マヤ文明と太陽のコラボ!ククルカンの降臨に参加してみたら

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「ククルカンの降臨」は、マヤ文明と太陽のコラボレーションによる一大イベント。ククルカンとは、羽毛をまとった蛇神のことです。巨大なククルカンが年に2度、晴れた日限定で、天から地へと降臨します。

マヤに縁のあるインディオたち、そして観光客たちはその日、ククルカンの降臨を、そして空模様を気にしつつ、じっとその時を待ちます。

ククルカンの降臨(Kukulkan)の開催会場・開催日

ククルカンの降臨が見られるのは、ククルカンのピラミッド。ククルカンの神殿とも呼ばれ、マヤ暦を全体に組み込んだマヤ文明のエル・カスティーヨ(城塞)です。

ククルカンは、チチェンイッツアの古代都市遺跡群の中にあります。破壊されてしまったもの、調査不十分なもの、未発見のものなどなどを含めた遺跡現存物の中でも、このエル・カスティーヨは代表的建造物の一つで、マヤの最高神ククルカンに捧げたピラミッドです。

チチェンイッツアは、メキシコ・ユカタン半島のメリダの東100kmほどに位置します。有名観光地でもあり、空港もあるカンクンからツアーで訪れる人が多いようです。自力で行くなら、カンクンからバジャドリまでバスで2時間、そこから乗り合いバスかタクシー30分くらいです。

ククルカンの降臨が起こるのは、年に2回、春分の日と秋分の日。この2日間は、ククルカンの神殿の周囲がロープで規制され、観客たちが場所取りをします。でも実は、両日の前後数日間もほぼ同じクルルカンの姿を見ることができます。それもロープも監視員もなしで、ククルカン現象を目の前に貸し切り席状態なので、一人でひっそり見ようと思うなら、春分秋分の日をさけるのも一つの策でしょう。

また、お天気次第なイベントだけに、時間が許すなら数日滞在しておくと安心でしょう。

ククルカンの降臨(Kukulkan)の歴史

古代マヤの文明都市は9世紀ころまでにその大半が崩壊して無人化しました。マヤ人たちは、それぞれ北へ南へと移動していき、その地で次世代のマヤ文明を築いていきます。チチェンイッツアは、北部マヤの中心となった場所で、メキシコのトルテカ文明の影響を受けた複合的な文化を残しています。

ククルカンはマヤの最高神であり、マヤ文明の中心地だったチチェンイッツアにククルカンを祀る神殿が建てられていました。ピラミッド型の神殿はマヤ暦に従って建造されており、55.3m四方・高さ24m・一面91段の階段・最上部の神殿で構成されています。91×4(面)+1(神殿)=365日というマヤ暦を表現しているそうです。

ククルカンの内部には、マヤの神々を祀る神殿が、周辺にはセノーテ(泉)や生贄台なども残されています。

そしてククルカン。この蛇神の顔がピラミッド北側の階段の下に掘られています。春分と秋分の日の太陽が沈む頃、ピラミッドは西日で階段の影を映し出します。この影がククルカンの胴体となり、石造りの蛇神の頭と合体するのです。

ククルカンの降臨の見どころ

当然ククルカンの降臨現象ですね。

日が西に傾く4時頃、階段部分に細い影が映り始めます。段々と影の胴体が太くなっていき、階段下のククルカンの頭とマッチする胴体が現れるのは、4時半頃。

階段式ピラミッドの角の部分が蛇の波打つ体を表現していて、確かに巨大な蛇がピラミッドを伝いおりてきているように見えます。

途中で日が陰ると、ククルカンは消えてしまい、観客は意気消沈。再び日が差すと大興奮で盛り上がる、この繰り返しとなります。中には、祈りの歌を歌うグループもいて、興奮気味の観客たちは互いにもみくちゃにしあいつつも、神の降臨という特別な儀式が醸し出す雰囲気にのまれてしまいます。

5時を過ぎると、ククルカンの姿は消え、ピラミッド周辺も閉所時間。どこともなく再び現れた監視員たちが「さぁ帰れ」と案内を始めます。

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ククルカンの降臨(Kukulkan)の注意

普段は階段を登って最上段の神殿まで近づくことさえできるククルカンですが、ククルカンの降臨の日には、お昼頃から神殿の周囲がロープで規制されて近づけなくなります。

ロープの周囲には監視員が立ち、それから夕方のククルカン降臨の本番までの間に、徐々に人が集まってきます。

秋や春とはいっても、チチェンイッツアは非常に暑く、気温は当たり前に30度を超えます。そのため、早朝から場所取りをするような人はおらず、ククルカンの降臨現象が始まる1、2時間前でもまだ観客席には余裕があります。

ただ、ククルカンの降臨が始まると、人々の興奮度合いがアップして前へ前へと突進してくるため、確保したはずの場所に座っても立ってもいられなくなります。満員電車や人気イベントのようなもみくちゃ状態になるので、注意しましょう。

ククルカンの降臨(Kukulkan)の食べ物

少し離れた駐車場近辺などに売店があります。ただし、あらゆるものが、街の価格の3倍はする観光地価格。どうしても欲しいもの以外は買うべきではないでしょう。

ただ、非常に暑いので、アイスクリームやよく冷えた飲み物の誘惑には勝てないかも。

用意するもの

クルルカンの降臨を待つ間、地面に座っているように指示されます。一応まばらに柴が植えられていますが、ハゲているところも多く、座り心地はよくありません。敷物や小さな折り畳みの椅子などがあるといいでしょう。ただ、クルルカンが降臨するとそんなところに座っている余裕はありません。

また、陽射しが厳しいので、帽子や日傘といった紫外線と暑さの防ぎょ品も必須アイテムです。同じく、水や塩分の補給食品もお忘れなく。背中に塩が吹くほど汗をかきます。

クルルカンの降臨のイベント

クルルカンの降臨以外にも、現地のマヤ族の血筋を引くとされるインディオたちによる歌や踊りが、遺跡の隣で披露されます。

まとめとして

いわゆるフェスティバル的な祭りとは違い、こちらは天体現象に頼る儀式。お天気次第なところも大きく、現象として待ち受けるのがメインで、便乗的なお祭り騒ぎはありません。

もともとは生贄を捧げて太陽のパワーを授かるための大切な儀式です。1000年を超えてそこにあり続ける建造物と、変わらず地を照らす太陽のコラボによる一大イベントは、シンプルですが非常に感動的なものです。

太陽のパワー、蛇神のパワー、そしていまだ謎に包まれたマヤ文明のパワーを感じ取るのにピッタリなイベントではないでしょうか。

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