しい海。
ひと通り遊んで満足した僕らは、じゃあそろそろ帰ろうかと船に戻ることにしました。
ふと空を見上げて見ると、さっきまで晴れていた空が一面の雲に覆われていて、いまにも降り出しそうになっていました。
これは急いで帰った方がいいかもしれないということになり、急ぎ足で船のところまで戻ったのですが…。
※写真:現場から~シゲ撮影
道が無くなっていた!?潮の満ち引きで変わる道
船へと続く道が、潮が満ちた事でなくなっていたのです!
仕方なく足場の悪い岩場を行き、どうにか船のところまでたどり着きました。
船までの距離も離れてしまい、乗り込むのがとても大変だったのを覚えています。
(ロングテールボートは乗り降りの際に桟橋などがあるわけではなく、船が近づけるギリギリまで浜辺に船を寄せ、そこから乗客は海に入り濡れながら上陸する仕様となっています。)
船に乗り込むと、
「ようやく一息つけたね」とみんなで安心していました。
この時は…
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楽しい船旅に忍び寄るピピ島の猛威
船から見た景色は来た時と打って変わって、どんより重い雲が島全体を覆い、荒れた波が岩肌にうちつけていました。
まさに、「絶海の孤島」という響きがぴったりです。
船が出発する頃には海もだいぶ荒れ始め、立っているのもやっとでした。
それでも、そんな波も楽しくてみんなはしゃいでいました。
船長も「ノープロブレム!(にかっ)」と自信満々だったので、僕もしばらく荒波に揉まれながら波飛沫を全身に浴びて楽しんでみることにしました。
しかし、しばらく水遊びを楽しんで、もう濡れるところがないくらいになってきたところで少し違和感を感じました。
「なんか、波のうねりがデカくなってない?」
誰かがそう言うのが聞こえ船長に目を向けると、さっきまでの笑顔が嘘のように真剣な顔をしていて、その表情には余裕を感じることができませんでした。
(おいおい大丈夫か?)
と思った次の瞬間、信じられない光景が目に飛び込んできました…
船の後ろからとてつもなくデカい嵐が迫ってきていたのです!
命がけの大航海!船か嵐か、速いのはどっちだ!?
みんなも状況を飲み込めたのか、自然にライフジャケットを装着していました。
そこで船長から、バランスを取るために左右均等に座るようにとの指示があり、航海を乗り切るための布陣が完了しました。
既に後戻りできないところまで来ていたし、他の島に行くことも難しい状況。
僕たちは、この荒れた海をただひたすら進むしかなかったのです。
船の進行方向が変わるたびに受ける波の方向が変わり、その度に船が大きく傾きます。
一際大きな波が迫ってくるのを発見すると、速度を落として波をいなします。
すると今度は雨が降り、乗組員の体力を奪っていきました。
南国の楽園とはいえ、ここは夕方18時の吹きすさぶ海の上、みんなの体力もだんだんと消耗しています。
(ふわっ)
寒さに震えていると、一瞬柔らかい温もりが体を掠める感覚を感じ、ふと見上げて見ると…
※写真:現場から~シゲ撮影
美しい夕陽が海の彼方に沈んでいくのが見えました。
僕はその時、嵐も何も忘れて魅入っていました。
2分か1分、下手したら数十秒かもしれなかった時間ですが、とても長くゆっくり流れているような気がしました。
(さっきの温もりは、去り際のあいさつだったのかな)
とかなんとか考えていると、デカい波にあたり現実に引き戻されました!
ふと舟底に水が溜まっていっているのが見え、「ヤバい掻き出せ〜!」
・・・
そんなことを何度も繰り返し、やっとの思いで島に帰りつくことができました。
船長にお礼をしにいった時に、こんな航海はよくあるのかと聞くと、
「何言ってんだ!こんなことそう何度もやってたら身がもたないよ。」と苦笑いしながら言ってました。船長、コップンカップ!
その後、久しぶりに地に足をつけた僕たちは、大航海の興奮冷めやらぬ中家路についたのです。
↑嵐を乗り切った直後の虹
報告書
総乗組員9名 負傷者 0 船酔い 数名
経路 ピピ・ドーン島〜バンブー島
時刻 1400〜1845
危険度 下手したら死ぬレベル
注意事項 天気をよく調べていくことをお勧めします
みなさんいかがでしたでしょうか?
旅をしていれば色々な危険に出くわすものですが、このように自分たちではどうすることもできない状況に直面した時、僕はいつも諦めず、考え、備え、そして楽しむようにしています。
選択に迷った時に思い出してもらいたいのが、「最善策なんて無い。今悩んで出した選択が、今出せるたった一つの答えで、それ以外は存在しない。」
こう考えれば、後悔もなくなるかと思います。
それではみなさん、安全に気をつけて良い旅を!
Shigeでした。
嵐の大航海の一曲
パイレーツオブカリビアン 彼こそが海賊
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