旅先での出会い~少数民族 ハワイ先住民(ネイティブ・ハワイアンズ)の暮らしを体験!

今も昔も日本人に人気の海外旅行先といえば、ハワイ。

そんなハワイがアメリカなのは知っていても、「ハワイはハワイだし」という気がします。それはアメリカ本土との距離の遠さのせいもありますが、ハワイの民族にも、その理由はありそうです。

ハワイ先住民(Native Hawaiians)にはどこへ行けば会えるの?

ハワイ先住民は、アメリカのハワイ島のほか、アメリカ本土のカリフォルニア州やネヴァダ州、そしてワシントンD.C.に比較的多く居住しているとされます。

アメリカ全体では、純血ハワイ先住民が14万人、混血ハワイ先住民もあわせると40万人あまりいるといいますが、全体の70%近くがハワイに集中しています。

アメリカであるはずのハワイを訪れても、なぜか「アメリカ?」というよりは「ハワイ!」なのは、そこで出会う人々の影響がありそうです。

ハワイでは、白人はマイノリティ。最も多いのがアジア系で、続いてヒスパニック系、そしてハワイ先住民族(ポリネシア系含む)という民族構成。すなわち、あっちを見てもこっちを見ても、比較的日本人が親しみを感じてしまう人たちが大勢いるのです。

ただ、ハワイ先住民の数は混血化が進んでいることもあり、減少傾向が強く、実際の純血は2%にも満たないだろうとされています。

ハワイ先住民の暮らしぶりをその目でみるためには、マウイ島内で、伝統的な先住民族の暮らしを守っている「カハクロア地区」を目指しましょう。

ハワイ先住民(Native Hawaiians)はどんな生活をしているの?

ハワイの先住民は、ほかのアメリカ国内先住民たちのように、独自の政治的権力を認められずにきました。同じハワイ内の他の住民に比べて、貧困や失業の確率が高く、収入や教育のレベルの低いとも報告されているそうです。

一部を除くと、多くのハワイ先住民たちの生活スタイルは、多くのほかのハワイ在住者と大きく異なりません。違っているのは、彼らが「ハワイ先住民としての誇り」を持ち、いつの日にか「ハワイの主権を取り戻す」ことを願っているところ。

一部のハワイ先住民たちは、自分たちの土地」として認識する場所を持っています。彼らはそんな土地を、アメリカ人(本土からくる白人)にも、そのほかの移民たちにも開発を許さない姿勢を貫いています。ハワイの自然はハワイ先住民たちの誇りであり、守るべきマイホームなのです。

ハワイ先住民(Native Hawaiians)は何を食べているの?

タロイモ(カロ)、豚肉、魚などを蒸したり焼いたりして食べます。

肉や魚はタロイモの葉で包んで蒸し焼きにして食べるのがハワイ風。これはラウラウと呼ばれるハワイ名物になっています。また、タロイモの練り物「ポイ」はオヤツ感覚。

最近ハワイでもてはやされる、アサイーボールなどは、あくまで最近になってハワイで考案された料理です。

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ハワイ先住民(Native Hawaiians)ってどんな服装をしているの?

イメージとしては、女性ならフラダンスの時のサンドレス。男性ならファイアーダンスなどの時の上半身裸に下半身にふんどしや腰巻スタイルが、本来の民族衣装です。

でも、現実的な生活では、ふんどしスタイルはさすがにありません。暑い国だけあり、女性はアロハな柄のドレス、男性はアロハシャツやTシャツに短パンといった服装か、そのほかのハワイ住民と区別のつかない普通の服装をしています。

ハワイ先住民(Native Hawaiians)の仕事は何を?

彼らは自分たちの土地であった島々を、アメリカによって植民地化されて奪われてしまいました。そしてそれらの土地の所有者は、その後移民としてわたってきたアジア人たちがほとんどでした。

彼らが経営する大規模農場や工場、ホテルやレストランなどで、ハワイ先住民たちは働いていることが多いようです。

普通にホテルスタッフなどとして働く例もあれば、フラダンスやファイアーダンスなどのエンターテイナーとして働く人もいます。

また細々とですが、ハワインアキルトなどの民芸分野で生計を立てている人もいます。

ハワイ先住民(Native Hawaiians)の恋愛事情と結婚事情について

本来のハワイ先住民たちにとって、結婚は一生ものであり、家族の絆はなによりも強いものでした。

そのため、結婚の儀式はハワイの暦で特別な日にしか行うことができませんでした。両家の一族が全員そろって誓い祝うのです。こうして、固く結ばれたカップルは、そう簡単には壊れることがなかったそうです。

ハワイ先住民たちは同じ民族間での結婚を好みます。でも現実としては、近年に入って混血化がすさまじいスピードで進んでいて、ハワイ先住民たち独自のスタイルは忘れられつつあるようです。

ハワイ先住民(Native Hawaiians)のイベント・祭りについて

先住民たちが伝統として行ってきたイベントや祭りではありませんが、ハワイ先住民たちのセレブレーションといえば、やっぱりコレでしょう。

「キング・カメハメハ・セレブレーション」は、カメハメハ大王の偉大さを讃える祭りです。

カメハメハ大王はハワイを統一してハワイ王国を興した、ハワイ先住民たちにとって、神さまのような存在。

「キング・カメハメハ・セレブレーション」は、この大王の生誕を祝うもので、大王の彫像に大量の花飾り「レイ」を捧げ、歌や踊りのパレードで盛り上げます。

伝統ある祭りではありませんが、伝統を受け継ぐ祭りであるのは確か。ハワイ先住民たちの輝くような笑顔と強い視線が印象に残ります。

ハワイ先住民(Native Hawaiians)の民族的な由来は?

ハワイ先住民はポリネシア系。つまり、ポリネシア人が海を渡ってハワイへと移住してきた、その末裔なのです。

最初にハワイへと渡ってきたのは、マルキーズ諸島のポリネシア人だったと考えられています。なんと今から1500年も前のことです。その後の1000年の間、ほかの島々からの移住者も訪れては、一部は通り過ぎ、一部は戻り、一部は住み着いていったのです。

現在のポリネシア系ハワイ先住民たちは、その純血性が薄れ、50%混血であれば、純血に近い先住民として認められるようになっています。

現在のハワイ先住民(Native Hawaiians)たちが抱える問題は?

純血ハワイアンの減少と進む混血化。これらがハワイ先住民の民族意識を高めている部分もあります。

アメリカ国内の先住民族たちの多くは、十分か不十分かは別にしても、それぞれ独自の権利を認められ、保護も受けています。ところが、ハワイ州のハワイ先住民には権利も保護も原則としてありません。

植民地支配の後、統治権を奪われたという歴史を持つハワイ先住民にとって、民族意識の向上はそのまま、統治権の要求や独立へと結びつきます。

決して優遇されているとはいいがたい状況であるだけに、ハワイ先住民の政府に対する不満の声は決して小さくないようです。

まとめとして

明るいフラダンス、力強いファイアーダンスやファイティングダンス。

ハワイ先住民のエンターテイメントからは、彼らの明るく強くたくましい民族性を感じ取ることができます。

観光で訪れる限り、私たちの目に映るのはそんな彼らの華やかな表側の部分ばかり。その裏側にある、植民地化された先住民族としての過去や傷つけられ、今も虐げられているプライドはなかなか見えてきません。

ハワイ先住民は、世界各地で「絶滅」が危惧される民族の一つには認識されていませんが、実際には、その純血性は非常な速度で失いつつあるという現実を知ると、ハワイに対する見方や、ハワイを訪れる時の興味の方向が変わってきそうです。

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