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泡パーティーだけじゃない! グルメもビーチも自然もたっぷり~イビザ島「Ibiza/Eivissa」/スペイン・バレアレス諸島
クラブ界では有名な聖地「イビザ島」。その全盛期は90年代だったが、今も世界一の大きさを誇るクラブや強烈な泡パーティー、水まみれパーティーなどで知られ、ヨーロッパのクラブシーンの発信地であることに変わりない。
イビザの魅力はそんな夜のパーティーライフだけにとどまらない。この島の魅力を世界に紹介した60・70年代のヒッピーたちが愛したのは、その天国のような自然と町並みの美しさと調和。それが、今もそこにある。
地中海の穏やかな陽気・完璧なまでの美しさを誇る自然・白壁の街並・華やかでぶっ飛んだクラブシーン、これらのすべてを享受できる天国に全身どっぷりとつかってみた。
クラブパーティー三昧の島
イビザの美しさを愛する人からは「クラブ優先」の紹介に批判の声があがる。それでも、イビザがクラブシーンの中心であることは間違いない。
イビザにはアムネシア、プリビリッジ、エスパラディスなど、数百人から数万人規模のクラブが勢ぞろい。それぞれに特徴ある音楽シーンを楽しめるだけでなく、真夜中過ぎに開催されるパーティーがとんでもなくスゴイ。
特にアムネシアの泡パーティーはその濃厚で大量な泡の放射に窒息しそうだ。特に小柄な人や酔っぱらっている人は注意しないと、滑って転んで踏みつけられて…。外に救急車が待機しているが、そのお世話にならないように。
リゾートのクラブだけに、ドラッグや性犯罪の温床となった時期もあったが、現在は取締りの強化や、クラブ経営者たちの尽力によって、かなりクリーンな雰囲気。明るく弾けて、毎晩寝不足間違いなしだ。
クラブミュージックの発信地
イビザのハイシーズンである夏には、世界中の有名DJたちが集まってくる。もちろん、クラブで回すためだ。
もともとイビザの音楽シーンのスタートは、イビザ独特のリラックス系伝統音楽やダンスに、ヒッピーたちが持ち込んだニューウェイブがミックスされたところにある。
現在の主流はハウスやテクノといった、まさにクラブミュージックだが、さすが万能イビザだけあり、轟音に耐えられない派や年配でものんびりとくつろいで体を揺らせるような、ビートルズや60’を中心とするクラブもある。寝る時間がもったいない人にピッタリな、ほぼ24時間体制でパーティーが続くハイパワークラブもある。
毎年、このイビザで人気を集めたDJとミュージックは、その後すぐにヨーロッパ各地のトップシーンでかかりまくる。ロンドンやパリのクラブで「コレ、よくかかるな」と思ったら、それはイビザ発の可能性が大。
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オーガニックなスペイン料理を味わう
イビザは美味しいものでいっぱいな島でもある。島で栽培されるオーガニック素材と同じく島の周辺で取れる魚介類を使ったスペイン料理は絶品。
観光客向けだけでなく、ローカルが集うレストランやバルがたくさんあり、ただでさえ狭い路地にはテーブルとイスが所せましと並んでいる。
観光客向けの有名店は英語が通じて便利だが、混雑するので予約が必要。ガイドブックに載らないような路地裏のローカル用バルなら飛び込み可なうえ、安くて量も多く大満足。レンタカーすれば、郊外の古農家風レストランなどを訪ねるのもおすすめだ。
世界一美しい夕焼け
アジアの楽園各地を堪能した旅人が、イビザを訪れて「ここが世界一だ」と納得するともいうイビザの夕焼け。
空と海は当たり前のようにオレンジから真っ赤に染まるが、それだけではない。街の白い壁もまたオレンジ色に染まっていくのだ。
ビーチからみても、街角で路地の隙間からみても、高台からみても、どの角度であってもすべてが夕焼けカラーに染まる景観は最高のシーンとなる。
子連れも年配ものんびり
クラブが、パーティーが有名な島だから、子連れや年配には不向き? いや、そんなことはまったくない。
多くのホテルは、ホテル内だけでのんびりと1日を過ごせる空間とイベントを用意している。子どもと一緒に参加できるプールパーティーなども多い。年配向けのスローヨガやダンスクラスなどのクラスを設けていることもある。
また、クラブにもホテルにも頼らず、自分の足、バス、レンタカー、または安くて手軽なタクシーを使って、郊外へドライブやピクニックに出かけたり、たくさんある入り江やビーチをはしごする楽しさ、船でアプローチする小島で優雅に過ごすという楽しみ方もある。
白壁・青い空・赤い花・石畳
イビザの旧市街地には、石畳の急坂、狭い路地、そして、白い壁に赤や黄色の花を咲かせた窓。そんな典型的なスペインの裏路地がたくさんある。
どっちを向いてどこを撮っても、絵葉書のような写真が誰にでも撮れる。安定した天候のおかげで、いつも青空に恵まれ、街歩きも最高に気持ちがいい。
クラブのパーティーは朝まで続き、夜遊びどころか朝遊びが過ぎると、昼間はホテルで寝ていることになってしまう。でも、それではもったいない。昼間に起きられないとしても、クラブの帰りに朝日を浴びる街並をそぞろ歩きをしたり、夕方の少し日が傾いた時間帯の静かなビーチと夕焼けを眺め、ランプが照らすレストランの路地に出されたテーブル席で軽食を楽しむ時間を持ちたい。
旧市街地ダルト・ヴィラ
サ・ペーニャと呼ばれるマリーナ地区と、坂道を上った高台にあるダルト・ヴィラ(旧市街)を合わせてイビザタウンと呼ぶ。
ダルト・ヴィラは、古い城壁に囲まれた白亜の壁と赤茶の屋根が集まるエリア。白い家の壁に開いた窓には、黄色や青の枠塗りが施され、そこから緑のアイビーがつり下がり、赤白黄色の花が色鮮やかに咲き乱れている。
華やかなクラブやレストランはなく、有名店もひっそりと歴史的建造物の雰囲気を壊さないように佇んでいる。お目当てのショップがあっても、見つけるのが難しいほどだ。
ダルト・ヴィラは高台にあるので、見晴しはいいが、歩き回ると足にくる。朝方や夕方の日陰ができたころの散歩がおすすめだ。あまりのゆったりとした時間の流れに、ここに住みたいと思わずにはいられない。貸室らしい看板に目は釘づけだ。
イビザ島は世界遺産
実はこのイビザ島、島全体が世界遺産として登録されている。「イビサ島の生物多様性と歴史地区」は、イビザ島と島を囲む自然と、島内に残る建築・技術などの文化の両方を合わせた複合遺産。
泡まみれになって踊っていると、この島が世界遺産? 「So cool!」といった感覚だが、昼間のイビザ島の素顔を見れば、納得。豊かな自然とそこに培われた歴史と文化は、今もしっかりとそこに息づいている。
セレブとばったり!?
マリーナには、超豪華ヨットやクルーザーが横付けされている。これらは、イビザに別荘を持つヨーロッパやロシアの富裕層や世界中のセレブたちが交通手段・宿泊施設としているもの。
レオナルド・ディカプリオやパリス・ヒルトンなどのハリウッドスターや、スポーツ界、経済界の億万長者たちがおしのびで、または家族旅行で島に滞在する。
クラブで泡パーティーに混じっていることこそなさそうだが、旧市街の歴史あるレストランや、街歩きショッピングで「ばったり」の目撃例はたくさん。
ランチを食べているその隣にスーパースターやスーパーモデルが! なんてことも起こりえる。
フォルメンテーラ島
イビザ島の南6kmの場所にある島で、人口1万人以下の小さく素朴な雰囲気が人気を集めている。イビザ島からは高速フェリーで30分。十分日帰りで訪れることができる。
イビザ島も自然遺産として登録されているほど豊かで美しい自然を持つが、フォルメンテーラ島を訪れると格の違いを知るだろう。
海はクリアブルー。砂浜沿いも岩場沿いも、これはホテルプール? と変な例えを思い出すほど透明でキラキラ。海の底の描かれた砂の波紋がくっきりと見えている。
フェリーピアから自転車かレンタバイクかレンタカーかバスかタクシーか、交通手段によって行けるビーチが変わってくる。どこも美しさでは文句なしだが、ピアに近いとそれだけ混雑する。
また、フォルメンテーラ島の目玉はやっぱり夕焼け。これを見る場合、日帰りの帰りのフェリーの時間に要注意。
また、ボートパーティーのフォルメンテーラ島行きに乗り込むと、ボート内では飲み放題食べ放題踊り放題、島内ではマリンスポーツのオプションもつく。
最後に
世に知られる「イビザ=クラブ」の図式も正解だが、それだけではないこともお分かりいただけたと思う。
ヨーロッパ発のイビザ行き格安航空機は、週末を寝る間を惜しんでパーティー三昧で過ごそうというパワー全開の若者でいっぱい。のんびり派、自然愛好派やグルメ派からすると、腰が引けそうな空気だが、心配は無用。現地入りすれば、それぞれが楽しめるアトラクションとスペースがきちんと待っていてくれる。
そこを訪れた人しか感じることのできない感動を、写真、動画、そして言葉で表現してみませんか? あなたの旅の話を聞かせてください。
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日本人、働きすぎです!
ほんと、気付いたほうがいいよ。今日のあなたに、日本に、仕事に、生き方に、満足なんかしていたら「必ず」後悔するよ!