»旅を職業にしたい人募集中!旅を人生の中心にしてよりハッピーな生き方に!「詳細はこちら」
はじめに
世界一周中に海外各地で出会うさまざまな「食」。
おいしさに感激することもあれば、まずさに目を白黒させることもあります。
1.カイモッデーン~タイ
赤蟻の卵のスープ。「カイモッデーン」のカイは卵、モッは蟻、デーンは赤色を意味するのだそうです。赤蟻の卵を使った料理全般の呼び名ですが、タイではスープやオムレツ、サラダなどにアレンジされています。
タイの赤蟻はかなり狂暴で、手を出せばあっという間に噛まれるそう。それでも取って食べるだけの価値がある、タイのごちそうです。
味そのものは、タイのスープなのでおいしいのですが、卵のプチプチ感に対する好悪は意見が分かれるところでしょう。赤蟻の卵だと知らずに食べれば、「おいしいけど、これなんだろう?」ですが、知ってしまえば、もう見た目でヤラれ、先入観で「おいしいはずがない」と思い込んでしまう可能性が大。
実はこのスープ、ラオスでも食べられているほか、蟻の料理は南米にもあります。日本でも某有名タレントが、子どもの頃よく指でつまんで食べたと言っていました。イメージではまずそうですが、実はおいしいのかも。
2.バロット~フィリピン
アヒルの肉や卵を食べる国は世界に少なくありませんが、わざわざもうすぐ孵化するところまで育ててから茹でて食べる「バロット」はその見た目のゲテモノ度合ではピカイチです。
フィリピンでは滋養強壮食品として好んで食べられるこのバロット、とにかく見た目がグロいのです。殻を割れば、有精卵であることを証明する血管らしきものが巡る白身、そしてその中にアヒルのヒヨコが鎮座しています。うっすらと羽毛の生えたほぼ完成した姿を持つまで育てたものもあれば、まだしっかりとは形を成していないものもありますが、どちらにしても、もう黄身ではなくなっています。
食べ方は、まずとがった部分を少し剥いて、しみだしてくる汁を飲みます。次にカラを半分くらい剥き、ヒヨコ周囲の白身部分を食べていき、ヒヨコが現れると「おお!」といった感じにパクリ。
バロットを売る店では、孵化したばかりのヒヨコの姿揚げもよく売られていて、こちらもそれなりにグロテスクですが、お味は想像通りどちらもグッドです。
社会を捨て私たちと共に「旅人」になりませんか?
月収38万円~保障。学歴・性別・年齢・経験 問いません。旅が好きな人、旅人になりたい人を募集しています。
3.コピルアック~インドネシア
東南アジアでは濃厚な珈琲を好んで飲みます。「コピルアック」はその中でも特別に濃厚な風味を持つ高級珈琲です。
原材料は正しく珈琲豆ですが、途中で一つの過程を通り過ぎているのが特徴。その過程とは、ジャコウネコの体内なのです。コピは珈琲を、ルアックはジャコウネコの呼び名。
ジャコウネコはなぜか珈琲チェリーが好物で好んでたくさん食べるものの、完全には消化されずに、糞と一緒に排泄されます。これを集めて焙煎したのがコピルアックなのです。
珈琲チェリーはジャコウネコの体内で超高級豆へと変身。生産量がわずかであるため、その価格は驚くほど高いのです。
さて、お味の方は…確かに独特の香りが。
4.ワニのステーキ~タイほか
ワニは意外に世界のあちこちに生息しています。そしてその多くが害獣とみなされています。家畜や人さえも襲うことがあり、ワニの存在に喜ぶ人は多くありません。
ところが、そんなワニをわざわざ養殖して増やしている業者がいます。その目的はワニ肉の販売です。
タイをはじめとした東南アジアや、オーストラリアや南北アメリカの一部、アフリカなどで、ワニはステーキに変身しています。
姿焼きで出てくればかなりグロテスクですが、肉の塊となってしまえば、ビーフもワニも見た目に大きな変化はありません。そのお味は意外にタンパクでクセがないのだそうです。
5.ウミガメのステーキ~インドネシアほか
保護対象のイメージが強いウミガメもしっかりと食用となっています。インドネシアやニューカレドニアなど、ウミガメたちが自然に繁殖を続けている南の島では、ウミガメを使ったステーキやスープなどはちょっとしたごちそうです。
ワニと同じで、肉の塊として調理された後であれば、少し硬いもののそのタンパクな味は悪くありません。でも、さばいているところを見てしまうと、とたんに食欲は大きく後退してしまうでしょう。
また、個体数の減少とともに、保護活動が活発化しているので、そのうち食べられなくなる可能性もあります。
6.カエルのフライ~インドネシアほか
アジア各地でカエルは頻繁に食べられています。日本にも食用ガエルがいますね。
でも、日本では実際に食する機会は極端に少なくなりました。ほかの国々ではどうかというと、中国各地では市場でごく当たり前に売られていたり、東南アジアでも、食堂やレストランのメニューとして自然に載せられています。
串に体を貫かれて焼かれたカエル、こんがりきつね色に揚げられたカエルなど、値段的に高くもなく安くもなく、ごく一般的な価格の普通の食事として食されている様子を各地で見かけます。
そのお味はというと、特筆するほどおいしいわけでもまずいわけでもありませんが、平泳ぎの形に開いたあの足を見ると、やっぱり食欲は減退してしまいます。
7.犬の焼き肉~ベトナムほか
ベトナムだけでなくアジア各地で、犬だけでなく猫も食べられています。動物愛護団体からいくら批判されても、長年培われてきたその土地の食文化がそう簡単に変えられないことは、日本における捕鯨などからも想像できます。
でも、やっぱり犬や猫はペット。この焼き肉、実は犬なんだ。この鍋は猫だよといわれたら、その衝撃は言葉に表せそうにありません。
犬はとくにおいしいと犬食文化を持つ人々はいいます。おそらくおいしいのでしょう。でも、不味くあってほしいとさえ思ってしまうのは、偏った愛情のせいでしょうか?
8.ゴキブリのフライ~タイ
タイ・マレーシア・インドネシア・パプアニューギニアなどでは、芋虫、タガメ、ゴキブリの仲間なども立派な食材です。
日本でもイナゴ・蜂の子・ざざむしなどの虫を食べる地域があるので、芋虫やタガメを食べる国があるのは、なんとか理解できます。でも、食べたいかどうかは別の話です。
また、ゴキブリはどうでしょうか? 国によって多少の違いはあっても、ゴキブリを愛すべき虫だと考える国はありません。殺虫剤で退治する対象なのです。
そんなゴキブリがザルの中いっぱいに売られているのを見ると、ものすごい違和感を持ちます。「食べ物なの? 本当に食べるの?」と疑問をぶつけたい気持ちでいっぱいにはなりますが、試食してみたいと思ったことはありません。
9.ドリアン~タイほか
あまりの臭さに飛行機内への持ち込み禁止となっているのが王様の果実と呼ばれる「ドリアン」です。
栄養豊富で、特に精力アップに効果があるとしてタイではまさに王様たちが好んで食べてきたとのこと。タイのほか、中国南部やフィリピンなどでも食べられています。そのままだと発酵スピードが速すぎ、あまりのニオイで食べにくいことから、ドライフルーツにしたり、お菓子に加工されることもあります。
ジャコウの香りを持つことから「ドリアン」と名づけられたそうですが、ジャコウってこんなニオイ? でも実は、食べているとこのニオイがあまり気にならなくなります。人が食べたり持っているものは強烈にニオうのですが。
また、アルコールと一緒に食すると、胃腸の中で大暴れするそうなど、食い合わせが難しいので、ドリアンはあくまで単品で食べるようにしましょう。
10.ホンオ・フエ~韓国
「ホンオ・フエ」は、世界で二番目に臭い食べ物なのだそうです。
エイの身を壺に入れて発酵させると、アンモニアが発生して独特の臭さを持つ加工食品が出来上がります。地域によって発酵度合に差があり、都市部で食べられているホンオ・フエはさっぱりしていますが、本場の韓国全羅南道では、アンモニア臭がひどくて目にも鼻にもしみるほど。
韓国では高級珍味として扱われていますが、海外では受け入れがたい悪臭の食べ物として常に上位ランクにあげられています。
まとめとして
どんなに見た目がグロくても、ニオイが激しく不快であっても、食べてきた歴史を持つ人にとってはそれなりの思い入れがあるものです。
食文化を味比べするのは旅の楽しみです。お腹と相談しつつ、いろいろなゲテモノや変わりものにぜひ挑戦してみてください。
社会を捨て私たちと共に「旅人」になりませんか?
月収38万円~保障。学歴・性別・年齢・経験 問いません。旅が好きな人、旅人になりたい人を募集しています。