子連れ日本縦断自転車旅~愛媛県讃岐街道~雨上がりに見える風景

※写真:当サイト

スタートから51日目
愛媛県琴平から伊予小松
スタートからの距離1754km
今日の走行距離51km

本日の旅ノート

日本海側を走っていた時はず~と晴れていた。札幌から琵琶湖までの約40日間で雨に打たれたのはたったの3日だから、どれだけ僕らが天気に恵まれているのかがよくわかる。

だけど福井市から七里半越を越え太平洋側に来たあたりから乾いた風はジメジメとした風に変わり、空もどんよりとした日が多くなった。さすがに僕らの日頃の良い行いも梅雨には適わないようだ。

今日も雨の中、愛媛県伊予土居から西に向かって走る。びしょ濡れのレインコートからは僕らの体温によって気化された雨やら汗やらが、モクモクと白い蒸気になって頬を掠めていく。そして嫁はメガネが曇るから「ガラコ」が欲しいと後ろの方で騒いでいる。

国道11号線の脇を走る旧道讃岐街道は、車一台がやっと通れるほどの細道が続き、時頼子守り地蔵なんかが現れ僕らの旅の安全を見守ってくれている。

途中田んぼに挟まれたあぜ道を抜けると、風情のある商店街にたどり着いた。半分以上のシャッターが下りている商店街ではあったけど、どこか懐かしい匂いがする。昭和の匂いがする床屋の前では「三丁目の夕日」に出てきそうなレトロな形をした青と赤と白の有平棒がカタカタと音を立ててのんきに回っている。

床屋の向かいの時計屋では数十年前からそこに置き去りにされたままのような腕時計たちが埃をかぶったまま並んでいる。一瞬この商店街は昭和から時が止まっているのかと思い、その腕時計の針を確認してみたら、しっかり時を刻んでいた。

そんな商店街をのんびり漕いでいると、長女のユイが「ここ来たことあるかも!」と後ろで声を上げた。

長女は1年半前にバックパックを背負い2ヶ月ほど日本を一人旅している、その時に四国にも訪れたので、本当にここを通ったのかもしれない。記憶があいまいで、本当にここかどうかは分からないけど、長女もまた「懐かしい匂いがする」と言っていた。

商店街を抜けると、雨も止み、景色が明るくなっていた、頬に当たる風もうんと暖かい。

さっきまで霧に包まれて見えなかった石鎚山脈が左手に浮かび上がって見える、正面には雲間から差す光が帯となって、明日越える峠「東三方ヶ森」を美しく照らしていた。

濡れたレインコートから水滴を叩き落とし、ザックに詰め込んだ、そして今日一番の力でペダルを踏み、残りの佐貫街道を一気に走り抜けた。

出会った人

「旅館小松」でであった一人旅のお父さん、今年60歳になるのだが、今まで何をやっても中途半端に終わってしまう自分の生き方を変えようと、「日本一周歩き旅」に挑戦している人。まだ始めて間もないけど、今度こそ最後まで歩きとおしてほしいなぁ、と思う。

今日美味かった食べ物

「旅館小松」のしゃぶしゃぶ2人前!これが二皿ついてきてさすがに喰いきれなかった。お遍路さん向けに作られた飯だと思う。朝飯も良かったし、これで一人当たり1泊5500円なら文句なし。

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今日の宿

宿名:松屋旅館 4人 25300円 ビジネス旅館小松 4人 22300円

宿泊料金:平均23800円

雰囲気:小松さんの晩飯がものすごいボリュームで自転車乗りにはありがたい。お遍路さんがけっこう泊まりに来るみたいで飯には力を入れている。

人:親切

子供たちの一言と成長ぶり

ママ:(子供たちの成長ぶり)

伊予土居駅~伊予小松駅

自分たちが走り終えた日本地図を見せると、「もう、こんなに進んだんだ!すごーい!!」ととても喜んでいました。毎日見ているけど、子供たちが黙々と一生懸命走っている姿はとっても心がジーンとしてきます。

yui(長女):

琴平駅~愛媛県 伊予土居駅

今日は嫌な道だった。トラックは減速もしないし、もう少しでぶつかるギリギリをもうスピードで走るから最低だな。っと思った。パパが怒って「止まれーー!!!」って怒鳴るけどいつも逃げていくから弱虫。と思う。トラックの人は死んでもいい人生の人が多いのかなとも思った。夜ご飯は宿で食べた。おいしかった。

aki(次女):

香川県 琴平駅~愛媛県 伊予土居駅

今日は60キロ走る予定だったけど途中、キツイなーと思って50キロにした。50キロもきつかったし、後に足がフラフラした。今日の宿のご飯はとてもおいしかった。

今日のベストショット

※写真:当サイト

子連れ自転車日本一周ブログについて

旅のテーマ

子連れ世界一周の旅を終え最後に選んだ場所は日本。僕らの旅は楽しいだけじゃ成り立たない、いつでも「挑戦」というスパイスを加えて旅をより充実したものにする。

日本もだらだらと目的を持たずに旅をするのじゃつまらない。そこで選んだのが「北海道から沖縄県石垣市まで自転車を漕ぐ」という目標、それも子連れというわけだ。

小さな旅のルール

ガイドブックは持たない、インターネットで旅の情報を集めない、情報は旅先で出会う人々から手に入れる。

野宿はしない。必ず宿やキャンプ場などの有料施設を使う。これは旅をしながら稼ぐという経済的な面での挑戦。日本は安宿でも家族4人となると一日2万円近くになる、と思う。節約や交渉は大いにするけどね。

人との出会いを大事にする。それは人情味あふれる酒場、宿、商店などを好み、チェーン店や大型スーパー、コンビニなどを避けながら旅をするという事。

期間は長女の中学3年2学期が始まる前までにゴール。おおよそ2ヶ月。一日概算40km走行…無理はしない。

旅の様子

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