旅先での出会い~少数民族 チワン族(壮族) の暮らしを体験!

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中国国内の少数民族の中では、最大規模の人口を誇るチワン族。自治区を持ち、中国という国に属しつつも独自の文化を守り続けています。

チワン族の魅力はその芸能的才能の高さと美人の多さ。歌声に、踊りに、そして美しさに惹かれて、チワン族を訪れる人は後を絶ちません。

チワン族(壮族)にはどこへ行けば会えるの?

チワン族の居住範囲は広く、中国南部エリアからベトナム北部にまでかかっています。

地名で見ていくと、中国国内にある広西チワン族自治区には全体の9割が、そのほか、雲南省内や広東省の自治州、貴州省、湖南省などの山間部や都市部など、各地で暮らしています。

チワン族(壮族)はどんな生活をしているの?

チワン族はもともとが山間部で長く暮らしてきた民族だったといい、現在も緑や水などに囲まれた豊かな自然に恵まれた場所を好みます。ただ、現在は都会暮らしをするチワン族も増えています。

田舎のチワン族は、木造高床式住宅に、都会では平屋建ての住宅で暮らし、生活の中心には道教が存在しています。

また、チワン族の中には美人が多いとされる集落があり、そこには美肌の泉があるそうです。その集落で暮らす女性は、老若問わず、美しい肌を持つといわれています。

確かに、チワン族の女性は色白の美肌美人揃い。広西チワン族自治区の「板池」は美人村として知られ、美人娘たちによる楽団も売り出しています。このチワン族の美人村は、中国の南に位置し、ベトナムとは川1本で境を接しています。

チワン族(壮族)は何を食べているの?

農耕民族であるチワン族の主食は米。特に糯米を好んで食べます。また、温暖な気候エリアで暮らすチワン族が多いこともあり、野菜の収穫も豊富で、日本とよく似た種類の葉物野菜や根野菜、豆類などを副菜としてよく食べます。

そのほか、自宅で鶏やガチョウなどを飼育していることも多く、肉食もあり、川や湖などで獲れる魚も食します。

糯米に野菜や肉を混ぜて竹に詰めて蒸し焼きにしたチマキは、一般家庭で食べるほか、お弁当のように街角で売られていることもあります。

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チワン族(壮族)ってどんな服装をしているの?

チワン族は藍染めを行うため、普段は青い服を着ていることが多いでしょう。また、色合いとしては、濃いほど良いとされ、儀式の場などではほぼ黒に近い色の衣装を着ます。

女性は、裾の膨らんだ青いズボンに、青や黒の上着を着ています。腰には小さなエプロンを巻き付けていることが多いでしょう。また、非常に細かく美しい刺しゅうや華やかな錦織の技術が伝えられていて、衣類にもその加工がされています。

女性は普段から刺しゅうの入った衣装を身につけることがありますが、男性の場合は、儀式の席などに限られ、普段は黒のズボンに上着を着ていることが多いでしょう。

農作業時などには、藍染めの服を普段着として着こみ、頭にも同色の布を巻き付けたり、ベトナムスタイルの藁帽子をかぶっていたりします。

チワン族(壮族)の仕事は何を?

チワン族は働き者として知られています。

女性は、農作業に精を出し、隙間時間には刺しゅうや織物などの手仕事などにも従事します。明るく歌を歌いながら作業している様子が印象的です。

男性も農作業などを行いますが、勇敢で戦闘能力の高い民族とされ、歴史の中では、傭兵になるなど、戦争に駆り出されることも多かったようです。

チワン族(壮族)の恋愛事情と結婚事情について

現在のチワン族は普通に恋愛結婚をして、家族で暮らしています。ところが数十年前までは、夫による通い婚が通例で、妻が妊娠して初めて同居が認められていたそうです。

結婚式は道教にのっとり、道士のもとで行われます。嫁が自宅から出る時、結婚式を終えた時などには、親族など集まった人々によって祝い歌が贈られるそうです。

チワン族(壮族)のイベント・祭りについて

中国系の祭事も祝いますが、チワン族は彼ら独自の祭事も行います。1月1日の正月、2月2日の土地公祭、3月3日に行われる「三月三」や、5月5日の端午節。9月9日の重陽節など、旧暦のゾロ目の月日に祭事が多く行われるのが特徴的です。

特に三月三は、春のお彼岸にあたり、先祖の墓参りを行います。その後、民族衣装で着飾った人たちが歌い踊る「歌節」を開催します。

この時歌われるのは、家や集落に伝えられる歌だけでなく、その場で即興的につくられるものもあります。また、この時歌われる歌は韻を踏んだものが多く、さらに、即興で返歌が返されるそうです。

チワン族が古来、歌や踊りなどの芸能に秀でていたことの証明ともいえるお祭りです。

チワン族(壮族)の民族的な由来は?

現在の広東省の原住民として知られているチワン族ですが、青銅器時代から彼らの祖先がこの地域で暮らしていたことが、出土品などからわかっています。

チワン族の祖先の中には、国家を築いた者もいましたが、巨大化する中華文明に次第に取り込まれていき、その多くは南の平野から北の山間部へと追いやられもしました。

現在中国政府によってチワン族として認められている者たちの中には、細かく分けると異民族になる集団が多く含まれています。彼らは、チワン族の同系異民族ですが、それぞれの自称民族名を持ち、言葉にも独特の方言を持つなどの文化的な違いを残しています。

現在のチワン族(壮族)たちが抱える問題は?

世界から秘境が消えていき、中国国内の少数民族たちの自治エリアなど、以前は立ち入りにくかった場所も今では立派な観光地です。

特に人気の高い山間部の棚田などは、多くの観光客によって荒らされることもあり、棚田を守るためと観光収入を得るための両面から、コンクリで固められた通路や階段が設けられるなど、環境破壊につながる動きもあるようです。

まとめとして

まるで仙人か天女のようだとまでいわれるチワン族の女性たちは、揃いも揃って歌や踊りもうまく、立ち居振る舞いも美しいそうです。

豊かな自然に囲まれ、毎日農作業に精を出すという彼女たちと、それを守る強い男たち。一つの完成した絵画か完結した物語のようなチワン族と彼らの村を訪ねてみませんか?

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