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興奮度120%! ダンスミュージックの世界へようこそ「トゥモローランド」(Tomorrow Land)/ベルギー・ボーム
2005年スタートの新しいイベント「トゥモローランド」は、某テーマパークを思わせるネーミングもあって、当初は一部で誤解を受けていたこともありますが、今では世界最大級の音楽イベントとして世界に知られるようになりました。
日本からも個人参加だけでなく、ツアーを組んで団体で踊りに行く人が増えているこのイベント。世界中から20万人近い音楽とダンス好きが集まるEDMフェスに成長した「トゥモローランド」をご紹介します。
トゥモローランドの特徴
EDMとはElectronic Dance Musicの頭文字。まさにノリノリのダンスミュージックの作り手と踊り手が世界中から大集合するイベントなのです。
ただしここには、ダンスミュージック以前に伝えておきたい「スゴさ」があります。それは、その会場の完成度。
世界中に野外フェスはたくさんあります。EDM系も少なくありません。でも、それらとトゥモローランドとが一線を画すのは、その会場の作りこみがハンパじゃないところです。
入場門を潜り抜ければ、やっぱりここってテーマパークか? と一瞬戸惑うかもしれません。でも、聞こえてくる音楽の種類とボリュームが違いすぎます。爆音でハイピッチな音楽が体の内側にしびれるような波動を伝えながら、会場全体に満ちています。もう興奮しっぱなし。
もちろん、一番重要なのは音楽なのですが、是非、細部にまでこだわった「ここはラスベガスか?」的な会場づくりにも目を向けてみてください。
トゥモローランドの開催会場・開催日
ベルギーの首都ブリュッセルから車で1時間ほどのボームが舞台となります。会期中、ブリュッセルからはシャトルバスが運行されます。
巨大な会場内には大小合わせれば20ほどのステージが作られ、ほかにも野外・簡易テント内の食事処、トイレ、休憩所などが作られて一つの街となっています。
トゥモローランドはさらに世界へと広がる動きを見せていて、現時点では、発祥地ベルギー・ボームのほか、アメリカやブラジルでも開催されています。
開催日は毎年7月の最終週末の3日間。チケットは単日のものや通しチケットなど数種類があり、ネット販売されますが、2015年は18万枚が1時間半で完全売り切れ御礼だったそうです。
チケットはプレミア化し、日本からは大手旅行代理店が入手する団体チケットで参加するのがもっとも手軽な方法だといわれています。
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トゥモローランドの歴史
歴史というほどの時間がたっていません。2004年にスタートし、2014年には10周年記念で2週連続開催を決行しました。
開催当時は1日のみの開催が2007年から2日間に、2008年には3日間になり、DJ数も数十名から数百名へと膨れ上がりました。当然来場者も爆発的に増え、数千人規模から20万人規模にまで成長しています。
さらに、運営会社が買収されたことから、開催地がアメリカやブラジルにも広がり、今後も拡大予定とのことです。
トゥモローランドのイベント
それぞれのステージで趣向を凝らした背景が作られているほか、ライトアップやからくりなどの仕掛けも満載です。
特にメインステージの凝りようはハンパなく、まだイベントが始まらず人の少ない朝のうちに接近してよく見ておきたいくらいです。
また、毎年テーマが定められ、それにそったデザインが導入されています。テーマが影響を与えるのは会場や音楽だけでなく、運営スタッフの服装やチケットのパッケージ、提供される食事に使われるカップや皿なども心にくい工夫がされているところが、さすがトゥモローランドといった感じです。
トゥモローランドの食べ物
これまでの参加者の声を総合すると、トゥモローランドでの食事には期待しないほうがいいようです。あくまで、「お腹が空いたから何か食べておかなければ」感覚で詰め込むフードばかり。
それでも、天気に恵まれ、音楽に煽られ、フェスの雰囲気に飲まれていれば、何を食べてもおいしいかも。
原則として飲食の持ち込みはできません。残念。
トゥモローランドの記念品
食事に期待できないとはいいましたが、そこに楽しみがないわけではありません。
原則テイクアウトなので、プラスチックカップなどが使われていますが、そこにもちゃんとトゥモローランドのロゴが入っています。ノベルティグッズとまではいきませんが、ちょっとしたお土産や記念品にはピッタリ。
ただ問題は、大混乱の会場で、ハジケきってしまう自分が、どうやってそれらのグッズを無事な姿で持ち帰るかにあるでしょう。
また、トゥモローランド内はキャッシュレスになっています。トゥモローランド内でだけ通用する電子マネーは「Pearls」と呼ばれ、「マジカル・ブレスレット」というアニメかゲームにでも出てきそうな電子マネーチケットにチャージして使用するのが一般的です。クレジットカードからも、現地の窓口でもリチャージが可能で、会場内のすべての支払いに使えます。
もう一つのおすすめが、ベルギーだけにチョコレートです。もちろんトゥモローランドブランドのシャレたオリジナルパッケージに入っているので、お土産に最適。お味のほうもこれなら安心です。
用意するもの
薄暗い穴倉のようなステージや夜のステージで大活躍間違いなしのグロースティックやレーザーは、現地で購入できます。
もう一つEDMフェスでマストアイテムとなりつつあるのが、国旗でしょう。盛り上がった面々がハンズアップする時に、それぞれの出身国の旗を掲げて踊るシーンがあちこちで見られます。
日本の旗は良くも悪くも目立ちます。取り出すタイミングがあるかどうかはその時次第ですが、一応ポケットに忍ばせておきましょう。
チケット入手と現地情報
トゥモローランドのチケットゲットは世界でもっとも取りにくいといわれるほどの難関です。2015年には90分で売り切れたといわれていますが、ほとんどの人は90分間サイトにつながることさえできずに終わっているのです。
仲間と協力して「人数」で対抗するか、多少の上乗せで転売に期待するか、または法人枠で購入している旅行代理店やそのほかの団体に潜り込むなどの方法が考えられます。
また、トゥモローランドは郊外の森林公園のような場所。周囲にホテルなどはなく、トゥモローランドが管理するキャンプサイトでテント泊、ロッジ泊、コテージ泊などが一般的です。
キャンプサイトは、トゥモローランド近くにドリームヴィルと呼ばれる専用の街の中に作られます。マーケットやカフェなどもあって快適、かつ、トゥモローランドの延長上の楽しい時間を過ごすことができると大人気。こちらもチケットが必要なので、トゥモローランドのチケットを購入できそうな時には、どのパッケージにするか慎重に判断しましょう。
それもだめならブリュッセルから通うこともできますが、シャトルバスが4000円ほどするためもったいないという声もあります。
一番の見どころ
通常3日間の会期中、15を超える会場で大物DJたちが腕を奮います。
特筆すべきは、彼らの持ち時間の長さ。クラブのようにDJの回転の速さで飽きさせないように工夫するようなことはなく、まさに「技」で観客たちを引っ張り続けるそのパワーに圧倒されます。
また同じDJが時間差で別のステージに立つことも多く、もちろんその内容はまったく違うもの。これだけでも、どれだけ贅沢なのか分かりますね。
さらにそれぞれのステージもテーマを持ち、アンダーグランウンド系、ハード系、テックハウス系、トランス系など得意分野を持ったり、有名DJチームがメインのステージ作りをしているDJパーティー系もありと、たとえ3日あっても、すべてのステージでダンスを堪能するには、かなりの体力が必要そうです。
まとめとして
夏のベルギーの田舎に、3日間だけ現れる夢の国。それがトゥモローランドです。そこに集まるのはセンスのいい音楽とやはりセンスのいい人々。トゥモローランドはいい男いい女が多いイベントとしても有名なのです。
会場では踊り狂ったあげくに、倒れるようにして仮眠している姿こそみますが、泥酔したり絡んだりといった姿はなく、フェスにありがちなゴミだらけ、トイレの長蛇の列といった問題もありません。
3日間だけの夢の世界でEDMに浸りきるチケットのお値段は約6万円。これを安いとみるか高いとみるかは、価値観の問題でしょうが、EDMフリークならば決して後悔しないだろうことだけは断言できます。
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