タイの水かけ祭り「ソンクラーン」でズブ濡れになってみた

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はじめに

タイの正月「ソンクラーン」は水でお祝いします。

ソンクラーンは、大量の水をこれでもかとまき散らし、びしょ濡れになればなるほど、「いいね!」と判断されるお祭りです。

日本に正月は1度きり。でもタイには、西暦の正月、旧暦の正月、そしてチャントラカティの正月と、なんと3度もありますが、最も重要なのはャントラカティの正月のソンクラーン。タイ人たちは、ソンクラーンの時期が訪れるのを1年間、首を長~くして待っています。

そしてやってきたソンクラーンの日、タイは戦場と化すのです。辺りは血だまりならぬ水たまりでいっぱい、犠牲者は血まみれならぬずぶ濡れとなります。

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ソンクラーンの開催会場・開催日

ソンクラーンは、タイ各地で行われるほか、ラオスやミャンマー、そしてアメリカや日本などのタイ系寺院やイベント会場で、水かけ祭りとして親しまれています。

でも、やっぱり盛り上がるのは本場。首都バンコクでは、ファッションの中心地であるサイアムスクエアやシーロム周辺にはバンコク中の若者が集結したかのような人ごみができあがり。バックパッカーたちが集まるカオサン通りでは、ソンクラーンを狙ってタイへとやってきた外国人「ファラン」たちがやる気満々で臨戦態勢に入ります。

原則として、水かけは日没までですが、夜のRCA通りやパッポンなどの繁華街は別。「かけ合っているのは水ですよね? 酒じゃないですよね?」という天井を突き抜けた感のあるバカ騒ぎになります。バンコク市内の有名寺院などでも、仏事と近隣の住民や参拝客による水かけが行われていて、こちらは比較的小規模。人ごみが苦手な人や、びしょ濡れにならずにちょこっと参加を希望する人におすすめです。

また、チェンマイはこのソンクラーンが特別に盛り上がる地域として有名。それというのも、象の参加頭数がハンパないことと、この時期のチェンマイの熱さ(暑さ)もハンパないことが理由のようです。このほか、スコータイ、アユタヤ、パタヤなどでもそれぞれに迫力ある水かけ儀式が繰り広げられます。

ソンクラーンは本来のャントラカティ暦では月や太陽の動きとリンクするため、西暦上では毎年異なる日になりますが、近年は固定されて4月13~15日となっています。ただし、ソンクラーン前後10日ほどは週末を絡めてすでにお祭り化します。思わぬところで水をかけられる可能性があるので、覚悟しておきましょう。

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ソンクラーンの歴史

ソンクラーンは本来、天文学的に太陽の軌道が牡羊座に入ることを意味する「変化・移動」を示す言葉です。1888年にタイの旧暦チャントラカティが廃止されるまでは、純粋に新年の始まりを祝う日であり、先祖や家族を大切にしようという家族で過ごす日でした。

ところが、チャントラカティから西暦へと移ったように、タイ人の生活におけるソンクラーンの捉え方が変わっていき、次第に水を掛け合うことがメインのお祭りへと変化していったのです。

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※投稿記事とは無関係です。

正しいソンクラーン

本来のソンクラーンは、2つの儀式を中心としていました。それが「バンサクン」と「ロッド・ナーム・ダム・フア」です。

前者は既に亡くなった先祖たちをしのんで、家族で仏像のお浄めを行なったり、お参りに出かけたりします。仏像に水をかけて洗い清めたり、金箔を貼り付けて功徳を積み、祈りを捧げて過ごします。

後者では、離れて暮らす両親など目上の人やお世話になった方などを訪ねる年始参りのような儀式です。この時、目下の者は目上の人に対し、ジャスミン水などのいい香りの水を相手の手の平に注いで敬意を払います。

人々は正装して、いい香りの花飾りをつけ、花束を持ってお参りに出かけます。日本のお正月と似ていますね。

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現在のソンクラーン

現在のソンクラーンでも、お寺参りをすることもあれば、家族のもとへと帰省する人も少なくありません。ただし、ソンクラーンのメインイベントはもっぱら「水かけ」になりました。

この水かけ、仏像や目上の方の手を浄めたことなどから発展したといわれています。それにしては迫力ありすぎな気もするほどに、派手な楽しさは100倍アップです。

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ソンクラーンの楽しみ方

ソンクラーンはひたすら水を掛け合うお祭りです。水をかけることは攻撃でもなければイジワルでもありません。相手に対する敬意の表明です。この水かけはタイの法律でも許されています。

だから、水をかけられたからといって決して怒ってはいけません。そして、どんな形であっても水であれば、かけ放題の大無礼講なのです。そう、かけてナンボ、かけられてナンボ!

ソンクラーンのタイを歩くなら、水着かアロハが定番です。当然下着までグッショリになるので、その後カキーンと冷房の効いた場所へ移動する予定があるなら、着替えがないと風邪を引きます。

ソンクラーン中は、日中はひたすら水かけ合戦が繰り広げられます。ただし、原則として日が落ちて暗くなったら水を掛け合うのは一時休戦となるのが暗黙のルール。ただし、一部の盛り上がりすぎるポイントではエンドレスの闘いとなることもあります。

また、ただの水ではなく氷入りや冷却タルカムパウダー入りのものもあり、攻撃力アップしたものを見舞われることもあります。心臓が弱い人にはちょっと危険かもしれません。ただし、逃げ腰だとより襲われます。

注意すべき相手は子ども。彼らは遊びとはいえ大人を攻撃できるこの機会に容赦などしてくれません。また、西洋人たちもハイになって乱暴になっているのと、所有する武器がかなり強力で攻撃力が高いことから、要注意対象です。

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用意するもの

ソンクラーン時期のタイへ行って水かけに参加しないなんてもったいない話はありません。ただ、そこに出掛けただけでは、水かけの的にされるだけで終わってしまいます。それだけでも楽しいし涼しいし、敬意を払われまくったと喜べればいいのですが、ソンクラーンの水かけはそんな仏心で受け止められる程度を軽く超えています。

ソンクラーンでストレスを溜めずに楽しむのに。水鉄砲は必須アイテムです。ソンクラーンが近づくと、街中で売られているので手に入れるのは簡単。ピストルタイプの小型のものから、背中に水タンクを背負うバズーカのような大型までよりどりみどり。ただし、価格はお祭りということで高めなので覚悟しておきましょう。いつものような値引きも通じません。途中の水補給は屋台で水道水を10バーツ程度で売っているので、それを利用します。

また、ずぶ濡れになる以上、必須アイテムの一つに携帯電話・カメラ等のための防水グッズも上げておく必要があります。これらも街角でいくらでも売られていますが、やはり高いので、前もって用意しておくのがおすすです。

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ソンクラーンの見どころ

鼻から水をふきだす象たちのパレード、国別に正装したグループのパレード、地域のボーイ(ガール)スカウトなどのパレードなども、ソンクラーンの場合はお互いに水をかけ放題なので特別な盛り上がりをみせます。

ただ、水かけは参加するより見て楽しみたいという場合は、盛り上がるエリアや通りのホテルの部屋やレストランなどからの高みの見物としゃれ込みましょう。2階以上であれば、放水されることはまずありません。

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注意事項

ソンクラーン期間中は水に対することはすべて無礼講となっています。これは、言葉や習慣としてではなく、法律で明確に保護されています。そのため、ソンクラーン期間中に水が原因である被害にあっても、損害賠償の請求はできません。水の被害とは、濡れることだけでなく、水圧や衝撃で壊れたものも含まれます。

また、ソンクラーン期間中はお祭り気分プラス無礼講ムードが高まり、気分はハイになり、飲酒運転も増加します。一年で最も交通事故数と死亡者数が多いとまでいわれています。自分で運転する時だけでなく、交通手段として利用する場合、道ですれ違う場合も危険は隣合わせです。

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まとめとして

無礼講とはいっても、お坊さん(僧侶)・警察・軍人に対する水かけは禁止、屋台も油や火を使っている場合には非常に危険なので水鉄砲を向けてはいけません。

タイ人の間ではこれらのルールが浸透しつつありますが、観光で訪れる外国人たちの参戦が増え、そのマナー違反が指摘されています。ルール違反の水かけは警察沙汰になることを知り、楽しく水びたしになりましょう。

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